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島国故に・・・

どもども。音柴です。


見てるひといるのかなぁ・・・?


まぁいいや。一週間ぶりの投稿だけど、話の雰囲気ががらっと


かわるよ。注意してね。

さてさて、メイドを雇うことにしたトキトくん。

どこでメイドさんなんか売っ・・じゃなくて、紹介してくれるのかな?


ん・・・?急に路地裏なんかに入ったね。



そんなところに本当にメイドさんがいるのかねぇ♪





・・・・・・・・・・・



前話で述べたとおり、島国であるベルベットは国民の約70パーセントが

現在で言う第三次産業についており、農民なんて職業は10パーセントにも

満たなかった。


それ故に、メイドなんて職業は少なくとも国民の中には存在しなかった。

そう、少なくとも・・・・




「いや・・・やめて・・もうい「オラッ!!とっとと立て!この女!」


薄暗い室内・・・いや、地下牢のような場所に監禁された無数の少女と何人かの男がいた。


そう、ここは奴隷市場。もちろん、非合法だ。しかし、とある有力貴族によって運営されているため、警察機関はおろか、国でさえも口出しできない。


そんなところに、我らが(?)主人公、トキトはいた。


「さて、きたはいいが・・どんな娘がメイドに向いているのだろう?」


メイドーーー、それは一般的には雇われた者の雑用をするのが仕事だが、ここで取り扱われているのはあくまで、「奴隷」である。まぁ確かに雑用をまかせたりもするが、ここにいるのは、夜の雑用を行う奴隷が主である。


・・・・やはりこの男、どこかズレ、いや、ぶっ飛んでいる。


「おや、お客様、今回はどんな娘をお望みで?」


店の店主がお世辞にも良い、とはいえない愛想笑いをしながらトキトへ問いかけた。


「うーん、とりあえずおススメを。」


「承知しやした。ささ、お客様。奥の階段へ・・」


店主に言われ、階段を降りてゆくトキト。階段のその先には・・・・


「・・・これは・・」


「ひひっ、コチラは当店自慢の娘でさぁ。一週間こんな感じですが、中身はなかなかの名器でございやす。」


階段を降りた先には、小さい広場のようなものがあり、その真ん中には・・・・





そこには、虚ろな目をした、黒髪の少女が裸でぐったりと倒れていた。



このとき、トキトはすぐにでもその場を立ち去りたかった。こんなものが人間だなんて思いたくもなかった。この娘からは生気が感じられなかったのだから。


「・・・・この子はやめておこう。他にを見せてくれ。」


「おやおや、お客様にはキツすぎましたかねぇ。では、このまままっすぐ・・・」




先へ進んでゆくと、いくつもの牢屋があり、そのひとつひとつにさっきの子までとはいかないが、虚ろな目をした子が入っていた。中には、独り事をいっていたり、大声でわめき散らしている者もいた。


そんな中、トキトはある少女に目を奪われた。


「・・・あの子は?」


「お客さん・・・やめといたほうがいいですぜ。あの娘はすぐあばれやがりますし、無理矢理やろうとしても大声で叫びやがってすぐ返品されるんでさぁ。」


その子は、まっすぐこちらを見てにらんでいた。視線だけで人が殺せるなら、私はきっと何万回も殺されているだろうというくらい睨んでいた。

よくみるとその子はこの国では珍しく、髪が青かった。それに加え、肌は透き通るように白く、薄汚れてはいたが、顔立ちも間違いなく美がつく少女であった。


「・・・あの子をもらおう。」


「へっ!?お、お客さん、正気ですかい?」


「ああ。」


「・・・返品不可ですぜ?」


「かまわない。さっさと売ってくれ。」


「わかりやした・・・80万ルポでさぁ。」


「あいよ。」


「ひいふうみい・・ぴったり80万、もらいやした。」


店主は牢の鍵を開けると、少女を乱暴にトキトへと引き渡した。


「よかったな、今度からはここに戻らなくても済むぜ。」


「・・・・」


少女は何も答えず、トキトを睨み続ける。


「よろしくな。」


トキトが手を差し出す。


「・・・・」


が、やはり少女は何も答えず、トキトを睨む。


「ひひっ、またのご利用、お待ちしておりますぜ・・・。」



トキトと少女は、元きた階段をのぼり、外へとでた・・・・・


次話へ続く・・・?



今回からここに説明がはいるよ!(気まぐれで)


この世界の通貨は、ルポっていうんだ!


だいたい1ルポで十円だよ!ちなみにこの世界では消費税が20パーセントだよ!小国だから仕方ないね!


説明終わるよ!(眠気に負けた。)

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