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婚活魔王(コブつき)を、幼女が勝手にプロデュース ~不幸を望まれた人質王女が、魔王国で溺愛されるまで~ 3話


 赤いオーラは、怒ってるっていう事。青いオーラは、怖がってるっていう事。お母さまの言う通りに人をきちんと見ていたら、たまに見えるようになったこの『気持ちの色』は、どんなに表情で嘘をついても誤魔化す事なんてできない。

 だから。


「へ、陛下」

「王さま……」


 赤いオーラを発している王さまは、間違いなくとても怒っている。


 手をグッと押し戻された騎士の人には青いオーラが見えていて、大きな体をガタガタと震わせて顔まで青くさせている。


 でも、あれ? 何でだろう。こっちを見てる他の皆にも、青いオーラが見えているのは。

 王さまのオーラはたしかに赤いけど、自分ではない人のために怒ってくれているのは、この優しい赤を見ればハッキリと分かる。お陰でさっきまでの私の震えも、あっという間に吹き飛んだのに。


 ――まるで皆、自分もどうにかされてしまうって思ってるみたい。


 そんな八つ当たりみたいなことをする人じゃないっていうのも、ちゃんと見ればすぐに分かる筈なのに。変なの……と思ったけど、そういえば前にも今みたいに、不思議に思った事があったっけ。


 王妃さまが皆の前で怒りながら笑ってたのを、側妃さまたちが「機嫌がいい」と勘違いしてもっと怒らせてしまったり、お父さまは別に怒ってないのに、ちょっと注意しただけで皆「怒らせた」と思ってすごく怖がってたり。

 たしかその時も、とても不思議に思っていた。

 

「この娘に何の用だ」


 王さまの抑揚の少ない声に、皆ゴクリと息を飲む。


「いえ、その……無礼にも、こいつが獅子族の神聖なる尻尾を引っ張ってきて!」

「だから()()()に、何の断りもなく手を出していいと?」


 騎士の人が「ひっ」と悲鳴を上げた。

 それでも「し、しかし」と声を上げたのは、自分の落ち度を少しでも減らしたかったのかもしれない。


「陛下の元へと来る客人は、絶世の美女だったはずでは……?」


 今度は王さまの眉の端が、片方だけビクッと上がる番だった。

 怒りの赤がシューッと薄れ、代わりに悲しみの水色が少し顔を出す。

 きっと誰よりもそんな客人を待ち望んでいたのは、王さまだ。王さま、ちょっと可哀想……。


「客人はコレで間違いない」

「ではこの娘が陛下の嫁に――」

「そんな訳あるか。馬鹿か貴様は」


 もう一段階下がった声は、最早地を這うような低さまで来ている。

 困惑交じりだった騎士の人の、尻尾の毛と髪の毛がブワッと逆立った。悪気があって言った訳じゃなさそうだし、なのに怖い顔をされて、騎士の人もちょっと可哀想……。


「おいお前」

「リコリスです、王さま」

「何かこいつに言いたい事は」


 切れ長な目に「言え」と言われているのだと気が付いた。

 私はちょっと考える。言いたい事は……うん、二つある。


 立ち上がり、王さまの隣まで行って騎士の人に向き直った。そしてまずはキッパリと一言。


「何があっても、相手を蹴るのはダメだと思います!」


 自分がされて嫌な事は、他人にやってはダメよ? お母さまはそう言っていた。

 だけど、だからこそもう一つ。


「でも尻尾を引っ張っちゃったのは、ごめんなさい」


 きちんとペコリと、頭を下げる。


 まさか尻尾が神聖なものだなんて、まったく思いもしなかった。咄嗟だったし、他に彼を止める方法も思いつかなかったのだから、ああして彼を止めた事には今も後悔してはない。

 でも、たとえば髪の毛を引っ張られたら、私だってとても嫌だもん。相手が嫌がる事をしちゃったのは、私だって同じだった。



 言いたい事が言えて、スッキリした。鼻からフンスと息をはきながら隣の王さまを見上げると、どうしたんだろう。僅かに目を見開いた王さまと目が合う。

 そんな顔をされる理由が分からない。思わず首をかしげると、王さまは気でも取り直すかのようにコホンと一つ咳払いをしてから、辺りを見渡した。


「改めて言う。この娘を傷をつけることは、何人たりとも許さん」


 静かな断言だったのに、彼の声は廊下中にとてもよく通った。


 ――王さまが、ちゃんと『王さま』だ。


 まるで王さまの揺るがない気持ちが、そのまま声に影響したみたいだと思った。 


 どんなに頑張ってもまだ一人で生きていくのが難しい私にとって、『王さま』な王さまは心強かった。

 でもそれ以上に嬉しかった。こんなにハッキリと守ってもらったのなんて、お母さま以外では初めてだったから。



 『王さま』だったお父さまは、そんな事はしてくれなかった。

 お母さまが誰かから嫌な事をされた時、私はとっても怒って何度か「お父さまに助けてもらおう」とお母さまに言った事がある。でもお母さまは、その度にいつも優しく笑った。


「お父様は王様だから、心のままに動けない事もたくさんあるの。それでもいつも最大限、私たちを守ってくれている。私たちが必要以上に敵を作らないように、陰で心を痛めながらね」


 私には、あまりよく分からない話だった。でもお母さまがそう言うんだから、きっとそうなんだろうと思った。

 きっとお母さまが亡くなってすぐに私をこの国に送ったことにも、私にはまだよく分からないお父さまの優しさがあったんだろう。お母さまが信じたのだ。私も信じることにしていた。


 でも、だからといって「味方になってほしい」という気持ちがゼロになった訳じゃない。なかったんだと、今気が付いた。



 心の中がホンワリとなって、何でもいいからギュッとしたいような気持ちになった。近くにギュッとできるものがないから、胸の前で両手を重ねてギュッとした。

 この人が私を守ってくれるなら、私も何かしてあげたい。生きていくための方法じゃなくて、多分もっと別の理由でそう思った。


「この娘に関するすべての決定権は、俺だ。何か文句があるのなら、直接俺に言ってこい」


 有無を言わせないその声に、周りが空気ごとザワリと揺れた。

 皆近くの人たちと顔を見合わせて、何かを話し合っている。


 ほんの少しだけ「嫁じゃない」「すべての決定権は陛下」「娘」「保護者」「養子」「人間風情」なんていう言葉が漏れ聞こえてきたけど、意味はあまりよく分からない。

 私の事を話しているような気がするし、みんなに聞きに行ってこようかな。そう思って一歩二歩と足を踏み出したけど、三歩目が床を踏む事はなかった。


 首の後ろがツンと引っ張られる。体がフワッと浮いてしまって、足が宙ぶらりんになった。

 他の人たちと同じくらいの位置まで、視線の高さがグンと上がって。


「お前、どこに行く」


 横を見れば、白くて整った王さまの顔がジットリとした目で私を見ていた。


「皆のお話に交じろうかと思って」

「交じるな。人間のお前なんぞ、簡単に首をへし折られるぞ」


 ダメなのか。ちょっとだけ残念でシュンとする。


「そもそも何故ここにいる。部屋にいろと言ったはずだ」

「あっ、王さまのところに来たくって! 王さまの事を知らないと、王さまをモッテモテにできないので!」

「まだそんな事を言っているのか……。もういい、お前は早く飯食って寝ろ」


 深い深いため息と共に彼が指した方向を見てみれば、廊下の窓の外に見える空はもう朱色になっていた。

 いつの間にか、もうすぐ夜らしい。分かった途端に、お腹がグゥと鳴った。




 食事はとてもいっぱい出た。どれもものすごく美味しくて、国から持ってきた『銀色のお箸』でお腹いっぱいになるまで食べた。

 布団に入るとすぐに体がポカポカとしてきて、瞼が少し重くなる。


 今日は色んな事があった。

 馬車で魔王国に来て、宰相さまのトラ耳に触りたい気持ちを堪えながら、火を噴くドラゴンに乗って。王城に着いて、魔王さまに会って、置いてもらえる事になって……えっと、それから……。


「お母さま、私、お母さまがいなくても頑張ってる、よ……」


 口に出したのか、心の中で思っただけだったのか、自分でも分からないくらい眠かった。

 応えてくれる声はなく、それがほんのちょっとだけ寂しい。目が少しだけじんわりと熱い。だけどもう限界で。

 ゆっくりと、沈むように意識はすぐに落ちて行った。







 夜。執務室の仕事が一段落ついたところで、俺は「ふぅ」と息をつきながらいつもの癖で眉間を揉み解した。

 ちょうど見計らったかのように、横から宰相・ルガルゼがコーヒーを出してくる。無言で受け取り、カップに口を付け――。


「そういえば陛下。先程書類を各部署に届けるついでに城内を一回りしてきたのですが、『陛下がコブ付きになった』という話ですっかり持ち切りになっていました」

「ごふっ」


 突飛由もない事を突然言われて、思わず飲んでいたものを強く噴き出しそうになった。

 ギリギリ堪えられたので目の前の書類を濡らさずに済んだのはよかったが、液体がガッツリと気管に入り、ゴホッゴホッと強く咳きこむ。


「な、何だその『コブ付き』っていうのは!」

「陛下に娘ができた事を意味する言葉だと推測します」

「そうじゃない! 何で俺に娘が云々という話になったんだ!!」

「先程ご自身が皆の前で堂々と宣言されたからでしょう。『俺の娘には指一本触れるな』と」

「言ってない!」


 いつもの軽口だと分かっていながらも、俺は叫ばずにはいられない。


 もしその『先程』が夕方の一件を指しているのなら、ずっと俺の後ろでネコ目を楽しげに細めながら黙っていただけだったが、お前だってあの場に一緒にいた筈だ。一部始終を聞いておいて本当にそう聞こえたのなら、「休みをやるからその耳ちょっと取り替えてこい」と一言言ってやりたい。


 その代わりにルガルゼをギロリと睨みつけたが、こいつにとっては慣れたものなのだろう。楽しげに喉を鳴らしながらクツクツと笑っただけで、その後すぐにスッといつものすまし顔になる。


「陛下が今気にすべきは『実際にどう言ったか』ではなく、『どのように伝わってしまったのか』では?」


 正論すぎてぐうの音も出ない。

 代わりに腹の中に溜まった気持ちを一気に吐き出すようにして、「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁー」という深いため息をつく。

 執務机に両肘をついて、頭を抱え、項垂れる。


「……何故そんなふうに伝わった」

「陛下が『嫁じゃない』と言った上で、『すべての決定権は俺にある』『この娘』という言葉を使ったせいでしょう。前者から『保護者』、後者から自分の娘……つまり『養子』を連想させたと思えば、おおむね合点もいくかと」


 何だソレは。


「まるで下手な伝言ゲームだ」

「噂など、所詮はそういうものでしょう」

「結婚もまだしていないのに娘だなんて、普通はおかしいだろう」

「『陛下が下等種の人間を庇護する』という現実に、何かしらの形式的な理由を付ける事で、一つの納得を得たかった……という見方がありますね」

「人間を『下等種』などという言葉で括るようなやつは、理由をつけようが付けまいが、人間を城に置くという時点で反対をする者だろうに」


 吐き捨てるようにしてそう言うと、ルガルゼから小さく「ごもっともです」という声が返ってきた。

 自分の言葉の不備を素直に認めるだなんて、珍しい。少し驚いたものの、顔を見てすぐに理由が分かる。

 

 ルガルゼが、俺の王としての采配を待っている。これから俺が何を言うのか、すべて既に分かっていて、それを口にする事を不本意に思っている事まできちんと理解していながら、言わせる事を楽しんでいる顔だ。


 俺はまた「はぁ」とため息をついた。

 今日でもう何度目のため息だろうか。つきすぎてもう忘れてしまった。


「人間を敵視する人間は多い。保護すると決めた以上は、最低限の身の安全は整えてやらなければならない。……てっきり身の回りを世話する者を一人くらいは連れてくると思ったが、いないのなら用意せざるを得ん。それともう一人」


 ニヤニヤと笑っているトラ耳男を少し煩わしく思いながら、俺は王としての責務を果たす。


「『監視役』も用意しておけ。明日また、いつ一人で脱走するか分からんのでは敵わない」

「畏まりました。陛下の手足となる該当二名を、すぐに選出させていただきます」







 シャッという心地のよい音が、耳を優しく撫でた気がした。

 瞼の向こうが眩しくなった気がする。近くに人の気配がする。

 メイドが起こしに来たのかな。そう思いながらゆっくりと目を開くと、私の部屋じゃない場所の窓際で、ネズミの姿をしたメイドがちょうどカーテンを脇に留めているところだった。


 まだ少しだけ眠い目をコシコシと擦ると、何故かちょっとだけ目元が濡れている。何でだろうと思ったものの、すぐにどうでもよくなった。

 ここがどこか、思い出したからだ。そうだ、ここは魔王国。昨日王さまから借りた部屋だって。

 そう思えばちょっとだけ頭がハッキリして、ネズミ姿のメイドの子に見覚えがある事に気がつく。


「あ、あの!」


 この子は昨日、騎士の人に怖い思いをさせられていた子だ。そう思ったから、気になった。昨日あの後大丈夫だったか、そう尋ねようとした……のだけど。


 振り返った彼女が急にピシッと固まった。

 数秒の沈黙が流れた後、突然彼女の体からブワッと強い青色のオーラが噴き出した。

 彼女はすべてを置き去りにして、ピューッと走って部屋から出て行く。呼び止める暇さえまったくない。


 部屋に一人残されて、思わずポカンとしてしまう。しかしすぐにハッとした。


「そうだ! 今日こそは、王さまをモッテモテにするんだった!!」


 昨日は、王さまの事を知りたくて部屋から出て、危ない目にあって。それだけで何もできていない。

 王さまに助けてもらったお陰で『王さまのいいところを見つける』という目標は達成できたから、今日はあの優しい王さまのモテない理由をなくすために、お母さまから教えてもらった『愛され十か条』を使う日だ。



 まずはお湯たらいで顔を洗って、鏡の前で髪の毛をちょっと整える。自分で洋服を着るのはまだあまり得意じゃないけど、お母さまに教えてもらったから頑張れば……よし。

 レディーとしての身だしなみを整えて、最後に王さまをモッテモテにするための秘密道具を荷物の中から引っ張り出した。トランクの中に詰めていた他のものがちょっと出しっぱなしになっちゃったけど、あとでどうにかすればいい。

 昨日と同じように杖を使ってドアを開け、部屋の外に出――ようとして、目を丸くした。


 目の前が、茶色のモフモフな羽毛でいっぱいだった。見上げると、こちらを見下ろすまん丸の目と、目が合って。


「出てきちゃダメだホ~」


 フクロウだった。多分大人の人よりも、ちょっとだけ大きいくらいのサイズの。


「僕、陛下の娘であるリコリス様の、護衛役を仰せつかっているホ~。ストテンベルグという者ですホ~。さっきのメイドはフレンというホ~。彼女は相手が誰でもあぁホ~。人見知りなんだホ~。許してあげてほしいホ~」


 驚いて固まってしまったけど、大丈夫。こういう時にどうするべきかは、お母さまからちゃんと教えられている。


「おはようございます! ストテンテンさん!!」

「ストテンベルグだホ~。スーでいいホ~」


 元気よく返事をしたお陰か、スーちゃんはフクロウの顔で嬉しげにホ~ホ~と笑った。



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