終わりなき旅
掲載日:2026/05/31
「旅は好き?加耶」
「うん!大好きだよ〜。お姉ちゃん!」
私はそこになんの迷いもなかった。
そしてその言葉は言霊となり、強く私の中へと溶け込む。
私は旅が大好きなのである。
「もうすぐ旅は終わる、そしたらみんなお別れだ。加耶」
「嫌だよ!お兄ちゃん。ずっと一緒に旅してたらいいじゃん!」
私は強く否定する。
理想を吐いても、現実は変わらない。
「みんな逝ってしまったな。よく涙をこらえてがんばって、えらいな。加耶」
「ずるいよ。私はただみんなと一緒にいたいだけなのに!お姉ちゃんもお兄ちゃんも先生も私の唯一の家族だから、、、ねぇ先生は居なくならないでね」
私はみんながいなくなって、先生から告げられて現実を認めて、そこでやっと現実に涙した。
「先生!遅いよ〜、待ちくたびれちゃった」
私の言霊は叶った。
最後にやってきた先生を迎えて、私たちはまた4人で旅を始めた。
そこは天国である。




