第71話 決闘2
《ステータス》
名前 アルス・ヴァン・アスタルシア
年齢 15歳
種族 人間
体力 1500/1500
闘気力 40000/40000
魔力 10000/10000
スキル
・闘気術 Lv10
魔法
・火魔法 L v8
・水魔法 L v8
・土魔法 L v6
・風魔法 L v9
・雷魔法 L v9
・光魔法 L v7
・闇魔法 L v6
加護
『星導王 アスタルシア』の加護
『剣神 ダグリュー』の加護
二つ名・称号
『星の王子様』
《ステータス》
名前 サファ・ハワード
年齢 15歳
種族 人間
体力 1000/1000
闘気力 25000/25000
魔力 30000/30000
スキル
・闘気術 Lv10
魔法
・火魔法 L v9
・水魔法 L v10
・土魔法 L v8
・風魔法 L v9
・雷魔法 L v9
・光魔法 L v8
・闇魔法 L v8
加護
『結界神 アウレール』の加護
『剣神 ダグリュー』の加護
二つ名・称号
『結界剣術』
『会長』
サファとアルス王子の最後の戦いは、強烈な一閃のぶつかり合いから始まった。
互いに剣神の加護を持つ者同士。それもかなり高位な状態である二人の激突による衝撃波は、闘技場に張り巡らされた結界を揺るがすほどだった。
「ほう。サファのあの一撃。おそらく『剣神』と邂逅するまでに至ったか。」
顎髭を撫でながら、ウォルス公爵は呟く。
「ええ。精神世界で『剣神』様から直接手ほどきを受けていると考えていいわね。」
隣にいたマリー夫人も同様に推測する。
加護には段階がある。
より神に気に入られるほど高位となり、加護の恩恵も高まる。
多くは加護を授かるだけか、声を聞く段階の者が多い。
だが、精神世界で神の姿を見れる者は稀であり、その者は大概が世界に名を馳せる者となる。
「しかし、アルス王子の方も素晴らしいな。サファと拮抗している以上、『剣神』の加護の位階は同程度と見るべきだな。」
サファの一撃を受け止め、反撃に転じているアルス王子の動きもまた、他と一線を画していた。
「どうやら剣術の実力は互角のようだねっ!」
そう言ってアルス王子は剣を振り下ろす。
「そのようだけど。‥‥関係ないわ。」
「っ!!」
アルス王子が振り下ろしていた剣が突然止まる。
手に伝わるのは何かにぶつかった衝撃。
「ぐっ!!結界かっ!?」
サファは空中に結界を張って、相手の動きを阻害していたのだ。
結界剣術。
それがサファ・ハワードの真髄である。
身を守ることは勿論、先のように相手の動きを阻害したり、結界を足場にして機動力を上げる等、その汎用性は高い。
「はあっ!」
強烈な一撃がアルス王子に入り込む。
「ぐっ!」
打ち込まれたアルス王子は、体勢を整えるために一度距離をとった。
「ウル・ガデュウ!」
しかし、サファは体勢を整える時間を与えなかった。
放ったのはレベル7の火魔法。
「ぐあっ!」
魔力も学園トップレベルのサファが放った火炎球は、瞬く間にアルス王子を包み込んだ。
(手応えは‥‥まあまあね。でも‥‥)
サファは火炎が収まって構え直すアルス王子を見ながら思った。
アルス・ヴァン・アスタルシア
体力 1250/1500
(相変わらずの体力ね。)
確実な一撃と高レベルの魔法を直撃させて尚、アルス王子の体力は健在だ。
先の長い闘いを想像してサファはため息を吐いた。
「ふふ。サファったら張り切ってますわね。」
観戦先でマリー夫人は微笑みながら語りかける。
「ふっ。本人にとっては負けられない戦いだからな。それにしても、本当に結界を器用に扱うようになった。構築の速さも中々のものだ。」
娘の成長を嬉しく思いながら、ウォルス公爵も応える。
「そうね。あの結界の使い方は、最初はびっくりしたわ。提案したのは‥‥フィルちゃんだったよね?」
「ああ。模擬戦中にフィルが提案していた。身を守るだけに使うのは勿体無いと。柔軟な発想を持っているな。」
「私もそういう使い方は思いつかなかったね。フィルちゃんは‥‥今年も辛かったでしょうね。」
心配な表情を浮かべながら、マリー夫人が尋ねる。
「‥‥そうだな。今年もかなりひどい状態にされていた。」
フィウルスの事を思い浮かべるウォルス公爵。
ぎりっ、と拳を握る力が知らずに込められていた。
「あなた、気持ちは分かるけど落ち着いて。フィルちゃんなら、きっと大丈夫よ。あの子は‥‥本当はとても強いから。」
「すまない。‥‥そうだな。今は、サファの戦いに集中しよう。」
「ええ。」




