ダンジョン2日目成果発表
探索2日目を終えての成果を受付へ提出して査定をしている間にステータスを確認する。
耐久と敏捷にステータスを振って集中力上昇小を取得する
中田 宗
レベル9
HP:55/55
MP:10/10
筋力:20
耐久力:20
敏捷:12
魔力:7
ステータスポイント
スキル
初級回復魔法
中級槍術
体力上昇小
身体能力上昇小
初級火魔法
集中力上昇小
取得可能スキル
鼓舞
初級剣術
「初級剣術が取得可能になってるな。」
「今日ちょっと剣使ってたのでその経験が反映されたんですね。まあ、全然集中力上昇の方が有用ですよ。」
「今んところ違いがわからないけどね、集中力上昇は。」
集中力の使い所でないとわからないのだろう。ダンジョン内で取得はしていたのだが、それでも効果がわからなかった。
「結構ダンジョン外でもそのスキルは有用なんで人気ですよ。流石にダンジョン内ほど効果はありませんが仕事でも芸術でもなんでも集中力って必要になりますからね。ただスポーツとかは今のところスキル持ってると反則になるので難しいところですね。」
「そう考えるとダンジョンスキルって有用だから、もっと探索者増えても良い気がするけど。」
「だから今増えてますよ。というか今がチャンスです。今後はスキル保有しているのが普通になってくるだろうから今のうちにダンジョン攻略してスキル持って差をつけておくと優位に人生を送れます。初期の頃より全然安全策取れますし、中田さんと私みたいに経験者が一緒についておくことでイレギュラーにも対応ができます。」
「なるほど、最近徐々にダンジョン探索者がテレビでも取り上げられてるものな。前まではネットでしか話題にならなかったのに。」
「そうなんです。全国民に知れ渡ったら初心者ダンジョンの混み具合は今の比じゃないですよ。私がちょっと強引に中田さん戦わせてるのもそういう意図があったんですよ。別に中田さんの反応が楽しいからとかじゃありませんよ。」
「いや、絶対その意図もあったろ。」
俺がそう言うと荒木はテヘッと言って、お茶を濁す。まあ、多分自分一人だと地道にしか行かないから2日でここまで来れてないだろうから感謝はしているが。
というよりネットで検索した感じ2階層目に行くのは普通1から2週間くらいかかると書いてあったので、急ぎ足すぎるまであるが。レベル10になるのは1ヶ月くらいとか書いてたからあと1レベルでレベル10になる俺はどれだけ無茶させられてきたんだろうと思いを馳せる。
「でも、多分今日の成果はいい感じですよ。隠し扉の宝箱からいいものが出ましたし。」
「そういえば、言ってたな。あの時はサラッと流してたけど、何が出たんだ。」
「それは鑑定結果のお楽しみで。」
気になるが、どうせ教えてくれないので鑑定の結果を待つ。
「中田さん鑑定結果が出ました。」
受付で呼ばれたので向かうと鑑定結果に驚く。
魔石 3万円
ドロップ素材 5000円
ポーション 5個 2万5000円
ゴブリン武器 1万円
マジックリング 100万円
ざっとこれくらいの金額となった。マジックリング?100万円!?
「マジックリングってなんですか?」
と聞くと受付の方が丁寧に教えてくれた。MPが20上昇し、魔力が5上昇するリングのようだ。
なぜこんなに高いかというと、リングのように指につけるだけでステータスが上昇するものは上級者になる程重宝されるからだ。武器は複数装備することができない。だが、装飾品は複数装備できる。なんならこのリングだと約2レベル上昇した程度のステータスの上昇がある。これは宝石とかついてないから100万だがもっとお洒落なもだと数倍に膨れ上がるのだ。
「これは自分らで使うか。」
と荒木に確認する。
「そうですね。それにこれは今後絶対に値段上がっていきますからね。使っていらなくなったら売ってもいいんじゃないですかね。」
「というわけでポーションとマジックリングをのぞいて全部売ります。」
「であれば4万5000円ですね。ありがとうございました。」
探索者証に半分ずつ振り込んでもらう。鑑定後のものを受け取り受付から離れる。
「じゃあ、このリングは荒木が使うことでいいか?」
「え、プロポーズですか。もっとロマンチックに言ってほしいですね。夜景の見えるレストランとかでサプライズ的な感じで。」
「お前絶対そういうの嫌がるじゃねえか。今日は俺は槍貰ったから。荒木が使えよ。」
「でも、中田さんが使った方が戦力底上げになるし、今後効率よくなりますよ。」
「効率じゃなくて、俺らはパーティなわけだろ。貰ってばかりじゃ俺が腐る。それに荒木ならその指輪も映えるから。」
と無理矢理マジックリングを渡す。マジックリングが金色だったので俺だと成金感が出るからな。荒木なら似合うだろう。
「わかりました。遠慮なくいただきます。でも、後で返してと言われても返しませんよ。」
さっきまで頑なだったのに、今は嬉しさが顔に出てる。
「じゃあ、飯食って今日は帰るか。」
ダンジョン食堂に行って適当に今後の探索の話と最近見た映画の話をして俺のダンジョン探索2日目は終わった。
小説書くのって結構大変だなと今まで読むだけだった身としては実感しております。
いつも楽しい小説を書いてくれる人たちには感謝しかないと思った今日この頃です。




