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8話 起こそうとしてもそう簡単にはいかないぞ



「む、朝か…………」


 ふと目が醒める。

 まだ朝日は昇っていないな。そうか、昨日は早寝だっからな。うん、そりゃ早起きになる。うぐっ、昨日のオーバーワークで全身筋肉痛だ。起き上がるのも辛い。ふと横を見ると、少し離れた位置でリリスが寝ていた。


 なんか俺の服が激しく乱れてるあたり、こいつはあの手この手で眠った俺を起こそうと画策したのだろう。

 だが、残念だったなァ!!用意させた眠り薬は市販のチャチなもんじゃねえ!帝国の暗部が使ってるガチな眠り薬だ!メイドに用意させるのは苦労したが、そこは完璧メイドクレアラちゃん。どんな伝手をつかったのかちゃんと確保してきた。

 だからちょっとやそっとじゃ起きねえんだよ、ぶゎ〜か!!!!ハッハッハ!哀れ小娘!造作もない!


 そこには実年齢差で10以上下回る美少女相手に本気で勝ち誇る男がいた。


 阿良々木君もこんな虚無感をあじわったのだろうか?まあ彼の場合は小学生相手だったから俺のほうがましだと思いたい。


 俺が頑張って起き上がると、気配を感じたのかカッとリリスの目が開き飛び起きた。怖い。一々モーションが怖いよ。封印から解き放たれた怨霊ですか?


「おはようリリス、良く眠れたか?」


 ドヤァァァァァ!としながら俺が輝くスマイルで挨拶してやると、リリスは暫く何がなんだかわかってない感じだったが、突然ガス爆発したように目に黒い紅蓮の焔が燃え上がった。


「おはようございます。ええとても、とーーっても良く眠れました」


「…………フッ」


 いかん、超平坦ボイスで無表情しか見てこなかったリリスが、表情こそ変わらないが心底憎らしげで悔しそうな声で挨拶するもんだからつい笑ってしまった。


 次の瞬間、リリスの手に水の槍が現れ、血走った目で俺に槍をむけてきた。やばい、これは初代貞子アイに匹敵するヤバさだ!


 バカめ、最悪も想定しておるわ!!お前の手の内LDOで全部知ってるんだよ!

 リリスが魔法を行使するや否やベッドの下から飛び出した鎖がリリスを拘束し、リリスが手に持つ水の槍の切っ先が俺の目前で止まった。


「フッーーー! フッーーー !」


 怖い。キレまくった猫みたいになってる。その唸り声どっから出てるの?あなたのうなり声はどこから?のど?銀のベンザブロックをお見舞いしてあげようか?

 いやあ、ベッドにMPを大量に消費するの承知で保険の迎撃魔法を仕込んどいて正解だったぜ。


「落ち着け、馬鹿者が。我を殺せば賭けは成り立たぬぞ」


 俺が指パッチンすると幻影魔法で隠蔽された水の刃が突如虚空に現れた盾に弾かれる。


「何故!!?何故貴方が魔法を使っているのですか!?ええ、日を追って聞き出そうと思っていましたが、貴方は誰かに師事したことも無いのに何故無詠唱などという高等技能を使えるのですか!?何故幻影魔法が効かないのですか!?」


 んなこと言っても、この部屋は既に超高度な結界を張ってるから俺の支配下なんだよね。心せよ、日向は木の葉にて―――――違う違う。大地属性は防御にて最強!なのだ。発動が遅いだけで予め発動しておけばいくつも発動できるのが土系の最大の利点だ。固形故に勝手に霧散せず維持できるのだ。


 いくら幻影魔法があろうと何も幻影魔法が使えるのはリリスだけじゃ無い。LDOには幻影を見せてくる魔物など後半にしか出てこねえがいることにはいる。

そして俺はLDOを全クリしてるんだ。対処法ぐらい頭に全部入ってる。そしてこの部屋は完全に俺の支配下にある。ラスボス相手に通用する防御陣だぜ?そんじょそこらの魔法などあっさり看破できる。


 だがそんな事を教えてやる気もない。俺は大人だけど大人気おとなげはないのだよ。


「ふん。リリス、ただ貴様が修行不足なだけだ。誰が師事せねば魔法が使えぬと言ったのだ。必要なことはあの本棚にある本だけ事足りたわ」


 嘘である。

 いや、参考になる記述は多かったしLDOの魔法との違いももう理解できた。LDOの方が集中力とか色々いる分、自由度は遥かに高い。日本のアニメーションやゲームのお陰で俺は非現実的な現象も簡単にイメージできる。そしてそこまでくると言霊とかあんまし関係ない。よくよく思い出せば魔王だって一々詠唱なんてしてなかったし、要するにできると思うことか大切なのだ。スタンド理論だね。



「ふむ…………少し見せてやろう、魔導の奥深さとやらを」


 ベッドの下から取り出したるは万が一の時のために用意していた銀色に輝くミスリルのインゴット。そこにアルミのインゴットを少々。


 両方とも直接的に戦闘にはあまり向かない金属だが、生産にはいろいろと重宝するのだ。


「【アルタレーション:スパーリジェロ】【アルタレーション:ヴァリアビリード】【アルタレーション:アラステレ】【トランスフォーム:ゴリオン】…………【ギフト:インテリジェンス】」


 超軽量化、可変性、同調、整形…………そしてゴレームとするための最も簡単な魔法をかける。


 小さな聖銀ミスリルとアルミのインゴットは俺の掌の上で小鳥の形状に変化し、生き物のようにちょこちょこと動き出す。


 さてゲームじゃなくなってここからが難しい。


 小鳥型ゴーレムと俺との間に魔力でパスを繋げている間は魔力を徐々に消費する。左手をリモコン代わりに同調させて左手の親指を動かすと、ミスリル製の小鳥の羽がはためく。そして中指を弾くように動かすとチョンチョンっと跳ねてバランスが安定した瞬間、流し込む魔力を増加。

 ミスリルの小鳥はふらふらしながらも飛んだ。暫くしてゴレームが指定動作のトレースを実行し飛行も安定化。方向を司る人差し指を動かすだけで小鳥は優雅に部屋の中を飛んでいる。


 うーん、そろそろ魔力が減ってきた。仕上げに行くか。


 部屋の中を飛んでいた小鳥の操作に集中し、呆然としているリリスを拘束したままの鎖を解除して、リリスの手をそっと持ち上げると小鳥をリリスの手の平に着地させる。


 最後にカッコつけて指をパチンと鳴らして無詠唱発動。


 小鳥が発光しグニグニと姿を変え、人差し指にスルっと巻き付く。そしてその光が収まるとリリスの指には大きなルビーを施された指輪が嵌っていた。


 やべえ、魔力ギリギリだ。


 因みにルビーの主成分は酸化アルミ。ご存じかもしれないが、この酸化アルミ、所謂コランダムにクロムが加わるとルビー、鉄やチタンなどが加わるとサファイヤになる。一から生成するよりはアルミを用意しておけば格段に消費魔力は下がる。本当はもっと複雑だが、これはカスタマイズで登録しといたからオートで作れるんだよね。言うなれば、この位置からのシュートは何度もやってるから考えるまでもなくできる、と言った感じだ。

 ルビーも作り方さえカスタマイズに登録しとけば簡単に作れる。


 これでLDOじゃ荒稼ぎしたもんだ。

 大地属性ならではの他の魔法じゃ絶対できない芸当だ。ストーリー終了後のエクストラモードでローグライフ開始し始めると金策はこれでどうにかなってしまう。


「くれてやる。質にでも入れれば小遣いの足しになるだろう。つまりは、お前が我と僻地に来ようと必要分の金は用意してやれる証明でもあるがな」


 カラットは推定2~3ぐらいかな?カットは特殊な山型にした。何故なら今回作り出したのは所謂スタールビーと呼ばれる希少なルビーだからだ。台座もかなりこだわって芸術性を高めているので自信作だ。


「これが、魔法なのですか?物質の変質など御伽噺の話では………」


「現実だ。偽物かどうかは鑑定士にでも持っていけばすぐわかる。それなりの値段はつくぞ」


 この魔法覚えるのってクソ大変なんだよね。

 まずルビー自体を大量に掘り出して(希少な物を大量に掘り出すというのは変な話だが)、魔法で解析して研究値を一定まで上げる。次に原料のアルミニウムや希少金属のクロムも気の遠くなる時間かけて集めて魔法で解析して研究値を上げる。

 次に生成が難しいルビーを生成し続ける。なお最初は失敗ばかりで折角用意したクロムも全部ぱあになる。しばらくやってるとクロムが作れるようになるがそこまで大赤字を覚悟しなくちゃいけない。

 更にちまちまとやってるとルビーが8割ぐらいで安定して作れるようになる。ただ、このルビーは低品質でいきなり宝石としては生成できず鉱石の状態で作りだされる。

 ここまでくると今度は品質上所・安定を目指して生成をし続ける。


 品質が安定ができるようになったら今度は加工済みの情報で生成できるようにする。そしてそれが9割後半の確率で作れるようになって初めてカスタマイズ魔法に登録できる。スタールビーは、うん、本当に辛かった。


 やってらんねえのが、サファイヤもエメラルドもダイヤだろうがなんだろうがおんなじことやらされるわけで。ええ、全部宝石類コンプしましたが何か?熟練度もMAXだからエクストラモードでは荒稼ぎしたもんだ。火の車だった財布が途端に潤い初めて最初はウキウキなんだがだんだん使い道わからなくなるまでがお約束だ。


「凄い……これは光が入っています。見たことありません、こんなルビー」


「スタールビーと呼ばれるものでな、滅多に産出しない超希少なルビーの一種だ。幾らの値がつくかは知らんが、くれてやる」


 うーん、調子乗りすぎたな。寝て全回復した魔力が空っぽだぜ。見栄はってスタールビーなんて作るからだ、馬鹿め。このスタールビーを作るのにどれだけ苦労したことか。FF6で魔結晶なげてテレポストーンを得ようとする虚無感のある作業である。エディさんほんと尊敬するわ。


「デブーダ様は、このようなことができればなんでも思いのままではないですか」


「ふっ、馬鹿を言え」


 俺が思わずそういうと、リリスが襲いかかってくるかと思い身構えたが、リリスはちょっとイラっとしたようだがどちらかと言えばキョトンとしてた。


「何故ですか?貴金属を片手間で作れるのですよ?」


「作って、その後はどうするのだ?」


「売るなりなんなりすれば金銭に困ることは絶対ないかと」


「ふむ、残念ながらそう上手くいくものではない。確かに我は、宝石を創り出せてしまう。売れば高値で買い取られるだろう。だがそれでは困る者が生まれる。誰だと思うか申してみよ」


「…………困る、ですか?でしたら、採掘をする方でしょうか。折角掘り出してもデブーダ様の方が安定して質の良い物が創り出せてしまうようですので」


公爵家の娘として目は肥えているリリスから見ても、いまリリスが眺めているルビーの指輪はそのお眼鏡に適う物だったらしい。


「その解答では落第点しかくれてやれぬな。よいか、困る者はそれだけではない。宝石商も宝石職人も農家も、靴屋だろうがなんだろうが回り回って被害を被るのだ」


風が吹けば桶屋が儲かるの逆バージョンだが、リリスは腑に落ちないらしい。


「わからぬ、という顔だな。いいか、宝石というのは綺麗だからだけでなく希少だからこそ価値がある。我がばんばん作って市場に流せばまず宝石類は値崩れを起こす。そしてそれを細工する宝石職人にも、採掘者にも影響は及ぶ。値崩れを起こすということは単純に彼らの稼ぎが減る。特に末端の採掘者はな。彼らは肉体労働をするために多く食事をとる。だが採掘業が成り立たなくなれば彼らは離れていくか、それともより低賃金で働くしかない。

 彼らは賃金が少なってしまったが故に、今までのような生活が出来ない。小麦も思うように買えず、服もボロを着続けるだろう。そうすると今度は農家や布を作る者たちの稼ぎが減ってしまう。彼らの稼ぎが減ると、彼らは節制を始めるために今度は靴屋や肉、野菜などを買わなくなっていく。そうなればあとは連鎖していく。金の回りが徐々に悪くなっていき、飢えて死ぬ民が生まれ働き手の減少で更に悪影響が伝播する。回り回ってそれは国全てに影響を及ぼすやもしれぬ。

お前も幻惑魔法という人智を超えた力の使い手。その影響力、見にしみておるだろう?迂闊な行動は国一個滅ぼすのだ。質に入れるのもよく考えてやらねばならぬ。誰かが儲けを得れば誰かが泣きを見るのは世の常だ」


こんなの中学生でもわかる程度のはなしだからな。いかに日本の教育の質が安定しているかよくわかる。


「…………随分と深くお考えなのですね。真に帝位に興味はないのですか?」


 微塵も興味ないね。


「ふむ、ではルビーに続いてちょっとした質問を元に説明してやろう。リリス、お前は作物を育てるときどのようなことをすれば良いかわかるか?」


「常識的に考えるなら、土を耕し、種を蒔き水を撒く……だと思います」


「それでは数ヶ月持たぬな。良いか、作物というのは生き物なのだ。生育に適した環境は小麦とトマトでは大きく違うというのはわかるだろ?まずはその作物に適した土地を用意するのだ。土地を耕すのもただやれば良い訳ではない。土というのは食物を育てるためのエネルギーが入っている。だが土に含まれるエネルギーも使われっぱなしでは尽きる。故に枯草などを用いて土の環境を整えばならぬ」

「育ててる間も大変だ。虫害、天災、魔物が食い荒らしたり踏み倒して全部ダメにしてしまうかもしれぬ。また作物も生き物故に病に陥る時もある。それがもし強力な病で畑など全てに広がれば他の作物も全部廃棄だ。ただ水をくれ過ぎても土を与え過ぎてもこれもまた病気の原因になる。人間もそうだろう?」


「デブーダ様がおっしゃると大変説得力がございます」


リリスは俺の腹を見ながら力強く言い切った。コイツいつか絶対ギャフンと言わせてやりたい。大人気なく勝ち誇ってやりたい。


「ま、貴様の不敬は今は置いておいてだ、兎角作物1つでも常に予測不能の事態を想定しつつ動かなければならぬ。ここに税収などまで加われば余計ややこしい。そんなグラついた足場の上で踊ってるのが下位の貴族だ。その上に寄親がのり、それが積み重なって頂点に座る皇帝。作物1つですら読めないというのに、天災や人災、魔物的な災害まで考慮していつ崩れるかわからぬ足場の上で踏ん反り返っているのが皇帝という存在だ」


「…………デブーダ様、それは宰相閣下の領域ではないですか?」


「ふん、お飾りの皇帝に意味があるものか。国の終焉とはいくつか理由があるだろうが、最たるはトップが下を纏めきれぬからだ。国の全ての責任と臣民の命を守れぬ者についていこうと思えるか?小さな島国の党主ならばそれでもいい。

 だが帝国は巨大だ。故に攻め込まれやすい訳でもある。周辺国と小競り合いすることも多い…………そうだ、最終的号令は誰が下す?皇帝だ。自国だけでなく他国にも気を配りつつ貴族どものおべっかを退け……皇帝の座、欲しくなったか?自由気ままに振舞っているようだが、難事の際は矢面に立つのだ。しかもその難事はいつ振りかかるかもわからん。

 ここ数代の皇帝は運が良かっただけだ。またいつ干魃が襲うやもしれぬ、疫病が蔓延するやもしれぬ。隣国が突如として侵略してくるかもしれぬ。魔族という不穏分子も存在し続けている。どこにでも国が滅びるキッカケは転がっているのだ。故に、皇帝の座など我はいらぬ。この話を聞いてお前は帝位が欲しくなったか?我はご免被る」


 リリスは首を縦にも横にも振らない。何か思うところがあったのか、顔は俯いてたがな。

 所詮、知識があっても何でもかんでもうまくいくわけがない。内政チート?鼻で笑ってやるわ。幾ら効率的で正しいやり方でもそれが異世界ですんなり通用する訳がない。相手がロボットなら話は違うが、相手にするのはその世界で実際に暮らしてきた人間なのだ。

 地球ですらそうだ。発展途上国の農場改革で必ずぶつかる壁なのだ。

 此方側が幾ら正しかろうと、相手方からは訳の分からないことを捲し立てなにかをやらせようとしてくる人にしか見えない。そして、自分の考えが全く及ばない思考をする相手に対し、往々にして人は拒絶するか思考を放棄するのである。


 “Know”と“Understand”は全く別次元の話なのだ。その片鱗は社会に出てから部下を持つと実感できることでもある。


 所詮俺は義務教育や高等教育などで人類史を“知っている”だけで活用できるかは別問題だ。それに加えて、内政チートしようとして大失敗して自分で責任が取れないのならやるべきではないと俺は思う。リリスの一件でもわかるが、異世界人は現代日本人とは価値観や考え方、習慣に差異がある。なまじっか似てるから勘違いしがちだが、やはり別物なのだ。

 人間とは海外に行っただけで、やれ食事が合わない、やれカルチャーショックだなんだとやわな存在なのだ。ましてや異世界。おまけに魔法付きでゲームの世界そっくりだ。社会の発展の仕方も全く異なるものであり、考えすぎると何をするのも地雷に感じてくる。


 皇帝の地位を得て何が嬉しいのだろう。俺には全然わからない。

 これだって既に異質な価値観だ。俺は常に目隠しで綱渡りしている。スイカ割りの時ように目隠しして歩いている俺に進路を教えてくれるのはゲームの知識だけ。だが、それでさえ全てあてになるわけではない。


 魔法の使い方や捉え方、デブーダに大地属性に天才的才能があったり、クレアラがちょっとポンコツ気味なところがあるとか、リリスがガチになると結構イってる感じの人物だとか、俺には知らないことばかりだ。


 どこまでがゲームと同様で何処からが違うのか、俺をこんな目に合わせてる奴の意図は何なのか、わからないことが多すぎる。ここは試行錯誤するしかないんだろうなぁ。ヤむはこんなハードモード。

しかしここでリリスの理解を得なくてはもっとハードモードだ。さあ、唸れ俺の説得(50)ダイスロール!







実績:Present for you!


女性に宝飾品をプレゼントしてるのに甘さ0だね。ダイエット中だしノンシュガーに決まってるから仕方ないね。


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