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第四章 プロローグ とある悪しき魂の暗躍
愛する誰かを自分に振り向かせたい時、どうすれば良いのか。
色々と手を尽くしても相手は振り向く事はない。
他に想い人がいるから?
色恋沙汰に興味がないから?
なんにしてもこちらが気持ちを伝えたのにそれを蔑ろにするのはよくない。
想いを伝えたのだから、自分を見て欲しい。
少しで良いから、自分の気持ちに応えて欲しい。
どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして
君はこちらを見てくれない。
気持ちは伝えた。自分が君の好みに近づく様に努力はした。
それでも君は否定する。
それでも拒む事をやめない。
これ以上何を望むのか。
ああ、ああ、ああ、ああ、ああ、ああ、ああああああああああああああっ!
君を振り向かせるには、君を見てもらえるには、君を、君を、君を!
一生自分の傍にいてもらうには、どうすればいいのか。
誰か、誰か、誰か、教えて!!