表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゲームのGMと思った? 残念!異世界管理人でした!!  作者: 黒野されな
2章 戻れない『日常』と正すべき『日常』
21/155

移動と召喚 その1

今日は救済メールも無い為、行動範囲を広げるべくリリアナらが住んでいる村…いまだに正式名称が不明だが村に名前はあるのだろうか?

まぁ、それは些細な問題だ。

その村から通じる道の先にオースという町があるそうだ。

といっても村長らとの会話の中で出てきただけで明確な距離も方角も不明。


本来なら知っている人に聞いた方が間違いも無いだろう。

聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥という言葉もあるくらいだ。


それは時と場合による。

持論になるが、初めての挑戦の時や自身が持てない場合、失敗が許されない場合は聞く方が無難だし確実だろう。

だが逆に、社会人にとっては自分で調べ、見聞を広め理解を深め、その上で自分で判断するという事も非常に重要な事だ。

今回については行動範囲を広めるのが目的であり、範囲が広がれば良いので失敗という言葉が当てはまらない。

用は時と場合によって自分で判断しろ、ってことだ。

私は誰にお説教めいた事を書いているのだろうか?


まずいつものように『透明化』『無音』『非接触』を発動させ村へ転移する。


転移先がセーブでもされているのだろうか、出た先はあの廃れた教会だった。

現地時間にして8時前…教会には誰もいない。

自分で置いた神像が割れたステンドグラスから入った日光で輝いている。

これも今気づいたが神像のモチーフは自分のアバターじゃないか…つまり今まで「私に祈れ」と言いまわって居たのか…恥ずかしい。

自分が生きるための『信仰』だから…まぁ、うん、切り替えていこう。

それに明らかに廃れた協会に新品の像…これは早く教会の修理も進めて貰ワなければいけない。


村の出口に向かう。

出口までの途中にあった畑では村人が畑の手入れを行い、牛の世話をし、羊を散歩させている。

教会に誰もいないのは納得だ。

そうだ、田舎のじいちゃん家に行ったときには鶏の声と共に起きて、太陽が沈んだらもう家に帰っていた。

この村ではとっくに勤務時間が始まっていたのだ。

いわば祈りは朝礼、学校で言うならホームルームだろうか。


遠目にリリアナの一家が畑の世話をしているのが見えたが今日は特に声を掛けることは無い。

精力的に働いている所を見るともう心配する事も無さそうだ。

何やらゲントが羊の世話をしつつ、リリアナの近辺をウロチョロと…子供の恋路を邪魔するつもりは無いがあれでは好意がバレバレでは無いか…。



村の出口には簡易的な門が建てられていた。

丸太の柱に梁を掛けただけの最低限レベルで看板や装飾も一切無し。

せめて村の名前くらいあれば記憶もしやすいのだが…


この出口からまっすぐ伸びた農道?山道?

木が伐採され、踏み固められただけの地面が長いこと続いている。

村長曰く徒歩で5日、恐らく日の出から日の入りまで…1日約10時間ほど歩くと仮定して…人の徒歩は時速およそ5km。

単純計算なら1日50kmでそれが5日なら250km?そんなに離れてるの?

何でそんな秘境に村があるのよ…。

途中に山や迂回する大きな川とかあるのかもしれない、仕方ないかマッピングしながら進むしかない。


とりあえず村が見えなくなるくらいまでは隠れて進もう。

召喚獣を呼び出すにしろ私は隠れていても、呼び出したら見えてしまうだろう。

念には念を入れなければ…。




― ― ― ― ― ― 



村の門から歩き始めて30分…そろそろ良いかな?

周りは既に森の中…というより樹海と言っていいのではないか。

濃厚な緑の香りに鳥の鳴き声、虫の羽音、木々のざわめき…なんともリラックス出来る環境ではないか。


それではそろそろ実験も兼ねて召喚獣を呼び出してみようか。

疲れはしないが隠れて歩くのもなにやら気疲れしたような気持ちになる。



では召喚獣に関する設定を簡単に書いていこう。

まず召喚獣は職業に関係なく、一定の条件を満たした者が呼び出し可能なしもべである。

獣…と表記されるが、一概にそうでもなく鳥や虫、神獣、精霊…ドラゴンなども可能である。

召喚には決められたランクがあり、上位ほど強く、知能が高いが呼べる数が少なく、下位ほど弱く頭が悪いがたくさん呼べる。

当然これも一例であり、弱くても頭がいいやつもいれば強くても頭が悪く制御できないのもいる。

ランク分けはこんな感じ。


       強さ     数      基礎レベル

ノーマル : 雑魚    最大100    1~10

R    : それなり  最大50     10~20

SR   : けっこう  最大10体前後  20~30

SSR  : 強い    最大で5体前後  30~40

UR   : 超強い   最大で2体程   50~



という感じだ。

ちなみにそれぞれの強さには召喚者のレベル分の補正が入るため、レベル1の召喚したURとレベル100の私が召喚したノーマルでは余裕で勝ててしまうだろう。

以上、ヘルプによる召喚獣の説明でした。


はいそこ、ソーシャルゲームじゃねーか!という突っ込みは想定内です。



呼び出すなら忠誠心が強く、騎乗出来て、かつ命令を聞けるおりこうさんなやつが望ましい。

今回は移動がメインなので強力なURランクを出しても問題無いだろう。

リストの中には"神獣"やら"魔獣皇"、"堕天"など厨二心を擽られる名前が多数ある。


風よりも速く駆け抜ける馬…いや、この際空を飛ぶのも一興だな。

何より飛んでいればたとえ見られても召喚獣が壁になり私自身が見られずに済むという打算もある。


それならばドラゴン系一択でしょう。

高位のドラゴンは頭が良く人語を解し、飛べるのは当たり前で戦闘能力が高い!というのがファンタジーの鉄則。

作品によっては義理堅かったり、ツンデレだったり…少なくとも裏切るようなキャラはほぼいない。


よし、『黙示録の赤き竜』。これに決めた。

やっぱりドラゴンは赤が王道。


黙示録って聖書だろうか?

原案は知らないが設定的にURに置かれていることから最強クラスには間違いないでしょ!


では早速…『召喚』!

短いですが、キリの良いところで。

評価いただけると小躍りします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ