新たな仲間との顔合わせ
「それじゃ、上に行くか」
はなちゃんは俺たちをビルの中に連れていこうとする。
「おおおおい、待って待ってはなちゃん。このおっさんは?」
「あぁ、そいつか、紹介しよう。私の父の道家剛だ。悪いが今の戦いはお前達の実力を知るために試したものだ。」
「ちっ、そういうことか。」
「おい、はな!父さんをそいつ呼ばわりとはどういうことだ!」
おっさんが悲しそうに嘆いた。
はなちゃんの案内で俺たちはエレベーターに乗り最上階の15階までやってきた。そこには、1本の長い廊下と左右と奥に1つずつ扉があった。
「このフロアには部屋は3つある。1つ目はエレベーターおりて右手にある会議室。2つ目は左手にある待機室。3つ目は奥にある署長室だ。お前達は署長室によったあと待機室にいる他のメンバーと合流してもらう。」
はなちゃんはそう言い廊下を真っ直ぐ進み、奥の扉を開けた。
そこにいたのは、長い髭の老人だった。老人と言っても彼から感じるオーラは熟練の格闘家のようだった。
「師匠!?」
驚いたのは俺だった。俺は小学生の頃、家の近くにあった山によく通っていた。体を鍛えるのが好きだったからだ。
師匠に出会ったのはその時である。ある日俺は、家でのこぎりを見つけ、試し斬りしたくて山に入ったのだ。
その時のことである。茂みの中から猪があらわれた。猪は俺を見ると一直線に走ってきた。もう少しで突進するという時に助けてくれたのが師匠である。師匠は薙刀の達人で山篭りしながら己を鍛えていたそうだ。
それから俺は中学の2年生まで師匠に薙刀を教わっていた。
「かっはっは、親しいなひろよ」
「お前、署長と知り合いだったのか。」
はなちゃんは珍しく驚いている様子だった。
「なになに、ひろはワシの弟子じゃ。して、ひろよ。お前の幼なじみの嬢ちゃんが連れ去られた件じゃが、今のお前なら余裕じゃろ嬢ちゃんを迎えに行ってやれ」
師匠は俺にそう言い、雪代の方を見る。
「雪代の嬢ちゃん。ひろをサポートしてやってくれんかの。」
「承知いたしました。」
「かっはっは、いい返事じゃ。では道家の娘よ。2人を残りの4人に会わせてやれ」
「わかりました。春宮、雪代ついてこい。」
はなちゃんは署長室をでると待機室の扉を開けた。
そこには、4人の少女がいた。
1人目は金髪ロングの眠そうな女の子だ。見た目は小学生のようだが、能力持ちということは高校生以上なのだろう。芸術のような美しさだ。あ、寝た
2人目は、茶髪の軽くパーマのかかった髪の毛の胸の大きい女の子だ。年上のような気がする。ややタレ目で優しそうな人だ。美少女というよりは美人という感じだ。
3人目は、赤い髪であった。赤い髪は正直はじめてみた。その髪を左右に2つにまとめている。要するにツインテールだ。その髪色髪型と会うような活発そうな雰囲気の美少女である。胸は…触れないでおこう。おっと一瞬殺気を感じた。
4人目は、白髪ショートの何を考えているのかよくわからない女の子である。スタイルはモデルのようで、正直俺の中では1番のタイプである。
てか、女の子しかいないのかよ!全員美人だし!
「紹介しよう、金髪の寝てるやつがアリサ=イゼルリア。起きろ」
「むぅ…眠いぃ。」
「自己紹介しろ。アリサ」
「はぁ、私はアリサ好きなことは寝ること。よろしくね。スヤァ…」
…。
「そして、茶色いのが花鳳優里。」
「よろしくお願いしますね。」
「あぁ、よろしく。」
「で、赤いのが鮫島蓮。」
「ちょっと、赤いのって何よ!…はぁまぁいいわ、よろしく」
「よろしくな」
「で、白いのが白木美空。」
「………よろしく?」
「お、おう。よろしく」
最後に先生は俺たちを紹介した。
「お前達はこれから同じチームのメンバーだ。信頼関係を築くため近々同じとこに住んでもらうからよろしく。」
「「えぇー!」」
俺と鮫島の声が合わさった。
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