十二の詩《うた》 第二十三回
十二の詩 第二十三回
① 夢見る少女とひとかけらのイチジク。
② 魚釣りに来る客を付け狙う猫。
③ リュウグウノツカイに見る美しさ、その大きさに脱帽。
④ 地割れにて崩壊、世界の終わりが近い。
⑤ 嵐が来て皆を包み込む、真の恐怖はこれからだ。
⑥ 秘密が増える、明日を生きる、その全てに希望の光を。
⑦ パソコンが壊れた、修理に出した、修理費がものすごかった。
⑧ 新しいゲームを買った、三日で飽きた、昔はそんな事無かったのに。
⑨ 人知れず生きてきた、だがその生き方では実りが無いと気付いた、すでに時は遅し、全てを憎んで生きていくしかない。
⑩ 夢も希望も無いこの世界、そこにとどまることに精一杯、一歩でも前へ踏み出したら、奈落の底に落ちていく、人生の綱渡り。
⑪ 蛙が飛びつく柳、それを見て一句唱える歌人。
⑫ きのこが飛び出す、横目で確認、さらに凝視。
平成二十四年二月十六日 記す