砂漠渡る雪
ただなんとなく、悲しくみられてる気がする
柱の陰に隠れていた友達は
いつの間にか大人になっていた
じゃあ、私はどこに行ってしまったの
幾千万の星の光が
いつも頭上で輝いているのを忘れて
テレビとパソコンなんて捨ててしまった
通帳と印鑑も、立場も居場所も
全力投球で捨ててしまいなさい
猿の後ろから兎が刀を持って追いかけてきた
布団のなかで一生暮らしたいなんて
ここは避暑地でそばがおいしい
やだやだ。年はとりたくないわね。
胸の鼓動が興奮から不安に変わったの
まだ干からびずに、蒸発せずに