表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私は魔導図書館の司書です。  作者: 黒銘菓
魔導司書の督促は比喩無しに命がけ

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

14/15

マープルさんと督促に行こう6

 今日は短めです。申し訳ありません。

 「ホントにごめんなさい。危うく名状しがたい何かに引き摺り込まれるところだったわ……」

 蛸の足の中から救出されたのは一冊の魔導書とそれを借りたラブさんだった。

 「もしかして、読んでしまって体調不良や後遺症が……暴走はそれが原因?」

 「いえ、読んでてあまりにも面白くて、うっかり三日徹夜してしまい、強制的に眠らされました。

 正直、結構快適でした。」

 「蛸足のベッドなんて、中々無いけど、良いらしいわね。」

 「そうなんですか?」

 「いえ、言ってみただけよ。」

 「……うふふ、ごめんなさい。

 ラブさん。私達司書は大なり小なり本と縁があって、こうして仕事をしているわ。

 本を読んでくれること、とっても嬉しい。

 けれど、ね。あくまでそれは無理の無い範囲での話。睡眠時間を削って、命を削ってまでやることじゃないわ。

 安らかに眠れる日々があって、起きられる日々があるのなら、その日の中で、是非読書は堪能して頂戴。」

 「わかりました。」

 「一睡も出来ない日々や、痛みで起きられない日々があると、折角だからキリの良い所まではせめて読んで終わりたいという衝動に襲われます。

 けれど、そうじゃないなら、自分を労わってください。」

 眠れない日々があった。

 起きられるかと怯える日々があった。

 痛みでベッドの上で苦しみうめくだけの日々があった。

 逃げるために本を貪っていたことがあった。

 でも、そうじゃないなら、本は、ただ楽しいものであってほしい。

 「ご迷惑、おかけいたしました。返却します。」

 「はい。ありがとうございます。」

 「ありがとうございます。」


 ラヴクラフトコメディを知る人は、減ったのでしょうね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ