3話
本当に退屈しのぎだったと判明した現在、心の底から皇帝に腹立ってきた。イケメンだからって許されると思ったら大間違いだからね!?あと顔タイプじゃないし…!!
「退屈しのぎで呼びつけ、はたまた元の世界には帰れないと・・・・・・
なめてんのか?」
思わず、テーブルに足をかけて言い放ってしまった。行儀が悪すぎるし、パンツも見えそうだから慌ててソファに座りなおす。
「そんなバカ正直に言う人はあなたくらいですよ。言い訳くらい考えれたでしょうに。」
とカップに紅茶を注ぎながらセバスチャンが私に渡してしきた。あ、そういえばいたのね。影隠すのうますぎて存在を忘れてたわ。
「噓をつくのは良くないと思ってな。」
とお菓子をつまみながら皇帝は答える。言葉の割に態度がでかい気がするのは何故だろうか。
「帰れないのなら帰る方法を探せばいいだけだしね。その代わり私の言うことは聞いてもらうから。とりあえずつけま探しね。人間の国があるならそこにある可能性が高いから、今すぐに人間の偉い人に頼んで!!」
「人間の国の偉い人か…。誰か分からんな。セバスチャン、連絡を頼む。」
「承知しました。」
一瞬にしてセバスチャンは消えた。
セバスチャンが帰ってくるまでこの国の情報を集めることにした。
「皇帝なんでしょ?人間の国も制圧したんでしょ?なんで偉い人知らないのよ。」
と皇帝にイラつきながら聞く。
「私は生まれながらにして崇高な存在だからな。私より偉い人間はいないのだ。」
自分で崇高な存在って普通言えないけどね。偉いから知らないってなんだよ。子供か。だからさっきから悪びれがないのか。理解したわ。理解したくなかったけど。
「そんな説明では伝わらないですよ。」
と背後からセバスチャン現れた。背後から現れるのは、もはやこの国礼儀なのかもしれない。てか帰ってくるの早くない?ちゃんと探した?
「竜人王国は神の国とされているのです。神の国の王族のかつこの国の皇帝なので、本当に崇高な方になります。」
まじで超偉い人だった。私は先程から神に生意気な態度だったんですけど、殺されないよね?でも今その情報よりもつけまがあるのかが知りたいんだが?まぁ神さまならしいので、話を合わせて気になることを聞いてみる。
「人間たちを制圧したんでしょ?神に喧嘩売っていいものなの?」現に私は神に喧嘩売ってる分際なので恐る恐る聞いてみる。
皇帝がだるそうに
「人間たちにとってこの帝国の者たちは化け物扱いなのだ。人間以外認めたくないのだろう。だから私を怒らせないように人間たちから沢山の献上品が届く。いらないと言っているのだが…。そういえば君は私たちを怖がらないな。」
皇帝とセバスチャンをもう一度じっくり見てみる。2人も容姿端麗すぎるが、怖いという感覚はない。むしろ目の保養である。それよりも今はつけまである。
「綺麗すぎるから怖いんじゃない?てかセバスチャン!つけまはあった!?」また神(皇帝)に対して態度悪いが、もうすでに悪いし、我慢できなかったのでセバスチャンに聞く。
「つけまがないのか聞いてみたのですが、そのようなものは知らないとのことでした。」
と残念そうに伝えてきた。
どうやらまじでつけまが存在しないらしい。