プロローグ2
今回はプロローグ1の続きなので少し短めです。
それではどうぞ。
「はぁ、流石に疲れた。」
拠点に戻ってきた俺は回復ポッドに入りながら体を癒す。
だが、まだログアウトは出来ない。なぜなら報酬を使わねばならない!義務である!
ずっと気になっていた「引き継ぎチケット」をまずは確認してみよう。
・引き継ぎチケット(装備):次の章に進むのに装備を全て引き継ぐことが出来る。
・引き継ぎチケット(スキル):次の章に進むのにスキルを一つ引き継ぐことが出来る。
という事は、俺はスキルが1つ、特質強化と固有スキルが二つずつ、そして装備を全て引き継ぐ事ができるようだ。
これは後ほど決めよう。ここでリセット要素とはなかなかに熱くなってきたじゃないか!
まず、それぞれの拡張粒子をピストル型の注射器にセットし、腕に適当に打ち込み合計レベルを引き上げる。
その後、左手にある腕時計型のデバイスを起動する。これはレインフォースの一部であり、自分の今のステータス確認やスキルセットを行うことができる。
今のステータスがこれだ。
--------------- STATUS ----------------
プレイヤー: 銀宵
状態:健康
合計強化レベル:10(残り枠10)
身体強化レベル:2(Exp 50)
速度強化レベル:1(Exp 0)
知力強化レベル:1(Exp 0)
技術強化レベル:1(Exp 0)
特質強化レベル:5(Max)
合計特質レベル:10(残り枠10)
スキル:筋力強化2
スキル:視覚強化1
スキル:精密照準2
固有スキル:『超光速』
装備品
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まずは特性強化のレベルを上げ、新しいスキルをセットする。
今回の報酬の3つのA級強化溶液のうち2つと、余っていたB級の強化溶液を同じようにピストル型の注射器にセットし使う。その後に腕時計型デバイスを使って強化レベルを引き上げる。
ステータスはこんな感じになった。
--------------- STATUS ----------------
プレイヤー: 銀宵
状態:健康
合計強化レベル:13(残り枠7)
身体強化レベル:2→5 (Max)
速度強化レベル:1(Exp 0)
知力強化レベル:1(Exp 0)
技術強化レベル:1(Exp 0)
特質強化レベル:5(Max)
合計特質レベル:15(残り枠5)
スキル:筋力強化2
スキル:視覚強化1
スキル:精密照準2
固有スキル:『超光速』
固有スキル:『健体』
装備品
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まず、身体強化を最大値まで上げた。理由は『超光速』の発動時間を特質強化との相互作用で最大まで延ばす事と発動中の身体へのデメリットを消す為。これにより発動時間を10秒から30秒まで延ばすことができ、リキャストタイムも3分に短縮された。
さらに今まで発動中はレインフォースが身体機能を維持するのに100%の力を使いパッシブスキル以外のスキルを使うことが出来なかったが、それもなくなった。
そして、新たにセットした固有スキル『健体』は全異常状態耐性という破格の効果により、『超光速』終了後に「全てのスキルと固有スキルが10分間使用不可」というデメリットが「3分間アクティブスキルのみ使用不可」に変わった。
これは「全てのスキルと固有スキルが10分間使用不可」というデメリットが異常状態と判断されたためだ。
ソロには辛いデメリットが多々あったがそれが抑えられたのは最高の結果だ!
続いては、「引き継ぎチケット」を使っていこう。
まずは決まっている特性強化と固有スキルと装備だ。
・特性強化:「身体強化レベル:5」と 「特質強化レベル:5」
・固有スキル:『超光速』と『健体』
------------------ EQUIPMENT -----------------------
・頭部:黒いサングラス
・上着:黒屍蜘蛛のジャケット
・インナー:黒屍蜘蛛のシャツ
・ボトムス:黒屍蜘蛛のパンツ
・靴:黒屍蜘蛛のブーツ
・アクセサリー 右手:黒屍蜘蛛の腕輪
・アクセサリー 左手:黒屍蜘蛛の腕輪
・メイン武器:打刀 銘『宵銀』
・サブ武器:小太刀 銘『誘』
・サブ武器:Desert Eagle Mk.XXX .50AE
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黒屍蜘蛛というは第3章の中ボスの一体でこの装備はとても軽く、動きを阻害しないので気に入っている。防御力も悪くない。それにスキルも付与されているがそれはいずれ紹介しよう。
そして最後が問題だ。スキルは物凄い数持っているのでめっちゃ悩む。
そうだな…..。
..........2時間経過。
「う〜ん……これにしようか。」
・スキル:「常在戦場3」
このスキルは危険察知、気配察知、感覚強化の3つのスキルのそれぞれレベル3が統合されている
「よし!出来た!!」
これで全てのチケットも使ったから今日はログアウトして寝ようか。
「あ〜、今日は最高に楽しかったな。おやすみ。」
この時の俺は起きたらあんなことになっているとは思ってもいなかった。
次話から物語が進んでいきます。