プロローグ
俺達は今なろうブックという本屋に来ている。そう、もちろんラノベ漁りだ…あ、ちなみに俺の名は水谷尚也、中学3年生だ。「おーい、会計行くぞ」こいつは森歩夢でよく一緒に本を語り合う友である。今は受験が終わったからご褒美で3万もらって今みたいに趣味を楽しんでいる。「そろそろ帰るか」
自転車で一緒に走っていると、「嬢ちゃんひとり?今から遊園地でも行かない?」
「私パパがいい」
何やら悪い感じの人達に拉致られそうな女の子がいた
「歩夢、助けに行かないか?」
「でもナイフ持ってるぜ」
たしかに凶器を持ってる悪い奴相手に勝てるほど強くない、でもお人好しな俺はアイツらを見逃せない
「歩夢、警察に電話してくれ、助けに行ってくる!」
「お、お前!まじであぶねえよ!」
細い路地だし建物で暗くてあまり人目につきにくいから避ける自信はない、でも!
「お前ら!大人がよって集ってなにしてんだよ!」
「あー、誰キミ?大声出されたら怪しまれるじゃん!」
と言ってナイフを振り下ろす…が、俺は手の甲で受け止めて見せた
「って!」
そしてナイフを刺したまま後ずさるが今度はバットを3人組のうち2が持って走ってくる
「さすがに2人は無理だな」
その時、「ピーポーピーポ」
「お前達に逃げ場はない!武器を捨てろ!」
「クソさつが来た、子供は捨てて捕まる前にガキだけでも痛い目見せてやる!」
そう言って来たが2人はすぐに取り押さえられ残る1人も観念したかと思ってたが懐から銃を取り出し俺を撃つ…
「っ!」不幸中の幸い弾は1つしか入っておらず弾も肩だったので大丈夫だった
「確保ー!」
「尚也大丈夫だったか!」
「助かった、警察が来なければ死んでたな」
壁に身体を預けながら俺は言う、すると
「ありがとうお兄ちゃん!」
泣きながら俺を抱きしめた、俺は頭を撫でて「もう大丈夫だ」と言った
「でんわしてくれたお兄ちゃんもありがとう」
歩夢にも女の子に抱きしめられた
「いやー焦ったなー、銃持ってたし」
「だな」そう言うと
「尚也!人助けも終わったことだしさっき買った本一緒に俺ん家で読もうぜ」
「お前ゲームで言うお約束みたいに言うなよ」
笑いながらツッコムと…「ドカーン!」と、周りの建物が爆発し降ってくる
「まじで!」「言わんこっちや!」思わず目をつぶったが開けてみると、俺と歩夢、女の子だけ居るが
「どうなってんだ?」
「結界みたいなのがあるがこれのおかげ?」
すると
「尚也さん、歩夢さん、どうかこの私、魔王の幹部になってくれませんか」
ここから俺達の物語が始まった