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ソフィーは相談員~普通の侍女を目指していました~けれど。  作者: ミライエイト
1.料理長のマット
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1.料理長

 またか・・・


 マットは思った。なぜなら、サーシャが連れてくる侍女候補は今月だけで2人目なのだ。


 マットは料理長である。


 料理長のマットは貴族出身の男である。隣国で留学中になぜか料理に興味を持ってしまい、気がついたら料理の世界に入っていた。


 元々はこのお城で働いていたわけではないのだが・・・貴族出身であったため、身元が安心ということで請われてやってきたのである。


 料理長のマットは助手の料理人見習いのチャックを呼んだ。


 「チャック、新しい見習いだ。しばらく一緒に働くように。名前はソフィーだそうだ」


 ソフィーと料理人見習いのチャックはまずはジャガイモの皮むきからだ。ジャガイモ、その次は玉葱ににんじんと鶏肉を用意した。


 今日はスープなのかしら・・・それにしても料理人は料理長のマットとチャックと自分だけである。そしてスープ以外は堅いパンと、野菜を茹でたサラダとりんごがを切ったのしかないようにみえる。


 ソフィーは作りながら思った。野菜は沢山だけれど・・・結構さみしい食卓なのね。庶民とあまり変わらないわ。

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