第3話 ステータス
(異世界か‥‥。そういや、死後の世界みたいなとこで突っ走った時、何か「壁」みたいなものぶち破ったような‥‥。)
(でも、まずは生き残ることだよな。食糧はしばらくの間は虫でも食べるとして、自衛の力をつけないと。)
そう思いたったフィウルスは、先ほど持ち上げた大岩があった地面を見つめ、ミミズのような虫を捕まえた。
「あっ!!(破っ!!)」
そして、ミミズに向けて気を放ち、ミミズの体を細かく刻んで口の中へ入れる。
(寝床は‥‥この木の上にある枝のところでいいかな。)
体と籠を気で包み、フィウルスと籠は上へと浮かび上がった。そうして、太い枝の付け根の部分に籠を置き、その辺に生えている蔦で縛り固定した。
(さて、魔法とさっきの気の練習をしよっと‥‥。いや、なんかこう‥‥「ステータス」みたいなのってあるのかな?)
そう思い、とりあえず念じてみる。
(ステータス!)
すると、彼の前に文字の羅列が出現する。
《ステータス》
名前 フィウルス
年齢 0歳
種族 人間
体力 5/5
気力 29980/30000
闘気力 10/15
魔力 25/30
スキル
・気術 L v10
・闘気術 Lv1
魔法
・水魔法 L v1
加護
なし
???
・「開門の業」
「火の門」
「水の門」
「土の門」
「雷の門」
「風の門」
「光の門」
「闇の門」
・「神呪」
能力に制限・抑制される。
二つ名・称号
「闘神」
「神殺し」
「開門者」
(ホントに出ちゃったよ‥‥。気力っていうのは前世で鍛えたやつだな。そんで騎士の奴が使ってたのは、闘気っていうのか‥‥。前世での二つ名まで表示されているのは、何でなんだろうな‥‥?)
(それよりも、「神呪」‥‥。どう見てもマイナスの効果だよなー。多分、呪いってこれのことだよな‥‥。)
(まあ。鍛え直すとするか。幸い、気と開門の力は使えるみたいだし。)
開門とは地球上で九重 楓と雄だけが手にすることが出来た力である。気を高めた者が瞑想を行い、魂の深層に入った時、扉が現れる。その扉を開き、それぞれの試練を踏破した者に、その扉に応じた力を宿す事ができる。
例えば、火の門を開いた者には、自らに流れる気の力を火へと変換することが出来る。
そして、雄と楓は全ての門を開いている。
(神呪によってどれだけ制限されるのかわからないけど、さっきの感じだと気とか前世の力に制限はないような気がする。とりあえず、地球でやってた修行内容を優先的にして、魔法とか闘気は少しずつ伸ばしてみるか。)




