登場人物紹介 その2
ヘラク 蟲魔人(甲虫型) 男 0歳
ディロが森林エリアに配置する魔物として初めて創造した蟲魔獣が進化した蟲魔人。
格闘戦、特に防衛戦が得意な盾職タイプの戦士であり、その拳は鉄すらも簡単に砕いてしまう。体表は非常に硬い甲殻で覆われており、生半可な攻撃では傷一つつけることができない。現森林エリア内の魔物の中で最強であり、有事には他の魔物達をまとめるリーダーシップを発揮する。
基本的に果物を好んで食し、大好物は今も昔も果物の王様ドリアン。しかし、ドリアンを食べた直後は周りから避けられ気味になるので最近ちょっと悩んでいる。
尊大な喋り方も態度も素のもの。どっかの主人とは違い、根っからの王気質なのだ。
メラ 蟲魔人(甲虫型) 女 0歳
ヘラクと同時に創造された蟲魔人。
ヘラクの唯一の番であり、王妃としてヘラクの蟲魔獣コミュニティに君臨している。他の多種多様な姿の蟲魔獣達は、大本を辿れば全てメラから生まれた個体であり、その蟲魔獣が更に繫殖することでコミュニティの拡大に繋がっている。
ヘラクとは対照的に戦闘能力は乏しく、回復系統の魔法に特化した治癒士タイプとなっている。
夫であるヘラクと同様、尊大かつ癖の強い笑い方をする。ただし、決してプライドが高すぎたり、性格が悪かったりするわけではない。寧ろ、他の魔物達とは良好な関係を築いている。
ヘラクと共にディロがアルファと共同で名前を考えるようになってから名付けられたので、某亜人系魔物衆のような悲劇から逃れることに成功した幸運な魔物。
モア エルダーフェアリー 女 0歳
ヘラクとメラの次に創造されたフェアリーが進化したエルダーフェアリー。
【光】と【闇】を除いた基本四属性を全てある程度扱える器用な魔法使いタイプ。
元々好奇心の強いフェアリー達の中でも一際好奇心が強かった。自由奔放な姿がよく見られるが、意外と常識があり、しっかり者な一面も持つ。
明るく、女の子らしい性格であり、噂話や面白そうな話題は大好物。ただ、さすがの彼女もルクハレに出向いた際のディロとアルファの惚気っぷりにはお腹いっぱいだったようだ。
ディロに、モアという名前の由来はヘラクの背に乗る姿を見て猛者という言葉を連想したからだという話を聞かされた時、アルファによる手直しがなければそのまま"モサ"と名付けていたと言われ、恐怖のあまり震え上がった。その後めちゃくちゃアルファに感謝したらしい。
アネモイ 嵐虎 女 0歳
もふもふ目当てでディロとアルファに創造された魔物の片割れである風虎が進化した嵐虎。
全身が美しい白緑の体毛に覆われており、常に風のオーラを纏っている。ただし、そのオーラは出したり消したりが自由であり、オーラを消した際のもふもふ度合いは自称もふもふマニアのディロを唸らせるほど。その結果、ディロから『モフリストブレイカー』というあまりにもあんまりな二つ名を与えられてしまった。
仲間達と喋ったり遊んだりすることはもちろん好きだが、一人でゴロゴロとする時間も好き。そのため、かなりの頻度でついてくるアインスのことはうっとうしく思っている。
最近の悩みは何かと求愛してくるアインスが自分の風のオーラを完全に攻略してきたこと。アインスは間違いなくSランク魔物としての能力の使い方を間違っている。アネモイは更なる進化による防壁の強化が急がれる。アインスぅ……。
ツキヨ 天狐 女 0歳
もふもふ目当てでディロとアルファに創造された魔物の片割れである妖狐が進化した天狐。
茶と金色が混ざり合った毛並みを持ち、そのもふもふ度合いは自称もふもふマニアのアルファを唸らせるほど。特に尻尾の手触りは極上らしい。
【火】系統の魔法や幻術などを得意とする遠距離攻撃タイプ。
ヨミに対して同族嫌悪しているが、傍から見たら息ぴったりであり、仲が良いようにしか見えない。
仲間達に見せる優しい一面と、敵と見なした相手に一切容赦しない苛烈さを併せ持つ。ちなみに、ヨミはギリギリ仲間判定である。
妖狐だった時もできない訳ではなかったのだが、天狐になってから特殊技能として《変化》を習得したことで、基本的に獣人に近い形態に《変化》して過ごすようになった。完全に人に近いアラクネに進化を果たしたヨミへの当てつけである。
ヒナ、ミズキ、モクト、キンジ 妖狐 (左から)女、女、男、男 0歳
ツキヨと同じタイミングで創造された妖狐達。
同タイミングで創造されたツキヨに従うことに対して思うところは特にない。寧ろ、嬉々として仕えている。ツキヨからの待遇も良く、上下関係はあれど、いつも和やかな雰囲気である。
どうしたらツキヨとヨミが仲良くなってくれるのかと頭を日々悩ませており、実はツキヨに内緒で四人だけで週一で会議を行っている。議題はもちろんツキヨとヨミの距離を縮める方法についてなのだが、未だに有力な案は出ていない。構想段階で成功している場面を思い浮かべることができないのだ……。
ヨミ アラクネ 女 0歳
ブラックスパイダーという蜘蛛の魔物から進化したアラクネという魔物。上半身は黒髪の美しい人間の女性に近い容姿をしているが、下半身は完全な蜘蛛の姿となっている。
自らの子どもであり配下でもあるベビースパイダーによる物量押しや、自分の糸や毒を使った戦いが得意である。ベビースパイダーによる殺傷も含めれば、実は彼女が現在ディロのダンジョンで暮らす魔物の中で最も侵入してきた冒険者を殺している。
ベビースパイダーは普通の蜘蛛と相違ないため簡単に殺されてしまうが、現在進行形で増え続けており、その中にはブラックスパイダーに進化を果たした者もいるので実質的に戦力は増加している。当然、ブラックスパイダーに進化した者は自らベビースパイダーを産むこともできる。
ツキヨに対して同族嫌悪しているが、傍から見たら息ぴったりであり、ペアで行う戦闘訓練ではヘラク・メラペアに続いて二番目に相性が良かった。独特な訛りの喋り方の長髪魔物娘という若干キャラが被っている点も正直気に入らない。
アレキサンダー 人族 男 19歳
ある時突然現れた冒険者界の超新星。Aランク冒険者パーティー『救世の翼』のリーダーを務めている。
金髪の超絶イケメンであり、彼の爽やかな風貌と人の好さがにじみ出る振る舞いは多くの女性を虜にした。帝都ヴァレシナには当然のように大規模な非公式ファンクラブがあり、ルクハレでも滞在二日目には小規模なファンクラブができあがっていた。ヴァレシナの他の男冒険者達も最初は嫉妬から色々と絡んでいたが、実際人柄すら良過ぎたがためにお手上げ状態となり、数日後には何人かファンクラブ内で見かけるようになっていた。彼には尻の貞操に注意してもらいたい。
まだ冒険者となってから数年だが、パーティーメンバーが全員勇者である『救世の翼』は実力も人気もあり、尋常じゃない早さでAランクまで駆け上がった。
非常に勘が鋭く、大抵の事は勘だよりで何とかできてしまうため、依頼達成率は驚異の九割越え。達成できなかった依頼も的確な状況判断の下に撤退しており、有益な情報を冒険者ギルドに持ち帰っている。そのため、冒険者ギルドからの信頼も非常に厚い。
リタ 人族 女 16歳
Aランク冒険者パーティー『救世の翼』の魔法使い。亜麻色の髪をサイドテールにしたパーティー最年少の少女。
明るく騒がしい性格で、パーティー内ではムービーメーカー的な存在。
ただ、積み重ねてきた経験はまだ乏しいため、パーティーを勘違いから振り回してしまうこともしばしば。そんなおっちょこちょいさも兼ね備えたなんだかんだ周りから可愛がられる系の女の子である。
この若さでAランク冒険者という経歴からもわかる通り実は超絶エリート。農民出身の元村人にもかかわらず、魔法に関して驚異的な才能を見せた。その結果、基本的に褒められてばかりだったためにかなり気の強い自信家に育っている。それでも自分が認めた相手の指示やアドバイスはしっかりと聞くので、そこまで性格に難があるというわけではない。ただ、逆に自分が認められない相手ならば立場なんて関係なく突っかかるため、貴族のお坊ちゃまやお嬢様とは非常に相性が悪く、彼らからは嫌われ気味である。
タイガ・トドロキ 人族 男 21歳
Aランク冒険者パーティー『救世の翼』の武闘家。大和之国出身であり、古武術"真拳道"の使い手である。
黒髪を角刈りにしており、大きな体も相まって非常に厳つい見た目となっている。一見怖そうに見えるが普段は温厚な性格であり、意外にも『救世の翼』内で最も常識人だったりする。
しかし、実は強敵と戦うことが大好きな戦闘狂であり、強敵との戦闘時は興奮から性格が豹変する。ただ、彼が好きなのはあくまで強敵との血沸き肉躍る死闘なので、大勢の雑魚を相手取るような戦闘はあまり好きではない。そのため迷宮調査よりも高難度クエストを好み、時間がかかる上に強い敵が中々出てこない迷宮調査にアレックスが行こうとすると必ず一度反対してくる困った奴。
子どもが好きなのだが、その厳つい見た目と豪快な喋り方のせいで可愛がろうとしてもよく泣かれることに悩んでいる。
ミーシャ ホビット 女 29歳
Aランク冒険者パーティー『救世の翼』の斥候。ドワーフとエルフの混血から派生したと言われるホビットという種族の女性である。
ホビットの種族的特性で顔立ちは幼く、身体はチンマリとしているが、実はパーティー最年長。ただし、あまり年の話に突っ込むと半殺しにされるので注意だ。
冒険者をしている時間も最も長く、過去にパーティーメンバーを全員失うという経験もしている。そんな彼女の持つ知識はクエストや迷宮調査中に頼られることも多い。
『救世の翼』に入った経緯は、パーティーが壊滅し、仲間を失い、失意のどん底にいた時にアレックスにスカウトされたから。冒険者を引退することも考えていたが、アレックスの熱心な勧誘に根負けした。
現在はある程度吹っ切れ、楽しく冒険者活動ができているが、もう仲間を失いたくないという思いから無意識的に危険な役目を引き受けようとする癖がある。
ドミニク・ビューロー 人族 男 41歳
数少ないSランク冒険者の一人であり、Sランク冒険者パーティー『屈強な牙』のリーダー。
スキンヘッドで目つきが悪く、体も筋骨隆々だが、めちゃめちゃ親切な良い人。休暇時には高齢者の手助けをしている場面が頻繫に見られる。
Sランク冒険者の中では実力は下の方だが、勇者でもないのにSランクまで上がった努力の天才。
『屈強な牙』は『救世の翼』とは対照的に、才能よりも努力で冒険者としての階級を上げてきた長年の経験と磨き上げられた技術が魅力的なパーティーである。
若手の育成も行っており、新人冒険者達からも人気である。
好きなポーズはサイド・チェスト。
マックス・ブラウン 人族 男 39歳
Sランク冒険者パーティー『屈強な牙』のパーティーメンバーであるAランク冒険者。
ドミニクと同じく筋骨隆々なマッスルボディだが、髪型はモヒカンである。
趣味は観葉植物を育てることで、自宅では一株ごとに名前を付けるほどの可愛がりぶりを見せたりする。
ドミニクと同じく後進の育成も行っており、優しく丁寧な指導で一部の層から熱狂的な人気がある。ルクハレの冒険者ギルド内でモヒカンの冒険者を見かけたら彼の影響を受けたと見てまず間違いないだろう。
好きなポーズはサイド・トライセップス。
ブルーノ・エンダース 人族 男 38歳
Sランク冒険者パーティー『屈強な牙』のパーティーメンバーであるAランク冒険者。
ドミニクと同じく筋骨隆々なマッスルボディだが、髪型はリーゼントである。
『屈強な牙』で唯一の妻子持ちであり、休日は家族サービスをする良いパパ。ちなみに奥さんは元冒険者ギルドの受付嬢。当時、奥さんの方から猛アプローチした。現在も夫婦仲は良好である。
ドミニクと同じく後進の育成も行っているが、新人冒険者達を我が子と重ねてしまい、感情移入してしまう癖がある。
好きなポーズはモスト・マスキュラー。
ヒロキ・アカバネ 鬼人族 男 49歳
ディロとアルファがデート時に立ち寄った扇子を売る露店の店主。
一見気のいいただのおっちゃんだが、その正体は大和之国でも一二を争うほどの大商会、赤羽商会の会頭であるという裏設定を持つ。現在赤羽商会の経営は自分の息子達に任せており、自分は趣味である骨董品・特産品集めに大陸中を奔走している。また、大和之国では扇子コレクターとして周知されるほどの扇子マニアでもあり、出向いた街で自分の収集した扇子を売ることも趣味としている。
アルファが気に入った扇子は実はヒロキが特にお気に入りだったものの一つであり、戯れで店の中に並べていただけで本来は売るつもりはなかった。しかし、一目でその扇子を気に入ったアルファの審美眼と二人の人の好さを気に入って売ることにした。金貨百枚で売っていたが、実際は白金貨十枚はする逸品だったりする。
現役の商人だった時は冒険者の護衛もつけずに移動し、魔物と遭遇すれば己の拳で粉砕していた。実はかなりの猛者なのである。
長々と語ったが、再登場の予定は今のところ特にない。
門番 人族 男 43歳、44歳
この作品では珍しい本当にただのモブ。
ディロ達にフォレストドラゴンの存在を警告した。
今日も元気に働いているぞ!
※ちょっとした小話なんですが、この作品では「世界」や「星」という表現をすることは少なく、「大陸」と表現することが多いです。ですが、この世界において大陸というのは一つしかありません。かつて地球上に存在した超大陸パンゲアに近いものだという認識ですね。よって、この作品内で「大陸」という表現がされたら、それは「世界」という認識でオッケーです。ただ、ほとんどの人間種族は海の向こうがどうなっているのか、何があるのかなんて知りません。魔物とかも出るので逃げ場のない海は危険ですからそもそも行ってみようと思うことが基本的にありません。では、なぜ「世界」という表現をしないのか。これはメタ的な話になりますが、物語の可能性を狭めたくないからです。あくまで大陸が存在しないというだけで、島や小規模な陸地は存在しますからね。本当にどうなるかまだ決まっていませんが、もしかすると何らかの形で作品の中に大陸外のどこかが登場するかもしれないですよ。
※めちゃめちゃどうでもいい話をします。『屈強な牙』の妻子持ちはブルーノだけですが、ドミニクもマックスもかなりモテましたし、現在もモテます。彼らが彼女ないしは奥さんを作らない理由は自分が冒険者である以上いつ命を落とすか分からないという理由からです。冒険者という職業は日常的に死と隣り合わせである以上、家族が残され、路頭に迷うことも少なくありません。ドミニクもマックスも、もし自分に何かあった時に相手を悲しませるという理由から決まった相手を作らないのです。ちなみに、ブルーノが妻子持ちの理由は奥さんの猛アプローチに折れたからです。奥さんは当時もう毎日のようにプロポーズしていました。最初は丁重に断っていたのですが、日に日に押され、最終的にブルーノ側が折れました。それ以降ブルーノは冒険者として稼いだお金を自分の娯楽にほとんど使わず、貯金や家族のために使っています。現在、コツコツと貯金したお金はかなりの額に上り、そのおかげで仮にブルーノに何かあったとしても家族が路頭に迷うことはありません。
閲覧ありがとうございました!
今回は登場人物紹介その2です。第二章で登場した新キャラはまだいるのですが、現時点で情報を開示できるのはとりあえずこれで全員です。もちろん、故意的に隠している部分もありますので、彼ら彼女らのもつ経歴や能力がここに書かれていることで全てというわけではありません。その辺も今後の展開をお楽しみください。
さて、次回から第三章なんですが、すいません!今月リアルでやらなきゃいけないことがあまりにも多すぎるので一週間ほど時間をください……。更新を楽しみにして下さっている方がいらっしゃいましたら、本当に申し訳ないです。八月になったら今よりは時間ができるはずですので、更新ももう少し安定するかなと思います。改めて、本当に申し訳ありません。
最後になりますが、広告下側にある【☆☆☆☆☆】の欄の星を押してポイントを入れて応援していただけると嬉しいです。
感想・ブックマークも含めてわたくし武介にとって大きな力となりますので、どうぞよろしくお願いします。
また、誤字・脱字があればご報告お願いします。
次回の更新日は【8月1日(土)】です。
※すみません。三章開始までだけ少し時間をください。定期更新頻度を三日から一週間に変更するわけではありませんので……。
ではでは!




