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レアスキルが欲しい

さて今日も仕事に向かうか。

ダンジョンに入ってから、マシになったがやはり仕事は行きたくない。

とはいえ、あの頃のような絶望感もない。


歩いて会社へ向かう。

筋肉がついたせいか、猫背が治りつつある。

生まれて29年共にしてきた猫背が離れていくことに一抹の寂しさを感じながら、歩いていく。


昨日は無茶しなかったから、身体が軽いな。

はなちゃんは大丈夫だろうか。

会社についてまだ時間があるからメッセージを送ってみる。


「身体大丈夫か?筋肉痛とか。」


「何とか大丈夫です。痛みには慣れているので。」


「武道経験者は違うな。俺なんて貧弱なもんで、這うように翌日もダンジョンに潜ったのに。」


「いや、翌日もダンジョンに潜る方がやばいですって。どういう精神してるんですか?」


「俺のバディが、そっちの方がいいって言ったんだもん。」


「鬼ですね。。その人。。」


「鬼なんだよ。そいつは。。」



やっぱり、普通きついよなと思ってたら、鬼が話しかけてきた。



「おはようございます。昨日はどうでしたか。」


「おはよう。何か美少女を助けて、そのままその子と探索してた。」


「何ですか、そのラノベ展開。」


簡単にはなちゃんの事を説明する。



「高校生、刀装備、雷魔法使いとかてんこ盛りすぎないですか、その子。」


「すごいよな、俺が最初苦戦してたのが嘘のようだ。」


「中田さんは経験者ではない中では異常ですけどね。そのはなちゃんはレアスキル持ちなので、今後確実に注目されますね。レアスキルは、珍しいだけではなく、効果も強力になるので。いい人脈を手に入れましたね。」


「やっぱり、レアスキルの方が強いよな。見てて思ったわ。雷魔法とか強いよな。」


「言ってなかったですけど、中田さんもレアスキル持ってますよ。」


「え?俺も持ってるの?どれ?」


「集中力操作と魔法操作です。直接的ではないですけど、どちらも強力なものですよ。集中力強化とか魔法強化は一般的ですけど、操作系はレアスキルです。」


確かに集中力も強化じゃなく操作だから強弱のコントロールができる。魔法操作も使うと付与魔法みたいなことできたり、形変えたりしやすいしな。魔法強化だとできないだろう。


「2つ持っているとは思ってもなかった。」


「中田さんはその辺こだわりなさそうだったので、伝えてませんでした。雷とか刀とかだったら興味ありそうなので伝えてたかもしれませんが。」


「よくご存知で。」


槍も好きだが、刀も好きなんだよな。三国志も好きだけど、日本の戦国時代もやっぱり好きじゃない。

でも、槍の方が俺向きかなとは思う。あと我ながら炎槍はかっこいい。


「さあ、そろそろ仕事だな。」


「うわ、始まってしまいますね。」


荒木と話してたことによる嫉妬の目線を掻い潜りながら、自分のデスクに向かう。


振られる仕事の量が確実に増えているが、集中力と体力が上がっているので普通にやると早めに終わってしまうので、定時ちょっと過ぎに終わるように調整する。


「最近調子がいいみたいじゃないか。俺の教育の成果が出たか?」


上司が言ってくる。基本的にこの部署の全てを司り、改悪を続ける課長こと佐々木課長が現れた。

今までの事を変革するのだという革命化だが、致命的に周りが見えていない。営業でトップの成績だったようで、営業部の部長に躍り出たが、マネジメントが全くできずに今の俺の部署に課長としてランクダウンしてやってきた。


いつの間にか、他の部署と色んな決定を下し、業務方法を変革し、トラブルが発生。

結果的に残業時間が増える。効率化を進めるための部署が一番非効率という現象を招いている。

しかも、こいつは荒木を気に入ってるから荒木と仲のいい俺を目の敵にしていた。


「そうですね。佐々木課長のおかげで成長できました。いつもありがとうございます。」


笑顔でそういうと佐々木課長は驚いた顔をしている。前まではこの嫌味に対して少し反応してしまっていたのだが、コイツがいたおかげで数々のトラブルを乗り越え、おまけにダンジョンに行く気持ちになったのだ。ある意味感謝はしているのだ。普通に嫌いだけど。


「おお、そうだろう。この調子で頼むぞ。」


戸惑った顔も見れたので、よしとするか。荒木も笑っている。前から相手にする必要はなかったのだが、絶妙にイラつくタイミングで現れるからつい反応してしまっていた。今後は気にしなくても大丈夫だろう。


課長がいなくなり余計な邪魔も入らなくなったので、仕事を続けることにした。

今日は平穏に仕事ができそうだ。



お疲れ様です。


読んでいただきありがとうございます。

よろしければ、いいね、評価、ブクマお願いします。


おかげさまで今週も更新ができました。

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