第１１４話 夜会会場に到着（３）
ヒヒーン！
エヴィエニスと話し終わってから少しして、馬の嘶きが聞こえ、それと同時に馬が減速を始めてから少しした後、馬車が少し揺れその後馬車が止まった。
馬車が止まってから少しして、コン コン コン コンと馬車の扉をノックする音が聞こえた。
「開けてくれて問題ない」
お祖父様はノックに対してそう答えた。
「はい、失礼いたします」
キーーーー
王家に仕えているだろう使用人の男性がお祖父様の言葉に返答した後、馬車の扉を開けた。
「ゲオールギアー家とパウペル家の皆さま、王城の夜会会場まで案内いたしますので馬車からお降りください」
「あぁ、感謝する。それでは夜会会場まで案内を頼む。そういうことだからブラーヴとポリーティカー殿それからアレスにアテナとクーストーディア殿、ミーティス殿とヘンティル殿、エヴィイェニコス殿そして最後にエヴィエニスちゃん、御者の案内に着いていくぞ」
「「わかりました」」
「承知いたしました。ビアエアンスト様、それではゲオールギアー家とパウペル家の皆さま。夜会会場まで案内いたしますので私についてきてください」
お祖父様の言葉に対して僕を含めた皆が返事した後、王家に仕えているだろう使用人の男性がお祖父様の言葉に対して返事したあと夜会会場に案内し始めてくれた。
「ゲオールギアー家とパウペル家の皆さま夜会会場に着きました」
キーーーーーーー
王家に仕えているだろう使用人の男性の案内に従って歩くこと数分程、大きな扉を開けたあと、そう言ってから王家に仕えているだろう使用人の男性は扉を開けた。
「それでは私は他の方の案内をいたしますのでこのあたりで失礼させていただきます。それではゲオールギアー家とパウペル家の皆さま夜会をお楽しみください」
王家に仕えているだろう使用人の男性はそう言ってこの場を立ち去っていった。
「あぁ、わかった」
それに対してお祖父様はそう返事をした。
