表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
条障疑序  作者: 四ツ字 鳴紗
序章疑序
3/6

「初対面の記憶3」

あらすじ。

少女を背中に慣れない重労働を強いられた主人公は、バス停に金属の廃材をいくつも積み上げた隠れ家に行きつく―――。

歩き疲れてやっと安全そうな場所を見つけた。ちょうど雨が降ってきたところなのでそこで休むことにする。

そこはいくつもの巨大な板状の廃材が積み上がり、唯一人が入れるほどの入り口になる穴をあけておいた程度のちょうどよい場所だった。中は広くないが、積みあがった廃材のおかげで気温が低くなることはなさそうだ。

それにしてもよく崩れないようにこれだけの廃材を積めたものか。中はバス停の後になっていて、屋根を中心に積みあがっている設計だ。

よく見ると電球も付いている。裸電球だが、この際光源があるのはありがたい。その先にはバッテリーが備わっていて、電力はここからきているようだ。あとどれくらいで電力が尽きるのかは知らないが、二十一世紀の終期ごろに流行したこのタイプで電球一つだと、大体付けっぱなしで八年程度。心もとないがそれだけあれば十分だろう。"上界"の"永久光"とは比べ物にならないくらい弱いが、こうなるとまた違ってくるものなのだなと痛感する。灯りをつけるとぼんやりと室内が浮かび上がり、壁面にインクで小さく書いてある文字も同時に映し出してくれた。

「私は旅に出ます。私が居ない間ここはお好きなように使ってくれて結構です」

有り難く使わせてもらうことにしよう。と、僕は全身に伝わる筋肉の激しい痛みを我慢しながらそう思ったのだった。


今回は主人公ボクが出てきませんでした。主人公僕と主人公ボクは語り手の僕とその当時のボクという設定です。ただでさえ読みづらい私の文章で長いと疲れるかなと思い、短い話をいくつも作る形式にしました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ