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ツンデレ好きがツンデレについて思っていること

作者: 35

かなり個人的見解が入りまくっているのですが、戯言たわごとなので大目に見てください。

ゲームや漫画には様々な属性の女子が出てくるが、その中でもツンデレと言うジャンルは非常に自分は好きである。


長らく人から好かれ、今後も廃れることの無いであろう不滅の属性であるとすら思っている。


ただ、最近はツンデレの定義は非常に広がり続け、定義がかなり広義的で、男性にもツンデレを使うようになってきているのである。

(正確には、男性のツンデレは『オラニャン』という単語があるのだが、まったく広まらなかったので、男性でもツンデレを示すことになっているらしい。男性のツンデレにはいまいち自分ははまらないので、あくまでの今回は女性のツンデレについての話です)


さて、非常に意味の多くなったツンデレですが、私が思うのは次の3つです(個人的見解です)


① デレ1→ツン→デレ2

② ツン→デレ1→デレ2

③ デレ1→デレ2→デレ3


さて、この3つですが、正確にいうと、①、②の2つと③では少し意味合いが異なります。


この話は有名だと思いますが、ツンデレは、時間の経過による心境の変化を示すものと、ただその人の性格を示すものの2種類があります。


前者を心境ツンデレ(①、②)後者を性格ツンデレ(③)と勝手に呼んでます。


世間一般に広がっているツンデレは、③の性格ツンデレでしょう。

性格の2面性により、女の子が素直になれない様子を示し、いわゆるギャップ萌に重きを置いたもので、非常に分かりやすいものだと思います。言い方は悪いですが、恋愛の発展をいくらでも引き伸ばせるので、物語には絡め安いと思います。

態度ではツンを見せますが、基本的に内面ではどの時点でもデレてるので、③はツンがないと思っててください。


では、心境ツンデレとはどういうものなのか。


これは、簡単に言うとシチュエーション萌え、達成感萌えのイメージを持っていただければ分かりやすいと思います。


こちらの場合は、ある時点では、本当に相手のことをある程度嫌っている、あるいは無関心ということが必要になります。(ツン期と呼んでます)


このツン期のタイミングによって①か②かは分かれますが、その話はまたすぐ後でいたします。


こちらの特徴は、ツン→デレの流れが基本的には右肩上がりです。


性格ツンデレの場合は、見た目上は、ツンとデレが山あり谷ありで動き、時期も音叉のように激しく

揺れ動きますが、心境ツンデレは徐々に徐々に山に向かって上がり続けます。


前者はデレさせてからの破壊力は半端ではないと思います。ほぼツン要素のなくなったデレ状態の女の子はとてつもなく可愛らしく、ストーリーがしっかり組まれていれば、その右肩上がりに態度が軟化していく女の子に、こちらも間違いなく夢中になる。なので、こちらは、ストーリー性ありきのツンデレです。物語を構成する要素ではなく、物語そのものになるツンデレです。


だから、こちらはハーレム物には向いていないと思います。これは、主人公とそれを投影する読者および視聴者も、その女の子に夢中になって初めて成立するツンデレで、つまり一途である必要性があると思っています。お互いに100の気持ちを向け合うほど好きになるべきで、ハーレムではどれだけ男が頑張ろうが、100にはならないでしょう。


ハーレム物に向いていないとは思ってますけど、ハーレム物にこのタイプのヒロインがいることは普通にあるので。悪口ではないですよ。物語がしっかり組めていれば、面白いとは思います。


あくまでも向いてないと思うのは個人の感想で、物語に絡めてはいけないというわけではないので。このタイプのツンデレが負けヒロインになると、本当にかわいそうで仕方が無いというのが本音です。


かと言って、後者のツンデレが劣るかというとそんなことはないんです。

自分はギャップ萌も大好きですし、女の子がたくさん出れば、どの子にもファンはつくわけです。

そして、たくさんいれば1人くらいはツンデレがいる(個人的見解です)はずなので、その子のキャラを立てるのには、やはりギャップ萌は必要です。


ただ単にどのツンデレも好きということは間違いないです。



では、以上の点を踏まえた上で、①~③について書いてみます。

(名前は勝手に付けました)


① 第一印象ツンデレ


まだ関係が深くないところでは、なんとなく好意(デレ1)を持っていて、何かきっかけがあって、その人に対して、1度幻滅ツンする。だが、それでも付き合いを続けるうちに、また好意(デレ2)を持つタイプのツンデレ。


この関係では、身近な知り合いというよりも、主人公の後輩とか、同級生の妹、または逆に妹の友達など、少し関係が遠いヒロインがなりやすい関係ではないでしょうか。


遠くから見ていたり、話だけでいい印象を持っていて憧れみたいな感情を持っていた女の子が、家、学校、部活や活動で偶然同じ生活圏に属したりすることで、関係が近くなるのですが、それによってあまりよくない部分が見えて幻滅します。


ここで終わってしまうと関係が終了しますが、ここからそれでも付き合いが続くと、それ以上の魅力が分かったり、逆に、幻滅したことで悪くなった自分の態度を気にせずに付き合いを続けてくれることに、好意を持ったりして、また好きになるという関係に発展します。


ポイントは、1つ目のデレよりも2つ目のデレの方が、より好意が上であるということです。


いいところしか見えていなかった1回目のデレと比べると、2つ目は悪いところも知ったうえでのデレ。付き合いは深くなりますし、関係も馴れ馴れしくなって親しみが強くなります。


また、幻滅されたところで終わらない時点で、女の子の好意は0にはなっていないので、なんだかんだで、ツン中も相手に構ってしまうのは、可愛らしいポイントではないでしょうか。元々、あこがれてたわけですから。


個人的にこのツンデレに属するのは、俺妹のあやせではないかと思っております。


ツン期間でも時折見せた好意と、最後の全力のデレによる破壊力はすばらしいの一言でした。


その他では、ニセコイの小野寺の妹の春ちゃんも結構お気に入りでした。やはり、このツンデレは年下むきですね。


2人とも最後は悲しくて悲しくて……。なんとなく選ばれる枠ではないと分かっていても辛かったです。



② デレ進化ツンデレ


比較的、定義のツンデレに近いツンデレです。


最初は本当に興味がない。あるいは、嫌悪感ツンがあるなのですが、出来事をきっかけに好意(デレ1)を持つ。

ところが、このデレはそこまで表に出てきません。まだ照れ隠しがあり、今の関係の変化を恐れて、関係は横ばい、あるいはわずかに下がりかねないほどになって、女の子はいまいち行動ができずやきもきします。


ここで、他ヒロインや状況の変化によって、危機感を持ったり、相手の気持ちを何らかの形で知ったりすることで、好意(デレ2)が発生します。


2回目のデレになれば、素直に好意を比較的示します。露骨かひっそりかは別として、間違いなく前進します。


こちらも2回目のデレは1回目よりも上がります。1回目のデレでは、友人関係に近く、2回目が出てきてようやく恋愛関係になっていく感じでしょうか。


では、なぜデレが2段階に分かれるのか。

これは、そのヒロインが、とある理由で孤独であったり、逆に友人関係のしがらみがあったりして、いきなり恋愛関係にいくことを恐れるためです。


孤独であれば、その関係がなくなる事を恐れ、しがらみがあれば気を使ってしまう。

要はツンデレにありがちな、寂しがりやだったり、不安感を持ちやすい子がこのツンデレになるのでしょう。悪友ポジションも多い気がします。


この例に当たるのは、バカテスの美波かなと思ってます。ちょっとツン期短めですけど。


転校当初は悪意しかありませんでしたが、とある2つのエピソードで段階を踏んで順調にデレを2段階上げました。2回目のデレは原作、アニメ共に圧巻でした。かわいすぎだ。もう少し押しが強ければ……。


とあるの美琴もここかな? はじめのツンがちょっと怪しい気もしなくもないけど、最初完全に殺しにかかってたし。でも友達ですらないような? 関係が難しい。



③ 王道ツンデレ


これが一般的になっているツンデレでしょう。


最初から最後までずっと好きで、ほとんど一目ぼれに近い(デレ1)ですけど、本人は素直じゃないし、たまに素直になろうもんなら、相手が鈍感で気づかないし、関係の進展がとにかく遅い。


その後付き合いを重ねて、勝手に自爆するのですが、それでも相手が見捨ててくれないから、また好きになったり、イベントをきっかけに上がったり下がったり、この不安定な状態(デレ2)まで来ると、主人公含め鈍感なキャラ以外はなんとなく察します。そして、自分は気づかれてないと思ってます。


そして、周りに冷やかされたり、イベントをこなすことで、あきらめて認める状態(デレ3)になれば、もう早く告白しろよになります。


主人公の鈍感があって、初めて成立するツンデレ。ああ、だから最近鈍感主人公が多いのか。気づく主人公じゃ、このツンデレ成立しないし(独り言)


このツンデレはあまりにも多すぎます。個人的にそう感じるヒロインはいますが、主人公が鈍感なら、一作品に1人は居かねませんからね。

強いて言うなら……、ハヤテのヒナギクとかクラナドの杏辺りが分かりやすいでしょうか。



ていうか、ツンデレって負けヒロインばかりじゃん!(未定なのもいるけど)。偶然だよね。自分の好きなヒロインがたまたまそうなだけで、ツンデレも勝てるはず!(独り言)


恋はやっぱり早い者勝ちだから、愛を育むのに時間のかかるツンデレは、ライバルヒロインが居ると負けやすいのかな。





ついでに、元祖ツンデレは源氏物語の葵の上です!(異論は認めます)


ものすごく簡単に言うと、源氏と婚姻してから、死ぬ直前までほぼツン期で、最後にデレを見せます。

(気になったら、源氏物語の第九帖をご参照ください。詳しくは自分も知りません。ただツンデレの欄に葵の上がいて、気になってその辺だけ見たにわかですので)





あ、ひたぎさんツンデレだけど勝ちヒロインか(安堵)。



4000文字も書いてるし。自分で驚いた。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 自分もツンデレが好きですので、凄く共感出来る内容でした。 漠然としていた自分の中でのツンデレの形が、説明や例えのキャラではっきり分かった気がします! [一言] 最近のツンデレは負けヒロイン…
[一言] わかりました! 楽しみにまってます!(それ最近好きなやつじゃないですか)
[一言] いろいろパターンがありますからね。 そうなんです。そうなんですよ! 可愛いかった。
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