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School Game  作者: 柳本桃太郎
1/1

日常は終わりました。OKを押して下さい。

質問です。



皆さんは学校が楽しいですか?



「Yes」と答えたあなたは今の生活に、日常に満足している人がほとんどではないでしょうか。明るい未来が待っています。


「No」と答えたあなた。




おめでとう、僕と同じ人間だ。


学校なんて楽しくない。学校なんてクソ喰らえ。

学校の存在意義とはなんだ。勉強なんてしたくない。

無理矢理に勉強させる、学校なんて僕には必要ない。


()()()()()()()()()


そんな僕を責める奴はいないだろう。














11月17日


学校から歩いて帰る。補習を受けていたので、もっと早く帰れるはずが遅くなってしまった。

おそらく僕はスマホ依存症だ。だがそんな事はどうでもいい。今の時代スマホ依存症なんて珍しくない。学生のほとんどがスマホ依存症だろう。それをグチグチ言う先生もテレビに出てくる専門家も今すぐ消えてしまえ。悪い奴は誰もいない。そういう時代なんだ。



「……りました。OKを押して下さい。」

スマホに搭載されている人工知能が喋った。

なんと言ったか聞き取れなかった。

スマホを取り出して画面を覗く。


『日常は終わりました。OKを押して下さい。』



画面が歪んで見える。色彩がおかしい。

黒、オレンジ、黄、赤、緑、白、青。

色が変わっていく。

視界がおかしい。画面だけじゃない。街並みさえも歪んで見える。

気持ちが高ぶる。今すぐ走り出してしまいたい。

ワケもわからず画面を押す。途端体が元に戻る。


教室だ。気づけば教室にいた。

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