4階層突破
その後モンスターを狩り続けた。
魔法を使い、槍を振るい、疲れたらポーションを使い瞑想して、MPを回復する。
前までポーションをケチっていたが、4階層以降は魔石の室も上がり稼ぎやすくなる。あと普通にモンスターを狩っていたらドロップする。今日はかなりの数狩っているから、疲れるより先にポーションがドロップするようになってきた。
そしてプロテインバーも食べる。ポーションは傷を癒してくれるが、栄養補給にはならない。失った血や肉の分の栄養素の補給がいる。ポーションを飲んでれば大丈夫だと探索を続けて倒れた探索者も多い。
魔法の操作技術は順調に上がっている。あと槍に炎を纏うのはファイアエンチャントという。付与魔法を覚えると、自分以外にも炎を纏ったりできる。また、身体強化などのバフやデバフをかけることができる。ただ、これは魔法使い向けになる。後々必要スキルポイントが大きいスキルを取りたいのに無駄な魔法にポイントを使ってしまっていて取れないなどの事態も起きてしまう。
今はいいが、今後のために無駄なスキルは取らないようにしないといけない。
レベルがどんどん上がっていくならいいが、なかなか時間がかかるのだ。今みたいに少し無茶をし続けるとレベルは上がっていきやすいが、攻略速度が遅くなるとそれだけスキルポイントはたまらなくなる。
ファイアアローの速度を上げて貫通力を高める。魔法も結局速度があると威力が上がる。物理法則が反映されているようだ。基本的に魔法はMPやダンジョン内の魔力を現象に変換させていく作業となる。正直理論は全くわからないし、恐らく理解することは俺の頭では不可能だ。なので、自分で実験していくしかない。どのイメージでやると強いのか、または無駄が少ないのか。逆にどういうことはしてはいけないのか。
こういう知見を蓄えることが魔法が上達する近道だ。ファイアボールだけでも、どのように使うのかを考えるだけでも変わる。ファイアボールをボールとして捉えるのか、爆弾のように捉えるのかで全く違う魔法にもなる。
ボールとして当たったファイアボールはモンスターに物理的に当たったような衝撃を与えることができる。
爆弾として当たったファイアボールはモンスターに当たった途端爆発して、爆発のダメージを与えることができる。
結局こういう違いで自分で名前を変えていく。前者はファイアボールで後者はファイアボムとか。自由度が高いので人によって使える魔法が違ってくる。同じ名前の魔法でも実は効果も威力も人によって違ったりするのだ。
パーティで戦うような人たちは、これの名前を固定化することでより運用しやすくなるので、魔法の名前図鑑を公開していることもある。あと、他の人の戦いを見たり、漫画やアニメから名前をパクってきたりとか様々だ。
というわけで、魔法使いまくり、槍で刺しまくりを繰り返してまたレベルが上がった。
中田 宗
レベル11
HP:42/60
MP:15/30
筋力:20
耐久力:22
敏捷:12
魔力:10
スキル
初級回復魔法
中級槍術
体力上昇小
身体能力上昇小
初級火魔法
集中力上昇小
スキルポイント 1
取得可能スキル
鼓舞
初級剣術
HP MP 魔力にそれぞれ1、耐久力に2割り振った。取得可能スキルは今回増えなかったので、一度スキルポイントは貯めておくことにした。剣を使うタイミングも少ないし、鼓舞する必要もない。荒木がいるので圧力で鼓舞されているので大丈夫だ。
今回のステータスで劇的に変化は見えないが、ボス戦を控えている今バランスよく割り振ることにした。
「レベルが上がったから一休みして、5階層に進むか。」
既に4階層の終わりのところでレベルを上げている状態だったので次に進むか荒木に確認する。
「いきましょう。回復するまで適当に周りでモンスター狩っておきますね。」
ボス戦に備えて万全の体制を整えることになった。
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