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レベリングと魔法の違い

はなちゃんのレベルが3にならない事には始まらないので、2階層でひたすらゴブ狩りをする。集団戦だろうが、おかまない無しで戦っていく。掠ったら致命傷になる前にすぐ回復魔法。それを繰り返していたら1時間ほどでレベルが上がった。


とはいえ、1時間戦い続けてグロッキーとなっているはなちゃん。いや、初日でこんなに戦ったらこうなるに決まってるわ。

ポーションを手渡す。なんとか受け取り口に運んでいる。回復魔法だと疲労の回復はあまりできないからな。今日の戦闘で落としたものを渡したので遠慮もそこまでないだろう。


「あー、死ぬかと思いました。今日2回目の死を感じましたよ。意外と鬼ですね、たかしさん。」


「俺の師匠はもっと鬼だからな。やっぱり、弟子は師の背中を見て育つんだな。」


「そういえば、たかしさん初心者とか言ってましたもんね。嘘だと思ってましたけど、こんな戦い方してたら、そりゃあ強くなりますよね。しかも、これ以上となると。」


荒木に対する愚痴を漏らして、盛り上がった。心底感謝はしているが、いささか鬼すぎるので、これくらいいいよね、荒木さん。と思っていると探索者証へメッセージが来た。冒険者証はダンジョン内へも連絡ができる。普通の携帯は電波がないので通信ができないが、探索者証は魔力を波長へ変換してメッセージはできる。そして、今俺の連絡先を鬼しかいない。


「今、何か私の悪口言いましたか?」


なぜ、わかる。


「言ってないぞ。順調にダンジョン探索してるぞ。」


「そうですか、なんか今悪口の波動を感じた気がしたので。まあ、初めてのソロ冒険だと思うので無理だけはしないようにしてください。」


「うっす。サンキュー。」


一流の冒険者は感覚が鋭いとはいうが、ダンジョンの中で起きていることまでわかるのかと戦慄した。


「もう、大丈夫そうです。あと、やりました!!魔法覚えました。」


はなちゃんが魔法を覚えた。


「何魔法?」


「はい、初級雷魔法です。」


「刀術と雷魔法とか男のロマンでしか無いじゃないか。どうした?なんで、そんなにカッコいいスキルなんだ。」


テンションが上がるスキル構成をしているはなちゃんが羨ましい。いや、自分のスキルも気に入っているんだが、刀と雷とかそれはズルいだろう。


「なんでですかね。速くなりたいなと思っていたら雷魔法になっていました。」


くそ、やはり俺には速さが足りなかったか。ステータスによって覚える魔法も変わるという。結局噂程度で例外だらけなんだけどね。


「じゃあ、早速戦ってみるか。」


はなちゃんがゴブリンに対して魔法を放つ。


「サンダーボール」


電気の球がゴブリンへ当たる。相手は怯むが倒し切ってはいない。はなちゃんが走って首を刈り取った。


「相手が痺れる感じはしますけど、倒し切る力はなさそうですね。」


「確かにな。でも、怯ませてその間に戦うことはできそうだな。あとファイア系よりは少し速いかな。俺の最初のファイアは結構遅かったし、たまに避けられたりしたから。」


速くて、怯ませることができるのはいいな。今後、もっと工夫はできそうだな。


「じゃあ、次はもう一つの方を使ってみますね。」


ん?もう一つ?はなちゃんは別のゴブリンに向かって唱える。


「ライトニング」


雷が相手の方に向かっていく。ボルトよりは遅いが威力は先ほどより強い。ゴブリンが消し飛んだ。


「え?二つも呪文あるの?」


「はい、何か頭の中に出てきました。火魔法は1つなんですか?」


「1つです。え?もう一つあったりするのか?」


火魔法を頭の中で念じる。初級火魔法はファイアだけだ。


「でも、たかしさん色んな魔法使ってなかったですか?」


「多分、はなちゃんもできるよ。形変えたり、速さを変えたりするだけだから。」


いや、よく考えたら魔法の効果とか適当に変えれるから呪文色んなのあっても火の形をしていれば火魔法全部一緒か。

はなちゃんのもどちらも雷だし。それぞれの中で解釈しやすいように魔法の名前が現れるのか。


はなちゃんに色んな形の魔法を見せる。とりあえず、サンダーアローは出来たけど他はまだできなさそうだ。


「練習次第ってことになるだろうから、色々試してみるといい。」


先輩風を吹かしているが、いい勉強になった。火は雷より遅いが自由度が高い。自由を求めている俺の姿が現れたのか。雷は常に動きたがる。防御には向かなそうだな。はなちゃんのスキル構成は超攻撃的になっている。


逆に俺は防御型のスキル構成だ。人のと比べると面白いな。スキル構成に人が現れる。その人自身とその人の望む姿。どちらがいいのかはわからない。でも、その先には新しい自分がいるのだろう。


ダンジョンの中でも外でも、それは変わらない。どちらの自分も影響しあっている。でも、ダンジョンに潜るとやはり少し好戦的になるのはあるだろう。戦うために作り変えられているのは感じる。まあ、それは現実でも同じか。環境によって戦うために精神も変わっていく。


さて、はなちゃんが順調に魔法使いまくって魔力切れになってるから助けにいくか。




お疲れ様です。

もしよろしければ、いいね、評価、感想などお願いします。


順調に更新していますが、また仕事が押し寄せてきそうです。

来週中には1回更新するのを目標としています。


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