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第8話 自業自得

 《千葉県》

 その上空

『バタバタバタバタ…』

 自衛隊の大型輸送ヘリコプターのチヌークが2機、どこかに向かって飛んでいた

 チヌークの機内

「予想以上に奴らの数は多く、侵攻も速い…!

 降下後、ただちに目標を攻撃する…!」

 上官らしき自衛隊員は言う

 そして、チヌークの後部の扉が開く

「よし…!

 総員、降下…!」

 ホバーリングをするチヌーク

 そのチヌークから垂らされたロープ

 そこから、次々と自衛隊員達が降下していくのだった


『シュュュ…!』

 最後の自衛隊員が降下し終わる

 すると、次の瞬間であった

『ボンッ!』

 チヌークの1機が何らかの攻撃を受け、爆発に包まれる

「クッ…!」

 操縦桿を強く握り締め、機体は安定させようとする操縦士の自衛隊員

『ピピピピ…!』

 鳴り響く警告音

 後方部のローターに攻撃を受け、機体の安定感を失い、そのまま機体を回転させながら、チヌークは墜落していくのだった

『ボンッ!!』

 轟音と共に、爆炎が立ちのぼ

「作戦行動をめるな!」

 自衛隊員の一人がそう叫ぶ

 その声を聞いた自衛隊員達は、田園地帯を突き進んでいく

 だが、次の瞬間

『ババババ!!』

 無数の銃撃が自衛隊員達を襲う

 目の前に居たのは、小銃を構えたキョンの超生類ちょうせいるいの大群であった

「!?」

『ババババ!!』

 慌てて、自衛隊員達も小銃を構え、迎え撃つ

 自衛隊員達と、キョンの超生類ちょうせいるい達は、銃撃戦を繰り広げる

 しかし、次の瞬間であった

「イヤーッ!」

『ドゥンッ!!』

 鉄パイプを手に握り締めてた一匹のキョンの超生類ちょうせいるいが、そんな雄叫びを上げながら、空から襲い掛かり、鉄パイプを地面に振り下ろす

 その衝撃に吹き飛ばされる自衛隊員達

 そして、そのキョンは更に自衛隊員達へと向かっていくのだった

 鉄パイプを棍棒のように操り、自衛隊員を次々と薙ぎ倒していく

 鉄パイプで銃弾を弾きながら、自衛隊員の腹部を叩き付けたり、頭部を殴打したり、足を掬ったりして…


「怯むな!

 撃て!

 撃て!!」

 自衛隊員の一人が叫ぶ

『ババババ!』

 交戦を続ける自衛隊員達

 しかし

『グサッ!』

 自衛隊員の身体を、刃物が貫通する

 抜かれていく刃物、ゆっくりと倒れていく自衛隊員

 そこに居たのは、長槍を持ったキョンの超生類ちょうせいるいであった

「次から次へと…!

 超生類ちょうせいるい共が…!」

 そう呟く自衛隊員

 長槍を持ったキョンの超生類ちょうせいるいは、襲い掛かるのだった


 一方、後方では、迫撃砲による支援砲撃が行われていた

『ドゥンッ!

 ドゥンッ!

 ドゥンッ!』

 次々と放たれる迫撃砲

 だが、次の瞬間だった

『ボンッ!!』

 迫撃砲の隊員達が、砲撃に遭う

 そして、それを皮切りに

『ボンッ!

 ボンッ!

 ボンッ!!』

 次々と迫撃砲が降り注ぐのだった

 倒れた自衛隊員達

「何故…

 何故、超生類ちょうせいるい達が迫撃砲を…」

 自衛隊員の一人はそう呟き、息絶えるのであった


 穏やかな田園地帯は、至る所から黒煙が上がり、激しい戦場と化していた

『ババババ…!!』

 小銃を放ちながら、次から次へと攻め込んでくるキョンの超生類ちょうせいるい

 自衛隊員達は、その激しい銃撃に倒れていく

 更には

『スパッ!!』

 日本刀を持ったキョンの超生類ちょうせいるいに、首を切り落とされる自衛隊員

『ドサッ…』

 戦場の至る所で、自衛隊員の遺体が転がっているのだった

「ハアハア…

 我々は負けるのか…」

 その惨状に表情は恐怖で震え、思わず後退りをしながら、自衛隊員の一人は小銃を構えることをめ、そう呟いた


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