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 照明が熱い。草臥れたシャツにベタついて、大変不快である。頭がぼんやりとしてきた。呼吸も浅く、音も聞こえない。耳鳴りはあるが、先程の曲の残滓もない。


 光は、どうだろうか。


 背面から照らす光は、白に近い橙色に光っている。熱気を帯びていて、恐らく陽炎のようなものもみえる。


 光は、どうだろうか。


 前から自分を照らす光は、目を細めていても入ってくる、まるで現実から目を背けるこの眼を抉るような、光が爪を持って瞼を切り裂くような。


 光は。


 今の季節は夏であろうか、はたまた冬だろうか。ステージの上は、そんなことさえ思い出させてくれない。


 光は。


 光は。


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