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「おやすみ、また明日」(2)


「「…」」


 リリーナが眉間に指先を当てながら考え込んでいる様子を見せている為か、ディードリヒは黙って彼女の言葉を待っているようだ。

 その視線を感じつつリリーナはしばし思考を巡らせ、まず第一に希望したい案について口にしようと決める。


「ディードリヒ様」

「ん?」

「折衷案というほど良いものではありませんが、一つご提案をしてもよろしくて?」

「ふむ…とりあえず話してみてよ」


 ディードリヒはリリーナの言葉に耳を傾ける姿勢を取った。リリーナはそれに礼を一つ述べてから詳細を話し始める。


「先ほども申しましたが、私とて一日に起きた全ての物事や感情、思考までは覚えていられません」

「うん、わかるよ」


 先ほどまで聞いていた話の限り、ディードリヒが知りたいリリーナの“全部”を話すとなるとそれこそ一挙手一投足に至るまで、文字通り全て話さなくてはならないだろう。そしてそれに付随する動機、移動したのならば経路や移動手段、更にその経路や手段を選んだ理由、脳に浮かんだ感情の仔細に至るまで、彼が求めているのは文字通りリリーナの内面の全てを彼は求めている。

 しかしその一つ一つを記憶し、疲労した脳味噌で寝る間際にそれを話し切るのは無理がある。たとえリリーナが感情的な部分で話すことに承諾したところで、実行し続けられる保証はない。


「ですので、翌日の予定の確認とその日にあった大まかな出来事や特筆して印象に残ったことを互いに軽くお話しし、そこに嘘をつかず、大切な悩み事などは必ず貴方に意見を乞うというのは如何でしょうか?」

「なるほど…」


 相手の言葉が伝えたいことはわかるが…と言った様子で複雑そうに腕を組み渋い表情を見せるディードリヒ。

 何か彼の中には違和感が存在している。


「うーん…なんか言いくるめられそうになっているような」

「そうでしょうか?」

「だってリリーナは僕に一回嘘ついたでしょ?」


 リリーナのふとした疑問に、ディードリヒから鋭いメスが入る。

 彼の言ういつぞやの嘘とは、リリーナが己の昏い欲求や願望を彼女自身が否定しようとした時のことだろう。


「あ、あれは…」


 と、反論が口をつきそうになるも、そのことを出されてしまうと弱い。あの時偶然出会ったディードリヒに「なんでもない」と嘘をつき、後ろめたいと感じるような隠し事をしていたのも本当なのだから。


「あれは…“今日”で無効では…」

「それはそれ、嘘を吐いたのは本当でしょ?」

「う…」


 なんとか言い返せないかと言葉を口にしてみるもあっさりと封じられてしまう。

 あの時、己の欲求を抑えようとしたのはあくまで婚前だった故に堕落しまいと心に決めていたから…ではあったが、嘘を吐いたことに変わりはないと言われてしまうと言い返せない。


「そうですわね…確かに許されませんわ、あの時のことは」

「…随分と素直だね?」

「あの時、貴方に本心を知られてはいけないと考えたのは私ですもの。そしてそれを実行してしまった私が何を言ったところで、貴方が私の言葉を信用してくださるとは限りませんわ」


 リリーナはしょんぼりと肩を落としてしまっている。

 自分を優先したたった一度がどれだけ彼を深く傷つけたのか、自分には計り知れない。改めてそう感じた今、確かに自分は無意識で彼を言いくるめようとしたのかもしれないと彼女は心から反省した。


「貴方以外でも許されることではありませんが、特に貴方を傷つけてしまったことは、言葉が追いつかないほど悲しく思います」

「…」

「謝ったところで許されないのはわかっていますわ。ですので、行動で誠意を示すという意味でも貴方の提案に」

「リリーナ」

「? っんん!」


 呼ばれた名前に顔を上げた彼女が正面の彼を瞳に映すと、驚きで呆けていた唇を彼のそれに突如塞がれてしまった。彼女の悲しみに寄り添うように重なったはずの唇はほんの一瞬だけ離れ、次の瞬間彼の舌先がリリーナの下唇を撫でる。


「!? んぅ!」


 驚いて開いた口の中に彼の舌が迷いなく入り込み、そのまま彼女が逃げられないようにと言わんばかりに唇を塞ぐ。

 わけもわからないまま彼の舌に絡め取られる自分の舌は、それでもなんとか彼に応えようとぎこちなく動くもあっさりと絡め取られ、、吸い上げられ、余すことなく翻弄されてしまう。その上で、ディードリヒは彼女の口から垂れてしまいそうな唾液を舌で掬い上げるとそのまま飲み込んだ。


 だが重なったそれが離れることはない。上手く呼吸もままならないリリーナが必死に吸い込んだ空気さえもディードリヒは奪い去り、まるで彼女を窒息させんという勢いでその粘膜と肉壁を味わい尽くしていく。


「っ、ん…ん、ゔ…っ」


 ろくに息も吸えない彼女の眉間には深い皺が刻まれていき、苦しさを表した苦悶の表情と共にリリーナは必死でディードリヒの胸板に両手を押し当て彼を引き剥がそうとする。

 しかし彼が微動だにすることはなく、どころか彼の右手は彼女の後頭部をしっかりと掴み、左腕は彼女の腰を自分に引き寄せ固定していた。


「ぐ…ぅ…」


 酸素が、酸素が欲しい。

 苦しさで遠のき始める意識と共に絡み合う唇の感触と彼が自分に触れているはずの熱がぼやけていく。

 このままでは死ぬ。そう彼女が脳に浮かべた時、


「っはぁ! はぁっ、はぁ…っ」


 突如彼女は解放された。

 なんの前触れもないその行いのせいで、完全に不意打ちで強く吸い込んだ空気に気管が驚き、急速に乾いた喉に入ったわずかな埃でリリーナは強く咽せこむ。


「かーわいい、リリーナ」

「あなたっ…なんの、つもり…でして…!」


 喉が痛むほど強く咳き込んだリリーナは大きく肩を上下しながら言葉を絞り出し、必死にディードリヒを睨みつける。

 対してディードリヒはあたかもご満悦と言いたげに卑しく唇を歪ませて笑っていた。


「わたくしを、ころすつもり…!?」

「まさか。もうそんなことしないよ、それは約束する。でもいじらしいリリーナが可愛いくてつい…ね?」

「貴方…!」

「そもそもリリーナが悪いでしょ? 僕に嘘を吐いたのはリリーナなんだから。そのことは何度だって後悔させてあげる、こうしてきっかけがあってもなくても…君が忘れないように」


 冷たい視線の瞳は昏い。

 リリーナはその表情に対して申し訳なさで視線を逸らした。死に瀕して抵抗できなかった悔しさが内心にあるとはいえ、確かに元を辿れば自分に非がある。


「…っ」

「まぁでも、今回もちゃんと『ごめんなさい』ができたら、リリーナの提案に乗ってあげる」

「そんなことでいいんですの…?」

「その代わりちゃんと僕が誠意を感じられる『ごめんなさい』にしてね?」

「…」


 ディードリヒが発した言葉に、リリーナの心には困惑と呆れが同時にやってくる。

 彼が誠意を感じる『ごめんなさい』とやらがわからないのは勿論だが、この状況で自分で遊ぼうとしているのではないか、と脳裏に過った直感が彼の捻じ曲がった根性に呆れ返る。


(かといって、と言う話ではあるのですが…)


 相手を裏切った罪悪感は、未だにリリーナの心の中で棘となり彼女をじくじくと痛めつけているのだからこの話は跳ね除けづらい。

 ディードリヒがこの“たった一度”を絶対に許すことがないほど嘘や隠蔽に過敏なのは最初から想像がついていたことだ、彼の言うとおり今後も話に出てくることはあるのだろうが、それはもはや仕方ないので諦めている。なんなら今後もこうして弄ばれるのだろう。


(ですが、ディードリヒ様に誠意が伝わる謝罪とはなんでしょうか…)


 自分が普段やらない涙目でも演じればいいのだろうか、それとも猫なで声で謝ればいいのだろうか?

 相手に合わせた誠意となると、ディードリヒ相手ではむしろ思い付かない。なぜならディードリヒはリリーナの全てを肯定してしまうからだ。

 そう、ディードリヒはリリーナであればなんでも好きなのである。そんな相手に『特別な誠意を』と言われてもどうしたらいいか、リリーナには最早わからない。

 なのでとりあえず、


「この度は殿下に背信しようなどという愚行を行いましたこと、誠にお詫び申し上げます」


 リリーナは謝罪を述べながら土下座を見せた。


「…」

「殿下が嘘をお嫌いと知りながら、私欲に走り己を擁護するために欺瞞でその場を凌ごうなど愚行に他なりません。言葉での謝罪でご信用頂けないのであれば、私にできますことは誠心誠意行わせていただきますので、どうかこの場を納めて頂けませんでしょうか」


 リリーナは懇切丁寧な謝罪を相手に向ける。だが相手から返事は来ず、それでもリリーナは頭を下げ続けた。


「頭を上げてよ」


 すると、ディードリヒがリリーナにそう声をかける。

 そしてリリーナがそっと顔を上げると、そこには満面の笑みを浮かべたディードリヒが目の前におり、


「…!」


 振り返った己の発言に顔を真っ青に変えた。


「いやあ、まさかまさか。予想以上の誠意を見せてもらったなぁ。要は『なんでもする』ってことだよね? さっきの発言って」

「…っ、で、できることでしたら」


 リリーナは悔しさに染められた苦い表情でディードリヒから視線を背ける。

 そしてもう少し言葉を選ぶべきであったと心底後悔した。自分にできることなら精一杯なんでもする、と遠回しに言ってしまったが、言ってしまった以上撤回などと恥をかくようなこともできない。

 墓穴を掘る、とはまさにこのことである。


「何してもらおっかなぁ。楽しみだなぁ」

「…っ」


 ディードリヒはうきうきと思考を巡らせているが、リリーナは今時間を巻き戻したくて仕方がない。誠意を追求するあまりそこにばかり目が行ってしまった自分が悪いのだが。

 それにしても、他人相手にこんな謝罪をしたのは初めてだ。正直自らの責とはいえこうも浮き足だった姿を見せられると屈辱この上ない。


「わぁ、リリーナ悔しそうな顔してる。可愛い〜」

「な…っ! 可愛いとはなんという言い様でして!? 無礼ですわ!」

「可愛いものは可愛いよ。屈辱に塗れたリリーナも素敵だね」

「私を馬鹿にしていますわね!?」

「してるけどしてないよ」

「どっちなんですの!!」


 今日一番憤慨しているリリーナ。しかしディードリヒはその姿を見て楽しげに笑った後、ようやくまともな口を開いた。


「まぁでも、誠意は伝わったよ。リリーナがこんな凡ミスするあたりに」

「なんですって!」

「『なんでもしてもらえる権利』は一旦置いとくとして、リリーナの案に乗ることにしよう」

「!」


 ぴくっと彼の言葉に反応したリリーナだったが、ディードリヒはそこに「ただし」と枕詞をまず返した。


「条件としてこれ以上は嘘をつかないこと。特に僕に隠し事するような嘘は嫌だ」

「…それではサプライズの一つもできないではありませんか」

「そこは仕方ない。僕も諦めるから」

「不服ですわ…」


 リリーナは怪訝な表情を見せる。しかしディードリヒは黙って首を横に振るばかりであった。


「そもそももうあんな嘘をつく必要すらありませんわ。特に私の行動記録はミソラにも話を聞くのでしょう? どこにも余地など残されていないではありませんか」

「リリーナは話が早くて助かるよ。それにしても僕は幸せ者だなぁ、最愛の人の一日を聴きながら眠りにつけるなんて」

「貴方も話すと言っていたような気がするのですが…」


 気がつけば話が理不尽な方向に進んでいるような、とリリーナは懐疑的にディードリヒを見てしまう。

 まぁディードリヒの要望など基本的にどれも理不尽と言われればそれはそうなのだが。


「勿論僕だって話すよ。僕はリリーナに隠すことなんてないからね」

「それは嫌味でして?」

「そんなことないよ。ありのままの事実だから」


 そう言ってディードリヒはけろりと笑う。リリーナはそのへらへらとしたディードリヒに心底腹が立ち、


「あいたっ!?」


 その腑抜けた眉間に弾いた中指を打ち付けた。


「急に何するのリリーナ!」

「無性の腹の立つ笑顔でしたの」

「理不尽じゃない!? それ理不尽だよね!?」


 ディードリヒは痛みを訴える眉間を押さえながら僅かに目頭に溜まった涙をリリーナに見せつけて叫ぶ。

 しかしリリーナは不機嫌な表情でディードリヒをただ見つめるばかりであった。


「…」

「な、何その顔…」

「…」

「う…」


 無言で感情を訴えるリリーナの姿に、ディードリヒは少しずつ尻込みをしていく。やがて彼もリリーナから視線を逸らし、そのまま黙りこくってしまった。


「ディードリヒ様、私に何か言うべきことがあるのではなくって?」

「いや…」

「…ディードリヒ様?」

「…」


 ディードリヒは気まずそうにリリーナから視線を逸らし続ける。その姿を見たリリーナは利き手の平を握っては開くを繰り返す予備動作を始めた。


「私の中指にはまだ余裕がありましてよ」

「わぁあごめんなさい! 煽ってごめんなさい!」


 圧力に耐えかねたディードリヒは眉間を利き手で防御しつつ全力で謝った。その目には再び少しの涙が溜まっている。


「わかればよろしくてよ」

「うっうっ…さっきまで僕が優勢だったのに…」

「自業自得ですわ。明日もありますし、話も纏まったのですからもう寝ますわよ」


 涙目で悲痛を訴えるディードリヒにリリーナが優しくする義理はないと言わんばかりの冷たさでリリーナはベッドの中に潜っていく。

 しかしその途中でディードリヒはガラ空きのリリーナの背中に抱きついた。


「きゃぁ!?」

「いつも思うけど、リリーナって急に僕から触ると驚くよね…触られるの嫌?」

「嫌も何も…貴方といるのですから周囲を警戒などする気がないだけですわ」

「え…」

「なんですのその情けない声は…見えずとも表情が想像できましてよ」


 リリーナからすればディードリヒが何に驚いているのかがわからないが、少なくともディードリヒが情けない顔をしていることだけはわかる。

 呆れながら大人しく抱きしめられていると、自分を抱く彼の腕にぎゅっと力がこもった。


「僕といると安心できるってこと?」

「貴方を頼りにしているのですから当たり前でしょう」

「頼りにしてくれてるの!?」

「そこまで驚くことですの…?」


 久しぶりにディードリヒの自己肯定感の低さを目の当たりにしたリリーナは内心でため息をつく。全くもって彼は自分のことがわかっていない。


「ディードリヒ様でしたら、私に何があっても守ってくださると信じていますもの。剣の腕もそうですが…貴方は私の心も守ってくださいますから、ですから…貴方のそばは、落ち着くのです」


 そう語るリリーナは、後頭部しか見えないディードリヒから見ても耳まで真っ赤に染まっている。自らの腕の中で恥ずかしさのあまり小さく丸くなる彼女の姿に、ディードリヒはくすりと微笑んだ。


「そっか…じゃあ寝る時はいつもくっついてないとね」

「夏は暑いのではなくて…?」

「知らないなぁ」


 ディードリヒは嬉しそうにリリーナの後頭部へ頬を擦り付けながら言う。リリーナとしては夏の暑い時期にまでやってほしいことではないのだが、彼に意見は届かないようだ。


(…ですが、ディードリヒ様が幸せであるなら悪いことではありませんわね)


 後頭部に擦り付けられている彼の頬の柔らかさを感じながら、内心の小さなため息とともにリリーナはそう考える。

 いつもであれば文句のもう一つ二つも出そうなものだが、今日はこれ以上そんな気にはなれなかった。


「にしても夜更かししちゃったなぁ、もう寝ないと」

「全くですわ。貴方も私も明日から仕事なのですから…これ以上睡眠時間は削れませんわ」

「…それは言わない約束だよリリーナ」

「現実に目をお向けなさい」


 背後から聞こえてくるゲンナリとした声にリリーナは呆れ返る。しかしそれにピシャリと返したリリーナの言葉に大きなため息が聞こえリリーナがもう一言言うべきかと考えた時、背後のディードリヒが自ら動きベッドサイドのランプを消すのが見えた。


「!」


 そして彼はリリーナの髪に一つキスを落とすと、ベッドの中に戻りリリーナの体を自分と向き合わせて抱きしめなおす。


「しょうがないから今日は寝ることにするよ。リリーナもゆっくりね」

「…」

「どうしたの?」

「いえ…成長を感じましたわ」

「ひどいなぁ、一応仕事人間なの知ってるでしょ?」


 ディードリヒの声は相変わらずゲンナリと沈み不機嫌だが、それでもきちんと眠る気があるらしい。

 だが本人の言う通り、なんだかんだ彼が仕事を優先して生きているのは事実だ。最低限やるべきことはやる人間である。

 そう考えたリリーナは少し体に力を入れぐっと首が少しでも伸びるようにすると、そのままディードリヒの顎に短いキスをした。


「…びっくりした。どうしたの?」

「その…おやすみのキスですわ。顎が精一杯でしたが」


 リリーナは暗闇でもわかるほど照れの混ざったぎこちない声で呟く。

 その声を聞いたディードリヒは少し驚くが、すぐに柔らかく微笑むと彼女の額に短いキスを返した。


「僕からもお返し」

「んっ」


 額に感じたやわらかなものが離れてからリリーナがふと顔を上げると、暗闇の中で彼の薄い水色の瞳が薄ぼんやりと浮かんで見える。

 そのことに嬉しくなってつい微笑んだ彼女にディードリヒもまた微笑みを返し口を開く。


「さぁ、もう寝よう。おやすみリリーナ」

「はい。おやすみなさいませ、ディードリヒ様」


 リリーナは彼の笑顔に心を温めて目を閉じる。彼の温もりで温かくなる体は少しずつ脱力していく。

 あぁ、今日からまた一つ心を解す時間が増えていくのだと…リリーナは安らかに眠りへと身を任せた。

 

 

 

 

 

 

 

            エピローグ結。

 



はい、ということで冤罪令嬢第一部エピローグでございました

短い期間ではありますが連載再開にお付き合いいただき誠にありがとうございます。次の連載再開は第二部本編よりとなりますのでご注意ください。できうる限り早く出せるよう相方共々頑張ります

二部がスタートしましたら毎週火曜、金曜の週2回更新を予定していますのでよろしく願いします


以下クソなが後書き↓なので嫌な人はバックしてね!


さて中身の話

あぁっ!久しぶりにヤンデレが!病んで!ありがとうございます!((((((

人間一個体の記憶すら記録しようとするディードリヒくん。彼は科学の進んだ世界なら相手を脳みそだけにでもしそう。ヤバすぎ

それだけリリーナが好きなのも事実なのですが、初夜から飛ばしすぎだろ

さらにそれを面倒だな…で済ますリリーナ様ももう慣れすぎてしまっていますね。いかんせん覚悟がキマってしまっているので最早その辺気づいてなさそう。序盤はあんなに恐れてたのに


ディープキスで窒息、大変好きなネタです。ただしどっちにも死なないでほしい派

いやぁ、死にかけて肩で息してる受けだろうがヒロインだろうがなんでもいいがとにかく窒息させられた側を見てるの大好き。個人的に窒息方法がディープキスであることがミソ。なんなら相手にキレ散らかして睨みつけてたりしたらなお良い

できうる限り限界ギリギリまで窒息させてほしい、相手の気絶ラインを把握してるヤンデレはいい。きもい、最高

何も気管を締めるだけが窒息ではないんでね。酸欠にも色々やり方があっていいと思います

まぁ何にしても死なないでほしいので安全ラインは各自把握してください。生きてることに意味がある


タイトルといいリリーナ様の土下座といいこの話のオチといい、一巻を覚えている方は既視感があったと思いますが、これはわざとです

第一部完全終了となるこの話で、全ての始まりである一巻の流れを踏襲することはプロットの段階で決めていました

しかし違いをつけたのは最後の最後ですね。一巻ではリリーナから眠る主導に入っていますが、今回はディードリヒが主導になっています。リリーナも言っていましたが成長ですね、これは。まぁリリーナも認める通り彼は結構仕事人間なので無理もないと言えばそう

それでも倫理観がぶっ飛んでるものはぶっ飛んでるのでその辺は一生そうなんじゃないかな。サディストなのも変わらないのでしょう、特にリリーナ相手には

これから先ディードリヒがリリーナに対してどんな理不尽を働くのか、今これを書いている作家には想像もつきません


今回エピローグという形で簡単に総括させていただきましたが、各キャラクターについては本編等の後書きで触れているのでもういいかなと、なのでカットします

しかしなんの話しようかなと思ったんですが(流石にこの話だけ触れて終わりも寂しいので)、ざっくりこの物語の話でもして〆ようと思います


以前にもお話しした通り、この物語は私の好きなジャンルである「ヤンデレ」というものに自分なりのメッセージを込めて作り上げたものです。なので「ヤンデレってもこんな形もあるよ」と一人でも多くの方に伝わったらいいなと思っています

いやでもだいぶヤンデレ的な描写削ってコメディにしてるのでホラーっ気がないと思う方もいるかも。ディードリヒも本当はもう少し鬱酷かった予定だったし

「やってはいけないとわかっているのにやめられない、やめられないことに罪悪感があって、やめられないことの結果に興奮する」という腐った倫理観の好きな私ですが、ディードリヒからその具体的な描写を除いたのは気持ち悪さでキャラのバランスが崩れると思ったからです。一応あんなクソ野郎でもやってはいけないことをしている自覚はあります。それ以上にリリーナの情報が欲しいから仕方ない仕方ないとヘタレた言い訳をしているだけで

まぁヤンデレと言うと本来なにかしがのホラーと隣り合わせなのが定石なので、物足りなさを感じた人は私を含め多いと思っていますが、そのホラーをぶっ壊してもらうためにリリーナはいますので、この物語はそういう物語でもあります

かといってそのホラーがもっと強ければ強いだけぶっ壊した時のインパクトもありますので、そのバランスを自分ですら納得できる形にできなかったのは実力不足です


細かい蛇足的な情報ではありますがリリーナが七巻の末までディードリヒの所有するコレクションを見ていないのに彼の言葉を信じていたのは、一巻の段階でディードリヒが気持ち悪すぎて真偽とかどっちでも良かったからです

「こいつやることなすことキモすぎてまじで写真とか集めてそう」くらいでいたし、やってても何も不思議はなかったので放置していた、という流れです。そして七巻末で明かされる「うわ、本当にやってたんだ…」という無駄な実感

これについては単純に描写を入れ込める隙間が見つけられませんでした。ほんの一文で済みそうなんですが、案外見つからないものですね…私がガバなんだと思います


最後に

ヤンデレはいいぞ

鬱レベルで相手に依存している、押し付けがましいイメージを叩きつけてくる、相手が自分の思い通りになるとどこかで思い込んでいる

他にもヤンデレの魅力は多々あり、監禁型にストーカー型、明言は避けますが相手とか自分とか周囲の命のやりとりに至るまで様々な良さが存在します。その中で執着の度合いとか、相手の周囲の人間等をどの程度許容してあげるかとか、その辺でも濃淡が変わってくるわけです


ただ私の好みとして、ヤンデレに怯えてる女の子をあまりにも多く見かけるなぁという時期があり食傷気味になってしまって今に至ります(この話前もしたな?)

正直あんなホラーじみたやべえ奴来たら怖いのが当たり前なんですけどね、世の中そういう奴と話できちゃう人間もいるしそういうのに本気で喜んじゃう人間もいるので、表現の世界は多様だよ!


すいません話が終わらなくなってきたのでここで〆ます

改めまして「冤罪悪役令嬢はヤンデレ王太子に溺愛監禁される」(旧「投獄された冤罪悪役令嬢はストーカー王太子と踊る〜隣国の王太子が変態だなんて聞いてませんわ!〜」)の第一部にここまでお付き合いいただきありがとうございました!

後書きどんどん長くなってすいませんでした!ぼんやり話と設定決めてるのでこうなる。真似しないでね

まじでここまでぼんやりやってきたせいで決めないといけない設定とかが多すぎて二部は「早くします!(泣)」としか言えないんですが、こうして帰ってきた通りまた帰ってきますので、もしよろしければ再開時にお付き合いいただければと思います

では一旦失礼します!

本当にありがとうございました!


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