第三章 プロローグ とある偶像の想い
三章突入です。
やっぱり3000字は普通に超えてしまう……(汗)
読みにくい様でしたら大変申し分けございません。
ですがお楽しみいただけますと幸いです。
あなたを想うと嬉しくなる。
あなたを想うとくすぐったくなる。
あなたを想うと泣きたくなる。
あなたは私を遠い存在だと言った。でも、私にとってもあなたは遠い存在だった。
あなたに励まされて、明るくなって、かわいくなった。
恥ずかしくて苦手だった歌も、ダンスも頑張った。
私はあなたと一緒にいたから自信を持つ事が出来たし、ここまでこられた。
私が多くの人に愛されて、たくさんのスポットライトを浴びるまでに成長できた。
でも、自分が成功しても、自分に自信を持つ事ができる様になっても、私にはどうしても1つだけ、自信が持てない事があった。
あなたの夢は私をトップに立たせる事。
でも私は、ずっと……もうずっと前から叶えたい夢があった。
あなたに想いを伝えたい。実らなくてもいい。私の気持ちを知って欲しい。
どうか、聞いてください。
私は、あなたに出会った頃からあなたの笑顔が眩しくて、あなたの声が心地よくて、あなたの全てに心がくすぐったくて、切なくなって。
私は、私は、あなたの事が―――――――――――