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死神補佐になりました : 来世のための少女の奮闘記  作者: 水無月 都
第七章 少女は転生とは何かを考える
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【小噺】死神散歩 : エピローグ代わりの死神の気分転換

この度もお読み頂きまして誠にありがとうございます。

明日以降から第八章です!またぐだっとするかもしれませんが、お付き合い頂けますと幸いです。

本日もどうぞよろしくお願いいたします。

 俺は死神、名前なんてないから好きに呼んでもらって構わない。因みに、一番多いのは『死神さん』だったりする。


 今日も仕事の合間に趣味である現世の散歩をしている。人も物も街並みも、毎日変化する現世はやっぱり見ていて楽しい。


 最近はカフェ巡りに大ハマり。業界競争かなんだかしらないけど、新作メニューが頻繁に出るからついチェックしちゃうんだよね。

 

 って事で、俺は今日も新メニューが追加されたって言うカフェで1人でティーブレイク。抹茶白玉(生クリームとあんこ増量)めっちゃおいしい。期間限定で栗の甘露煮が載ってるんだって。


 一応ドリンクの部類だけど、ほぼパフェだよね。おいしいけど、喉を潤すためのものじゃないなぁ。


「あ、もうすぐネクラちゃんの輪廻ポイントが貯まるじゃん」


 何気なく死神専用の端末をいじると、ネクラちゃんが転生するための輪廻ポイントがもうすぐ貯まるのが確認できた。


 俺が無茶ブリしたのもあるけど、あの子自身も頑張ってたしね。めでたい事だ。やっぱり自分の部下が独り立ちするのは、何度経験しても嬉しいね。


 あ、でも虚無くんと柴くんは寂しがるかなぁ。特に柴くんはネクラちゃんの事が本当に好きみたいだし。虚無くんもなんだかんだでネクラちゃんの事、気に入ってるよね。


 2人とも不満に思うかもだけど、まあ別れも経験の内だ。どうせいつかはやって来る事なんだから。


 ネクラちゃんはどうなのかな。聞かれてないから言ってないけど、あの子は生まれ変わる事の意味をちゃんと理解しているのかな。


 ああ、なんだろう。ネクラちゃんが転生する前にひと悶着ありそうな予感がするなぁ。今の内に英気を養っておこう。


 よし、今日はほうれん草とベーコンのキッシュも追加で頼もう。こうして贅沢しながらゆっくり現世で過ごすのもいい気分転換だよ。


 あ、でも鐵から仕事を請け負って欲しいって言われてるから、これを食べたらすぐにネクラちゃんたちのところに戻らないとね。


 ああ、俺ってば本当に忙しいなぁ。今回は何事もなければいいなぁ。

後書きにて、今回も名前の参考にした物語をご紹介。ほとんどの方がお気づきかもしれませんが今回は「竹取物語」の登場人物を参考にキャラの名前をつけました。


帝朔夜=かぐや姫に求愛した帝。下の名前は輝夜と対になる様に名付けました。朔月から来ています。


帝輝夜=言わずもがなかぐや姫です


大友美幸=大伴御行から。大納言でかぐや姫の求婚者その四。龍の首の玉を取りにい合った際に嵐に遭い死にそうになったお方。


佐貫先生=さぬきのみやつこまろがモデル。かぐや姫の養父。竹取の翁ですね


ああ、やっぱりネーミングセンスが欲しいです……。

と言う事で明日以降に投稿予定のの第八章にもお付き合い頂けましたら嬉しいです。




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