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十七話

大変お待たせしましたw 何か思いつきで設定とか考えてたら、そんなに大した量でもないのに一日経ってました(泣) そして、文章書いてても手が止まる止まるw


小説書くのって難しいね。。。そして、自分に合った書き方が分からないので、色々試してみています。文体違うし、と思ってもあまり突っ込まないであげて下さいw


テスト終わったから、いっぱい書くぞーw あ、でも、今週は溜まってた用事を済ませないといけないので、更新はできませぬ(汗)

すみませんすみませんorz

次の日、俺たちは再び馬車に乗っていた。



後1日ほどで街に着くみたいだ。



街に近づいて来たせいか、家とか店とかがちらほら見えてたりする。



護衛の途中じゃなけりゃ行くところなんだけど、残念だ。



途中、道沿いの宿に泊まってから昼に到着という流れになるとのことだ。



「あ~、腹減った…」



今日の朝も、朝ごはんなんてものがあるはずもなく、空きっ腹な俺。



あ、あそこを飛んでる鳥、丸々と太っておいしそう…。



我知らずつばをごくりと飲み込む。



しかし、馬車と鳥では推進速度が違うようで、鳥はみるみるうちに視界から遠ざかっていった。



仕方ない、諦めよう。



お金が有り余るようになったら、3食と言わず5食くらい食べるんだ。



俺は窓の外から視線を外すと、馬車の中の会話に混ざることにした。



街に着いたら何するだとか、ケンの子供自慢やらみんな何だかんだで楽しそうだ。



「そういえば、三木は街についたら何かしたいこととかあるのか?2日しかないが、そこのタリスが案内してくれるぞ」



「何故、私が庶民ごときにそんなことをしないとならない…?まぁ、街で迷子になって私たちが恥ずかしい思いをするくらいならいいかもしれないが。 しかし、今回は私は実家に帰らないといけないから無理だ。他を当たれ」



と、つれないツンデレタリス。



タリスは、詳しく教えてくれないけど貴族ってやつみたいだから何か呼び出されたとかかな?



社会勉強として護衛に参加しているらしいし。



ケンは家族サービスで精一杯みたいだから、後は頼むとしたら女性陣か。



エレナかリンかサラさんか…。まぁ、この中だったらこの人だよね。



「サラさん、暇だったらでいいんだけど、街を案内してくれない?」



相変わらずにこにこ笑っているこの人に俺は頼んでみることにした。



「ちょっと!何で私に頼まないの!? 今一回、目があったじゃない!」



だって、エレナって案内料とか言ってお金取りそうなんだもん。荷物もちにもされそうだし。



「うっ!ななな何言ってるのよ。たかがそれ位でお金なんか取るわけないじゃない。馬鹿じゃないの?」



目が泳いでますよ、エレナさん。



「私は何故駄目なのだ?エレナみたいにお金を取るつもりは全く無かったが」



リンが俺に聞いてきた。



「確かにリンはお金は要求しないだろうけど…」



代わりに別の物要求されそうで。



戦えとか。そんなことは全く口に出すことなく、別のことでもっともらしく言ってみることにする。



「リンって、武器屋とか以外に娯楽施設とか、自分の生活圏以外の場所のことあんまり知らなそうだなと思って。戦い以外に趣味あるの?」



戦い以外に趣味があったなら教えて欲しい。



意外性のあるものだったらいいな。面白いから。



「…そう言われると、確かにない気がするな。うん。ない」



…何かリンの目線が定まらない。



どことなく落ち着きもなくなってるし。



何か隠しているのか。。。



「あぁ、リンはね、ぬいぐぅ!!」



エレナが何かを喋ろうとしたのだが、リンが高速でエレナの口を塞いでしまった。




「ぬいぐぅ?」



何だそれは。



「エレナ。命が惜しかったらその口しっかりと縫いつけておくことだな。首と胴体が離れるのは嫌だろう?」



エレナはがたがたと震えながら、首を縦に振っている。



一体何を言おうとしたんだか。



エレナはそのまま口を文字通り固く閉ざしているので答えてくれることはないだろう。



命が掛かっているみたいだし



。まぁいいかと、俺はリンたちの方から意識をはずし、サラさんの方を見た。



「それで、どうでしょうか。ご飯くらいなら奢るので、お願いしたいのですが…」



サラさんはにこにこと相変わらずの笑顔で



「いいですよ。男の人とデートなんて久しぶりで嬉しいです」と答えてくれた。



そのふんわりとした笑顔を見て、俺は赤くなった顔を隠すように顔を背けた。



そこまで女性関係に疎かったわけではないのだが、あんな綺麗な笑顔を向けられたことはなかったのだ。



そして、今まで口を固く閉じていたエレナが口を開く。



「サラ。別にお金要求したりしないから、私も行くわ。ちょうど欲しいものもあるし、何よりこの馬鹿と二人きりなんて危ないわ。あなた無防備なところがあるんだから、妊娠させられるわよ?」



「そうだな。私も一緒に行くことにしよう。戦い以外のこともたまには学んでみる必要もあるしな」



結局、四人で行くことになってしまった。



振り回される自分が容易に想像された。



しかし、考えようによっては女の子三人に囲まれるのだから、自分は男にとっては羨ましい部類に入るんだろう。



その実情はともかくとしてだけど。







この街アドニスは、王都に次ぐ大都市で、70万人もの人口を抱えている。



自分たちを雇っているロンド商会の本拠地もここらしい。



特に商業が発達している街のようで、色々な商会が鎬を削っている。



そのため、基本的に活気がある場所ではあるのだが、やはり光には影があるように裏通りでは治安の悪い場所も見受けられるようだ。



そんな街の大通りを俺たち四人は今歩いている。



街に到着した後、キースさんに事前に用意していてもらっていた商会の身分証明書のようなものに名前を書き、偽証防止の魔法をかけてもらい、それを手にそのまま街に繰り出したのだ。



お昼時ということで、まずは腹ごしらえということになっている。



サラさんがお勧めのお店に連れて行ってくれるらしい。



大通りの店を横目に見ながら、みんなでサラさんに付いていく。



しばらくして、大通りから横道に入り少し行ったところにその店はあった。



定食屋ミストという看板がかけてある。



「ここです。着きましたよ」


「へぇ、なかなか趣があるとこじゃない」


サラさんを先頭にしてぞろぞろと中に入っていく。



中にはそれなりの数の客が入っているようだ。



「らっしゃい!お、サラちゃんじゃないかい!今日は友達連れてきたのかい?」



「ミリさん。こんにちは。はい、仕事先で仲良くなった方たちです。私のお勧めのお店ということで皆さんをお連れしました」



「あら、それは光栄だねぇ。サラちゃんに期待されてると分かったら、うちの旦那も張り切るよ。そっちのテーブルに座って待っててくれ!」



はきはきとした喋りで、よく通る声をした恰幅のいい女主人ミリさんの声に押されて席に座る。



メニューがあったので、みんなでそれを覗き込む。



パスタ系、ご飯系の二種類に分類されるようだ。



そして、それぞれに本日のおすすめの項目もある。



「サラさん、おすすめってあります?」



「そうですね…。どれも美味しいですけど、やっぱり本日のおすすめが旬のものが使われていたりしていいと思いますよ」



確かに初めて来た店でもあることだし、特にこれが食べたいというものがない今は本日のおすすめが無難な選択だろう。



「じゃあ、俺はパスタの本日のおすすめで。みんなは?」



「私もそれでいいわ」



「私もそれでいいな」



「決まりですね。ミリさん、パスタの本日のおすすめを四つで」



ちょうど水を持ってきてくれたミリさんに、サラさんが注文をする。



「はいよ。今日のパスタは、今ちょうど旬のトリ貝とツブイカのパスタだからね。期待しておいていいよ」



ミリさんは自身ありげな不敵な顔をこちらに向けると、厨房の方に向かっていった。



「この時期のトリ貝は大粒で身が詰まってておいしいんですよ。ツブイカもこの時期にしか取れないですし。楽しみですね」


と補足説明してくれるサラさん。



ホントに楽しみのようで、顔を綻ばせている。



これは期待が持てそうだ。



そして、一皿が結構な量があるパスタが来て、おいしく食べながらこの後の行動について話し合う。



「三木さんは、どんなところに行ってみたいとか希望はありますか?」



最初は女性たちで盛り上がって、ポツーンとしていた俺だったが彼女たちも当初の目的を思い出したようで、心なしかちょっと照れている感じで聞いてきた。



別にいいけどね!



「俺は服が欲しいかなぁ。後、何か生活用品的なものとか」



「武器なら案内出来るんだが…」



「武器は間に合ってるからいいよ。気持ちだけもらっとく」



予想通りの発言をさらりと流す。



「では、男性用の服も売っているお店に行きましょう。生活用品は、大通りを歩いて必要そうなものがあったら買うという形でいいですか?」



「それでお願いします。それ以外は何か知ってて役立ちそうなところを適当に教えてください」



わかりました、とにっこり微笑むサラさんを見て癒されていると、



「今のうちに三木に何を買ってもらおうか考えておかないとね。甲斐性なさそうだから、そんなに期待は出来ないけど」



とすっかり目の前のパスタを平らげていたエレナがのたまった。



「な…」に言ってるのおまえ勝手に着いて来たのおまえじゃないかと言おうとしたが、



「とりあえず、ここは三木のおごりね」という言葉に遮られてしまった。



リンがまさか奢ってくれるのか…?とちょっと期待した目で見てくる。



サラさんは相変わらず笑っているが…。



「そうだな。まぁおごりでもいいか」



エレナ以外はと言いたかったが自重した。



絶対噛み付いてくるのが分かってるし。



ここで断ったら小さい男と思われるかもだからな。



お金はあるんだし、将来への投資ということで。



「ふふふ、分かってるじゃない。こんな美女三人が付き合ってあげてるんだから、当然よね」



…やっぱりエレナにはお仕置きがいるかな。



そして、俺たちはミリさんに美味しかったとお礼を言って、当然のように俺がお金を払って店を出た。



結構量があって美味しかったのに、意外と安かったのは驚いた。





そして、その後服を何着か買ったり、服を選ばされたり、アクセサリー屋で三人分のネックレスを買わされたり、幾つか店を回っているといつの間にか結構時間が経っていた。



空ではもう夕日が沈み始めている。



「ねえ、三木。あんた今日泊まるところはどうするの?」



今日一番振り回してくれたエレナがそう聞いてくる。



そして、今の俺が持ってる荷物のほとんどがエレナのものと言っても過言ではなかったりする。



「俺は商会の宿舎に泊まることになるかなぁ。どこがいいとか分かんないし、無難かなと思って」



「ふーん…。じゃあ、うちの宿屋に来ない?タダじゃないけど、商会の宿舎よりはサービスいいわよ。ご飯もそれなりに美味しいと思うし」



「へー、エレナの家って宿屋なんだ。…そうだな、特にどこに泊まりたいってのはないからお世話になろうかな」



「決まりね。サラとリンは今日はどうするの?うちに泊まってく?」



エレナが二人に問いかける。



聞かれた二人は、お互いにちょっと顔を見合わせると頷いた。



「そうだな。今日はエレナのところに泊まろうか」



「そうですね。エレナさんのところのご飯もなかなか美味しいですし」



今日一日で、俺の中のサラさんのイメージが大分固まったと思う。



美味しいものに目がないんですね。



「じゃあ、行きましょうか。いやー、荷物もちがいると楽ね



」と軽やかに前を歩くエレナ。



確かにね、最初に荷物持とうか?って聞いたのは俺だよ?だけど、普通ここまで持たせるか?



重くはないけど、嵩張って歩きにくいんだ。



俺は道行く人に荷物が当たらないように注意しながら、エレナの後を付いていった。





そうして、しばらく歩いて到着した宿屋は、かなりの歴史を感じさせる建物だった。



少し騙された気分になった。俺がぽかーんと件の宿屋を見ていると、サラさんが苦笑しながら話しかけてきた。



「見た目は確かに古いですけど、中はそれなりに快適なんですよ?部屋の一つ一つに防音の魔法も掛けてありますし、いい木材を使っているのか多少の嵐でも倒壊したりしませんし。まぁ、エレナさんは早いとこ立て替えたいと思っているみたいですけど」



だから、護衛の仕事なんてしている訳ですし、と続けるサラさん。



なるほど、そういう背景があった訳か。金に執着している訳だ。納得。



「そこー、突っ立ってないで早く入ってきなさいよ。置いてくわよ?」



「!ああ、ごめんごめん。今行く」



後ろに付いてきていない俺たちを不審に思ったのか、エレナが戻ってきて声を掛けてきた。



呼びかけに答えると、俺たちは中に入っていくのであった。





レベル 7  経験値 499 次のレベルまで 51 


力           113.3

防御力        36.8

速さ          96.6

体力          70.2

運の良さ       21.2

賢さ          67.9

言語理解       26.5

直感          134.9

弓技能        9.2

剣技能        16

槍技能        103.8

短剣技能       28.4

魔法          64.8

肉体操作       32.4

気配察知       20.5


振り分け可能ポイント   17


装備 鉄の槍

    皮の鎧


ほんとはこの後に、18禁までいかないかもだけど、ちょっとやっちゃったwって文章書いてました(笑) 読まなくてもいい文章として、幕間であげようかな?w


ちょっと急展開過ぎる文章だから、どうかなーって思ったけど、一度やらかした方がこれから書きやすくなりそうなので、載せます(笑)


まぁ、どっちにしても来週以降になりそうですw では、また。

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