ワラウヒ
ほっといてほしかった
批判しないでほしかった
あの子を失ったあたしのかなしみ方を
なんでみんなに評価されないといけないというのか
最弱のさいきょう星人は野原を駆け回ったんだよ
なんでも出来たんだよ
滑り台だってひとりで滑れた
手を離すのは不安だったけど
なんでも出来るあの子が誇らしげだった
進んでゆけ
草の飛ぶスピード
前へ
ぽーんっ
笑顔をくれた
あたしも笑顔をあげた
笑顔になった
自然に笑顔がいっぱいになった
最弱星人と
あたしに挟まれて
川の字じゃなくてノ・|
最弱のさいきょう星人は
嬉しそうな・になってころころしてた
命をいっぱいにはらんだ体を揺すって
ころころしてた
ころころしてたのが
突然ぐにゃりとなった
あたしの腕のなかで
土みたいにかたくなった
あの子にさよならして
笑顔になったあたし
誰にも理解はされなかった
慰めたがりのじじいに
わかってたまるか
泣かせたがりのばばあに
わからせてたまるか
ただ一緒に思い出して笑ってくれる
最弱星人だけいればよかったのに
みんなにわかってもらえなければ
田舎では生きてはいけないよと
あいつは言った
誰にも
わかられてたまるものか
田舎カプセルを割った
音を立ててて
踏みつけた
☆.·゜゜·★·゜゜·.
今日はワラウヒと決めた
何があってもワラウんだ
羊さんが道路で轢かれて潰れてた
内蔵も血の色もあたしとおなじ
それがしあわせ
あっはは
時はすべてを解決する
あたしは壊れた田舎カプセルからころげ出て
今ここにいる
ここにいて
あの子を思い出し
笑ってる




