第一章シーン3
○武蔵野学園・ゲート(夜)
セキュリティ2人、ゲート前に立っている
サツキ「ターゲット2人、距離20。同時にいくよ」
ツツジ「うん」
ツツジ、辺りをひとしきり見回す
ツツジ「スタンバイ」
セキュリティ同士で会話を始める
ツツジ、サツキの背中を軽く叩く
ツツジ・サツキ、静かにセキュリティに駆け寄り2人同時に喉をナイフで切る
ツツジ「(行きを切らしながら)共同作業だね」
サツキ「ふふっ...なにそれ」
銃声が鳴る
ツツジ・サツキ、同時に音のした方に銃を向ける
ツツジ「アヤメ!?」
アヤメ「(照準を合わせながら)大人しくして、次は当てるからね」
ツツジ「どうして」
アヤメ「こっちの台詞だよ!」
アヤメ、ライフルを握る手に力がはいる
サツキ「どうせ撃てっこないよ」
アヤメ「試してみましょうか!?(照準をサツキに合わせる)」
アヤメ、一発発砲するも弾は誰にも当たらない
サツキ「行こ」
サツキ、ツツジの手を取りアヤメに背を向ける
アヤメ「お願いだから!行かないで!」
サツキ、ツツジの手を握ったまま闇の中に走り去る
アヤメ「ちくしょう!(膝から崩れ落ちる)」
アヤメ、自分の太ももを殴る
アヤメ「HQ、こちらイプシロン12、目標はセキュリティ2名を殺害し逃亡...指示を頼む」