表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/11

お宮参りと写真撮影

近くの氏神様に挨拶

ということでお宮参りへ


「あなたが産まれたとき祖父が他界したばかりで

お宮参りへ行かなかった」

という話を繰り返し聞いて育ったので

行かなくても支障はないんだなという認識だった上に


安産祈願のときに

残念な体験をしたので

もうこういう行事とは無縁でいくのだと思っていた


そんな我に

主人はこう言った

「あれは残念だったが、行こう。みんな行ってるし」


……個人的に

みんなが~という考え方は嫌いなのだが

了承した


天気もよく

さわさわと風が心地良い

えびすけは眩しそうに目を細めていた

というかほぼつぶっていた

それを見て、主人が手のひらをかざして

光を遮った


えびすけは幸せに育つ

主人が父親だからだ


胸がいっぱいになった


翌日

スタジオアリスで写真撮影をした


とにかく衣装が沢山あった

映画に出てくるような古き良き

街の写真館という感じではなく

現代の、システム化された場所

という印象を抱いた


楽しかった

我には写真撮影をさせてくれない主人ではあるが

えびすけと一緒なので

努力して笑っていた

少しだけモデルさん気分を味わった


撮影した方は

唇をブルルルルルと震わせて

えびすけの機嫌をとって

すかさずシャッターを切るということを繰り返してくれた

ありがたい


大変な仕事だろう

隣のブースから

赤ちゃんの鳴き声と

必死にあやす声が延々と……


えびすけは幸い泣かず、スムーズに撮影が終わり

主人も楽しかったそうで

また何かの折に来ることが決まった


そして2週間後


出来上がった品を

部屋に飾っている


写真は、いい

記念になる


あっという間に大きくなる

本当にびっくりだ

成長を形に残せるのはすごいことだ


写真って、素晴らしい


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ