異世界召喚されたそうです
永久機関を題材にしたお話です。
気が向いたら更新します。
2xxx年 x月x日
その日、地球上の人類は驚きと歓喜に湧いていた。
これまで不可能とされた人類の命題「永久機関」が完成されたからだ。
永久機関、エネルギー変換効率が100%を超え、200%にとどいた
まさに、神の力の発露というべき、大発明。
「そんな素晴らしいものを作ったのがこの俺、「朝樹 梨紅」な訳だ。(ドヤァ)」
「何ばかなこと言ってるの、、、そんなすごいもの作って世界に公表したはいいけど
誰にも使わせないで、自分の研究のためにしか使わないクズ野郎でしょ、アンタ」
「うるさいぞ⁉︎」
「はいはい、さっさと学校行かないと、また企業の人たちに捕まるわよ」
「あいつらホントしつこいんだよ」
「アンタがさっさと、永久機関出せばいいでしょ」
「どこぞの馬の骨にうちの子を差し出せと⁉︎」
「ほらさっさと行くよ」
「ヘイヘイ」
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〜梨紅の家から約5000m先〜
新しく造られている途中の高層ビルその屋上に全身黒尽くめの男が
スナイパーライフルを構えて連絡を待っていた。
『……準備はできたか?……念の為、いつも一緒にいる女も殺せ。
我らが神の領域に土足で踏み込んだ愚者に裁きを降すのだ。』
「………報酬はいつものところに沈めておけ」
たったそれだけ言って男はトリガーを引いた………
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「⁉︎……ここは…?」
「う、う…ん」
「おい⁉︎大丈夫か?美紅?」
「う、ん…あ、リクだー えへへ〜 だいしゅきだよ〜 リク〜」
「おい⁉︎お前なんか変だぞ⁉︎ホント大丈夫か?」
「………ハッ⁉︎え、嘘⁉︎ こ、これは夢……よね?」
「盛大に恥ずかしいこと言ってたが、夢じゃないぞ。」
「そのと〜り!ここは夢では…『イヤーーーーー////!!!』………」
「忘れなさい!今私が言ったことは今すぐ忘れなさい!」
「あの〜、お話を聞いてくださ……
「お願い!忘れて!わ〜す〜れ〜て〜!」
「うん、分かった。とりあえずそこですごく重要そうな話してる人の話を
聞いてあげて?あと、忘れません!」
『イーーヤーーーー////////!!!!!』
「お願いだから話を聞いて〜」
「忘れなさい忘れなさい忘れなさい忘れなさい忘れなさい忘れなさい忘れなさい忘れなさい忘れなさい忘れなさい忘れなさい忘れなさい忘れなさい忘れなさい忘れなさい忘れなさい忘れなさい忘れなさい忘れなさい!」
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10分後
「え〜、主に美紅さん。落ちつきました?」
「…………は…………い………」
「こほん、今回ですねー、梨紅さんが作った永久機関がある宗教の教えに背いている、ということで、殺し屋にあなた方2人は殺されました。ホントご愁傷様ですね〜。しかしですね、梨紅さん、あなたが奇跡的にも永久機関を使って異世界に行く方法を研究していたおかげで、異世界と永久機関に奇跡的な回線ができて、尚且つ、奇跡的にもその異世界にて勇者召喚が行われたため、異世界に転移できちゃう訳です。しかも奇跡的に異世界にて行われた召喚の儀式の手順を間違えたため、召喚場所が東に20kmぐらいズレているためあなた方はいきなり、山奥に召喚されてしまうのです。しかし、それが奇跡的にも私が珍しく真面目に仕事しているときに起きて、主に面白そうだからという理由であなた達にプレミアムな手助けを神の権限であげようと思いま〜す!!!!!」
「「長い!まとめて!」」
「つ、つまりですね〜、奇跡的にもあなた方は異世界に転移できちゃう訳です。」
「ちなみに、どんくらいの確率なの?」
「1回の奇跡が大体100回に一回ぐらいの確率なので
単純計算で10のー10乗くらいですね!」
「「 …………… 」」
「しかも、異世界召喚の儀式の発動自体が奇跡11回分くらいの
奇跡なので、その分も考えると今回は10のー20乗くらいでしょうか?」
「い、1垓分の1……の確率……」
「the ご都合主義! それでは異世界にいってらっしゃ〜い♡」
こうして、俺たちは異世界転移にまきこまれた(?)のだった。
次回!
「永久機関は万能でした!」
次があったら見てくれよな!