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『神殺し』の異世界転生    作者: ヤっちゃん
 学園編 入学
20/78

第15話  お友達



「ご機嫌よう。ご一緒してよろしいですか?」


シャルルは優雅な一礼とともに、フィウルスに対して問う。


「え、えっと。はい。」


困惑しながらもフィウルスは答えた。


「あ、自己紹介がまだでしたわね。わたくし1年1組のシャルル・ヴァン・アスタルシアといいます。」


「えと、1年6組のフィウルス・ハワードです。」


「まあ。ハワード公爵家の方ですのね。いつもここで昼食を?」


「はい、そうです。シャルル姫様はどうしてここに?」


「ちょっと言い寄られて来るのが疲れまして、こちらに避難して参りしたわ。」


「そ、そうだったんですか。」


「ええ。本当に大変でしたわよ。媚び諂った顔で近づいてきて、家格がどうの、加護がどうのと。しつこいですわ!」


ぷくっと頬を膨らせる姫。


「は、ははっ。シャルル姫様にお近づきになりたかったんでしょうね。」


「あなたはどうですの?」


「え?」


「あなたはわたくしとお近づきになりたいですの?」


突然の質問にフィウルスは困惑する。


(お近づきになりたい?別にそういうのは‥‥。)


「僕は‥‥あなた()と並び立ちたい。」


「っ!!」


「もちろん、今のままでは難しいですが‥‥」


フィウルスとシャルル姫は真剣な表情でお互いに見つめ合う。


「‥‥なるほど。五星の世代と呼ばれているわたくし達に並び立つ。6人目になるということですのね。」


「‥‥はい。」


「その日が来ることをわたくしも心待ちにしておりますわ。さて、」


唐突にシャルルは手をポンと叩いて、


「つまりわたくし達はライバル!そしてライバルとは、友!これであなたとわたくしはお友達ですわね!」


「‥‥え?」


予想外の言葉にフィウルスはたじろぐ。


「毎日はさすがに無理ですけども、時々わたくしもここで昼食をご一緒させていただきますわ!」


「あー、シャルル姫様がそうしたいなら別に‥‥」


「シャルル、でいいですわ。」


「いや、さすがにそれは‥‥」


「ですわ!」


「わ、わかりました。シャルル。」


有無を言わせない迫力が、そこにはあった。


「フィウルス!よろしくですわね!」


「はい。よろしくです。」







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