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第十四部
・・・暗くなった学校って薄気味悪い・・・
と、女子なら誰でも思うだろう。
え?お前は?だって?
んなもん怖いに決まってんじゃん!!
怖くなさそうにしてるだけだよ!
「うぅ・・・」
「・・・わぁっ!!」
「ぎゃあっ!!」
「バッカでwwびびってんの?ww」
「っさい!//」
「大丈夫だ。俺がいる」
そういって差し出された手は私の体温よりもすごく冷たかったけど、心の温もりが手から伝わってきた。
そんな気がする。
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一年教室は3階。
よって、下まで降りていく事になる。
カツッカツッと階段を二人で降りる。
・・・ガタンッ!
階段を踏み外してしまった。
「おわっ!」
「わっ!おいっ!」
・・・私の少し前を歩いていた國分は、私の事を抱き留めてくれた。
「・・・見られてないな」
「うん」
「大丈夫か?」
「・・・何とかね」
「・・・お前ちっさw」
「・・・はぁっ!?」
國分の身長165cm。
私の身長156cm。
その差9cm。




