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鬼嶋の鬼  作者: 悠志
18/20

十八 襲撃

「クソ!こっちもダメか!」


 頬をピクッとさせながら、鬼熊さんは目の前に横たわっている車を睨んだ。台風の影響なのか、通路が殆ど瓦礫や横転した車で塞がっていた。

 その度に酒呑童子が退けて進んでいるのだが、量が多すぎる為正直言って時間がかかり過ぎている。


「このままでは時間ばかりが過ぎてしまう!」

「天邪鬼ならもうとっくに中央公園に向かっているだろうな。私達も急がないと」

「無茶言うな、いくらわしでもこの強風の中これだけの瓦礫を撤去するのは骨なんだから!」


 相当手こずっているみたいだな。まぁ、ここにはめったに台風は来ないし、ここまでの規模の台風が来たのは初めてだったから。地震対策はしていても、台風対策までは行き届いていないからな。


「それはそうと杏ちゃん、お客さんのお出迎えの様だ」

「みたいだな」


 目の前の瓦礫を撤去し終えた途端、赤と青の2色の身体をした大柄な鬼と、全身が赤茶色をした小学校高学年くらいの小さな鬼が立ち塞がってきた。


「ほほぉ、他所の鬼どもまで来ていたのか」

「だが、所詮は下っ端。わしや杏ちゃんの敵じゃない」

「そうだな。お前はそこで待機していろ。戦いたいという衝動が沸き上がっても絶対に戦うな」

「あ、ああ」


 鬼熊さん、なかなか痛い所つきますね。確かに、余所者の鬼の姿が見えた途端、ボコボコにしてやりたいという暴力的衝動にかられました。

 とは言え、酒呑童子からも鬼側に来るべきではないと言われたので、暴力的衝動を何とか抑え込んで大人しく待っている事にした。小鳥遊さんも背負っているし。


「んじゃ、速攻で行くか」

「おうよ。あ、親父さんから頼まれた事があったんじゃったな」

「父さんから?」

「実は今回の一件でうまく立ち回れたら、正式に免許皆伝、晴れて一人前にしてあげると言ってくれてたぞ」

「ちょっと待て!?そんな話聞いてないぞ!」

「抜き打ちだからな。なぁに、去年の魔鏡事件を見事解決したのだから、親父さんも杏ちゃんの事は高く評価しているし、もう一人前と言ってもいいそうだ」

「で、これが最終試験だというのか?」

「そうなるな」

「あぁもう!」


 突然の抜き打ち試験に、鬼熊さんは少し嫌そうにしながらも目の前に立ち塞がっている鬼の大群を、鬼切丸とお札を使った術で次々と倒していった。それにしても、木の箱に一体どのくらいのお札が入っているのだ?明らかにキャパオーバーな気がしなくも無いのだけど。


「あの箱には特殊な術が掛けられていてな、見た目によらずお札なら最大百万枚は収納できるようにしてあるんだ」

「えぇ」


 まるで青い猫のロボットのポケットみたいだな。まさかあの箱の中、四次元空間になっていないだろうな。


「一応聞くが、あの箱を作ったのって」

「わしだ。300年前にな」

「あぁ、やっぱりね」


 というか鬼熊さんの家って、鬼切丸と言い、お札を収納している木箱と言い、鬼が作った道具を使いまくっているじゃない。


「鬼と陰陽師が協力関係にあるから成せる事だ。わしもかつては敵対していたが、当時の鬼熊の党首と本気の戦いをした事がきっかけで仲良くなってな、以来友好関係を築いているんだ。わしもあれ以来、悪さをしなくなったんだ。いやぁ、あの頃のわしは若かったからな」


 そりゃ、千年以上生きているのだからかなり御歳を召しているでしょう。アイフォンを使うなど、かなり現代社会に汚染されている気がしなくもないけど。


「さて、わしも戦うとするか。わし等鬼が世を蔓延る時代はとうの昔に終わっている。今更出しゃばろうとする連中を掃除しないと」


 そう言うと酒呑童子は、腰に提げてあった太刀を抜いて鬼熊さんと一緒に鬼の大群を一掃しに行った。隠居を始めた千年もの間に、すっかり丸くなって俺達の味方をするようになるとは、凶悪な鬼としての面影は欠片も存在しなくなっているな。

 それにしても、あれだけの数の鬼が面白いくらいにどんどん減っていって、あっという間に最後の一人を鬼熊さんが鬼切丸で倒していった。


「ッタク!数だけやたら多くて、どいつもこいつも弱い奴ばかりだな」


 あの鬼を弱いなんて言うのは、世界中探しても鬼熊さん(あなた)くらいしかいないぞ。


「まぁ、強い鬼ならあんな子鬼に付き従おうなんて思わないからな。今頃故郷の山奥でのんびりしているだろう」

「だろうな。お前だって山奥で隠居しているからな」

「わしならたまに人に化けて美味しい物を食べに分かっておるぞ」

「そうだったな」


 鬼を全滅させた2人は、そんな他愛もない会話をしながら前に進んでいった。俺も遅れないようにする為に、2人の後を追った。というか、酒呑童子ってたまに人間に化けて美味しい料理を食べに町に来ていたのか。お金はどうしているんだろうな。


「なぁ、強い鬼は来ないって言っていたけど、本当なんだろうな?」

「ああ。元はただの悪戯好きな小鬼だったんだから、強大になっても付き従おうなんて思う訳がないからな。アイツ等にだってプライドというのは存在するからな」

「あぁ」


 気持ち凄く分かる。

 確かに、元々下っ端中の下っ端の奴にヘコヘコ頭を下げて従うなんて、上に立つ奴のプライドが許さないよな。会社だった、その上司は即降格になるだろうな。最悪の場合はクビになるだろう。


「だが、それは知性を持っている鬼に限る事であって、知性を持たない強力な鬼なら普通に引き寄せられるからな」

「そうだが、コイツみたいにな」


 鬼熊さんと酒呑童子が再び立ち止まり、2階建てアパートをジッと睨み付けた。


「なぁ、酒呑童子」

「うむ。これはちと厄介だな。知性を持たない分余計にな」

「2人とも、何がいるって言うんだ?」


 立ち止まる理由が分からずアパートを見ていると、その陰から頭が牛で胴体が蜘蛛の化け物が出てきた。あ、この化け物なら俺でも知っているかもしれない。とても有名な妖怪アニメでは、殺すとその殺した人が化け物になってしまうというあれであった。


「一応聞くが、あれって?」

「牛鬼だ」

「アニメの影響でかなり知名度の高い鬼の筈だが」


 やっぱりそうですか。

 しかしまぁ、生で見るとかなりおどろおどろしい顔立ちをしているな。アニメの方が何だか可愛く見えてしまうくらいに。


「コイツって、倒したらヤバい奴だったよな」

「んな訳ねぇだろ。殺したらその人に憑り付くって言うのは、あくまでアニメの中の設定だから」

「そうなんだ」


 そりゃそうですよね。

 本物のコイツに、そんな能力なんてないよな。流石は陰陽師、詳しいですね。


「だが、力も通常の鬼とは比べ物にならないくらいに強く、その上身体も鋼鉄の様に固いから物理攻撃が殆ど効かない、かなり厄介な鬼なんだ」


 その代り滅茶苦茶強いのですか。しかも、コイツの場合は無知性だから、プライドがある訳でもなく本能のままに天邪鬼の妖気に惹かれて来てしまったのだろうな。


「お前は下がっていろ。コイツはちょっと骨が折れる」

「分かった」


 2人の邪魔にならないように、俺は牛鬼から離れた交差点の角の陰に隠れた。


「わしでこ奴の動きを封じる。その間に杏ちゃんが術で攻撃してくれ。斬撃ではダメージを与えられんが、術でなら効果はある」

「分かった」

「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」


 最初に酒呑童子が前に出て、攻撃を仕掛けてきた牛鬼の両前足を掴んで動きを止めた。牛鬼は、真ん中の足で酒呑童子を攻撃してきた。酒呑童子は何とかこの攻撃を避けているが、牛鬼の両前足を掴んでいる状態ではそんなに大きな動きは出来ないでいた。

 その間に鬼熊さんは、牛鬼の腹の下に潜り込んできた。そこで大きめのお札を木箱から取り出し、それを牛鬼の腹に貼り付けた。


「ぐがああああああああああああああああああ!」


 お札を張られた瞬間、お札から電気が発生し牛鬼の全身を覆った。苦しむ牛鬼の腹に向けて、鬼熊さんを人差し指と中指の2本を突き立てて向けた。


「裂」


 一言叫んだ直後、お札を張られた牛鬼の腹がダイナマイトを食らったような大爆発が起こり、牛鬼の腹が大きく抉られた。


「ぐがああああああああああああああああああ!」


 その後も鬼熊さんは止まらず、後ろ脚から牛鬼の背中に飛び乗り、懐からキャップの付いた筆を取り出した。背中の真ん中辺りに立つと、筆でのキャップを外して牛鬼の背中に何かを書き始めた。

 何かを書き終えると、キャップを付けて懐にしまい、右の掌を勢いよく書いた文字に向けて振り下ろした。

 その瞬間、牛鬼の身体は大きな重りを乗せられたみたいにドンと音を立ててその場にうつ伏せた。牛鬼は口から血反吐を吐き、立ち上がる事が出来ずに苦しんだ。


「流石杏ちゃんだ。じゃ、次はわしだ!」


 鬼熊さんの術を食らって弱っている牛鬼の前足を離し、前に出て牛鬼の頭を両手で持って180度に回した。


「うおおおおおおおおおおおおおおおおお!」


 首を回された牛鬼は、当然白目をむいて泡を吹いた。

 完全に動かなくなったのを確認してから酒呑童子は離れ、背中に大きなお札を数枚貼った鬼熊さんもすぐに駆け下りた。

 そして、着地してすぐに振り返り、右手を前に出して一言叫んだ。


「滅」


 次の瞬間、牛鬼の身体が黒い靄となって爆発し、天へと昇っていった。


「手強いって言っておきながら、あっという間倒すなんて」


 これが、1年前に魔鏡事件を解決した偉大な陰陽師、鬼熊杏の力なのか。


「なにぼさっとしている!行くぞ!」

「あ、ああ」


 手強い牛鬼をアッサリと倒した鬼熊さんの力に、呆然としてしまった。確かに、ぼさっとしている場合ではないよな。

 俺達は再び、中央公園に向けて走り出した。その途中、何度か復活した天邪鬼に引き寄せられた鬼の群れに遭遇したが、鬼熊さんと酒呑童子の2人の前に手も足も出せずに瞬殺されていった。

 誤解がないように言っておくけど、遭遇した鬼が全員弱い訳がないぞ。あの2人の力が異様に強いだけで、鬼が弱い訳ではない。

 遭遇した鬼全てを倒しながら走り続けた結果、通常よりも40分も遅く目的の公園へとたどり着いた。公園には既に、天邪鬼が公園内に貯まっている力を吸収している最中であった。


【ほほぉ、あの鬼どもの大群を一掃するなんて、お前達の力を少々甘く見ていたかもしれないな】


 俺達に気付いた天邪鬼は、力を吸収するのを一旦やめてこちらに身体を向けた。見ただけでも分かった。俺達がここに来るまでの間、かなりの量の力を吸収していたのだなと。全身に静電気が走るようなプレッシャーを放っていた。


「悪いが、お前の天下もこれまでだ」

「町を滅茶苦茶にし、住民を洗脳してきた罪は重いぞ、小鬼」

「小鳥遊さんの魂は返させてもらうぞ」


 ピリピリするようなプレッシャーを放っていても、そんな事は知った事ではない。鬼熊さんと酒呑童子は天邪鬼を倒しに、俺は小鳥遊さんの魂を取り戻しに来たのだ。相手が何をしてこようと、引く訳にはいかない。


【この俺様を倒そうというのか?この公園に充満する神聖な力を吸収して、今や最強の鬼となったこの俺様に勝てると思っているのか?】


「偉そうな事を言うな!小鳥遊さんの魂がなかったら、ここの力も吸収できなかったくせに!」


 小鳥遊さんの曾お婆ちゃんの先祖は、この町でもかなりの力を持った陰陽師で、この公園に充満している力を使って人々の為に尽力していた。

 その力を、鬼であるお前が利用して良い筈がない。


【何とでも言え。今の俺様こそが、鬼族最強なんだ】


「小鬼風情が生意気言うな!所詮は借り物の力だろが!」

「人々の嘘と悪の感情がなければ、何も出来ずただただ悪戯をする個しか出来ないただの小鬼が!酒呑童子の言う通り、借り物の力に頼る貴様に私達が負けると思ったか!」


 ここまで力が増していても、鬼熊さんと酒呑童子は自分達の揺るぎない勝利を確信していた。


【ならば問おう。小娘の魂を有しているこの俺様に、貴様等は一体どうするつもりなんだ?】


「方法はあるが、貴様に話す事は何もない」


【考えがあるだろうが、無駄だぞ】


 口の端を釣り上げ、勝ち誇ったような態度で天邪鬼は俺達に言った。


【何故なら、小娘の魂はこの俺様でさえ身震いしてしまう程の激しい憎悪に駆られているからだ】


「憎悪?」


【ああ。小僧を苦しめるこの町の住民全員が憎い、小僧を殺そうとした実の父が憎い、小僧を貶めた張本人の柴山秀樹が憎い、自分勝手でワガママで欲望ばかりが強いこの町の連中がとにかく憎い。こんな町なんて、助ける価値なんてない。この町に住んでいる全住民なんて皆死んでしまえばいい。激しい怒りと憎しみ駆られた小娘の魂は、俺様の身体にうまい具合に定着してしまって、取り出すのはもはや不可能になった】


「なっ!?」


 小鳥遊さんの魂が、天邪鬼の身体に定着しているだと!?魂を抜かれる前に小鳥遊さんが抱いていた、頑固親父や柴山に対する怒りと憎しみ。更にそこへ、頑固親父の提示した賞金に目が眩んで俺を追い詰めた住民全員に対する憎しみまで加わってしまった。

 妖気と一緒に身体から離れる際、その時の怒りと憎しみを抱いたままだったから、鬼である天邪鬼の身体にマッチしてしまい定着してしまったのだな。

 俺のせいだ。

 俺が、小鳥遊さんへの気持ちをハッキリさせようとせず、中途半端な気持ちのまま一緒にいてしまったせいで。俺が、自分に嘘をついてさえいなければ、こんな事にはならなかったかもしれない。


「しっかりしろ!お前はただ、自分のありのままの気持ちをぶつけるだけでいいんだ」

「確かに、今は不幸のどん底に落ちてしまっているかもしれんが、そこから救い出すためにお前さんが来たのだろ。ここで揺れてどうする。芯を強く持て。相手が何を言おうと、お前さんはその子を助け出す事だけを考えるのだ」

「その為の支援なら私と酒呑童子で行う。お前はただ、自分のなすべき事だけに集中すればいい。それ以外は何も考えるな」


 鬼熊さんと酒呑童子から激励を受け、俺は先程まであった罪悪感を振り払って天邪鬼を睨み付けた。


「それでも俺は、小鳥遊さんの魂を助け出す。何と言うが、小鳥遊さんの魂がお前の身体に定着していようが関係ない」


【貴様に何が出来る。自分の気持ちから目を逸らし、小娘とこれ以上関係を持つ事を恐れ、それによって自分が傷つく事から逃げる為に目を逸らし、自分に嘘をつき続けた貴様が今更何をしようというんだ】


「確かに俺は、ずっと自分に嘘をつき続けた。そのせいで、小鳥遊さんが深く傷つく事なんて考えず」


 あの事件の後俺は、また小鳥遊さんを傷つけたくないからと言っておきながら、結局は自分がこれ以上傷つくのが嫌だったから小鳥遊さんとの関係を無かったものにし、関係を勝手に終わらせようとした。小鳥遊さんが、今も俺の事を強く想っていても。

 でも、鬼熊さんや佐伯刑事に言われて目が覚めた。俺はもう、これ以上自分の気持ちに嘘をつきたくない。そのせいで誰かが傷つくのも見たくない。

 だから俺は、もう小鳥遊さんを傷つけさせない為にも自分の気持ちから逃げないと決めた。


「それでも俺は、小鳥遊さんを助けたい。小鳥遊さんが、俺に向けてくれた想いにまだ答えていない。だから今、その気持ちに応えてあげたいから、俺はここに来たんだ」


 魂が天邪鬼に定着しているのなら、無理矢理引き剥がしてでも取り戻す。俺はまだ、小鳥遊さんに伝えたい事は何も伝えていないのだから。

 すると、天邪鬼の胸の辺りにポォと丸い白い光が淡く光り出した。


【まさか!?さっきの言葉だけで!】


 天邪鬼は鬼気迫る顔で、自分の胸に闇色の妖気を注ぎ込むが白い光はそれを受け付けずに淡く光り続けた。


【鬼の小僧が!何処まで俺様の邪魔をする気だ!】


 怒り狂った天邪鬼は、端にあった街灯を引っこ抜き、棍棒のように振り回しながら俺に迫ってきた。


「そのまま自分の思いを叫び続けろ。その子の魂が、お前の声に呼応している。助け出せるぞ」

「わしと杏ちゃんで近づかせない様にさせるから、お前さんはそのまま語り続けろ。その子の魂が幸福を感じた時、あの小鬼を完全に葬る事が出来る」

「分かった」


 鬼熊さんと酒呑童子は、街灯を振り回す天邪鬼に向かって走って行った。俺は、背中に背負っていた小鳥遊さんを一旦降ろし、横に抱え直した。いわゆるお姫様抱っこだ。

 そして、2人と交戦を始める天邪鬼の中にある小鳥遊さんの魂に向かってひたすら叫び続けた。



「妖しの魔鏡」もぜひ読んでみて下さい。

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