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十三話

うぅ、キャラが一定してない気がする…。一区切りついてから…そう、現実でも、小説の展開でも、一区切りついてから色々調整します(汗)




ドワーフの村を出て、もうすぐ夜になろうという頃、森の入り口付近で野営をすることになった。




本格的な野営は初めてだから、何をすればいいのか分からなくてあたふたしてますw





「は~い、三木。何もすることないなら、こっち手伝ってよ」




振り向くとエレナが笑顔で俺に手招きしていた。



馬車の中で喋っているうちに、素を出しすぎて見事弄られキャラになってしまったんだ。くそう。



こう尊敬を集める感じでいきたかったのに、Sの人には匂いが分かるんだろうな。すぐ看破されたぜ。



今じゃみんなからタメ口で話されてる。




「何をすればいいんだ? 正直集団で野営なんかしたことないから、俺は役に立たないけど」




「大丈夫大丈夫。干し肉とかだけだと味気ないから、何か獲物とってこようと思ってさ。私が索敵で見付けるから、三木が狩ってよ」




なるほど。それなら俺でも出来そうだね。




「了解。ちょっと槍取ってくるから待ってて」




俺は急いで槍を取りに馬車に向かうと、立てかけてあった槍を手に取りエレナの元へ急いだ。




「早速発見。ここをまっすぐ行ったところに、鹿の群れがいるわ。三木、よろしく」




しかし、ホントに便利だな。索敵。教えてくれないかな?




「じゃあ、行ってくるよ。2頭位あれば十分かな」




俺は地面を強く踏み込むと、森の奥に飛び込んでいった。




木にぶつからないようにスピードを抑え目にして走っていくと、確かにエレナの言う通りに鹿の群れがいた。



ちょうど開けた場所だったので、スピードを上げる。



この時点で鹿達は俺に気付いていたが、動き始める前に俺は近くにいた2頭の鹿の頭を刎ね飛ばした。




やっぱり速さは男の浪漫だよね。



初めてこの速さを手に入れた時は感動で思わず泣いてしまったけど。



逃げていく鹿達を背に、俺は2頭の鹿を引きずってエレナの元に戻っていった。





「わ、早かったのね。って、全部首ちょんぱだし…」




エレナは軽く引いているようだ。



突き刺すより、薙いだ方が動作が早いんだからしょうがないんだって。




「ま、いいけど…。じゃあ、行きましょうか」



頷きながら俺は、左手に2頭の鹿の足をまとめて持ってエレナの隣に並んだ。




「エレナ、索敵の魔法って、教えてくれたりする? すごい使い勝手良さそうだから、俺も覚えたいんだけど」



聞くのはただと思って聞いてみる。




「三木って魔法使えたの? でも、生憎ただじゃ教えるつもりはないわよ。飯の種だし」




「もちろんタダとは言わないって。それなりに払うつもりだからさ」




「ふ~ん、それならいいけど。金貨30枚で先払いだからね」



金貨30枚…1枚日本円に換算すると10万円位だったはず。



こいつガチな支払い要求してきやがったorz



手元にあるのは金貨28枚……何とかそれ以下に…!!




「そこを何とか!20枚位で何とかならない??ほら、友人価格でさ」




「駄目。30枚きっかり。あんまぐだぐだ言うと、金額あげるよ?」




エレナさん、その笑顔がこわいです。



その後、多少問答したのだが結局まけてもらえなかった。



俺、交渉とか向いてないのかな…。





野営場所に帰って腹いっぱい飯を食べた後くじに無事勝った俺は、見張りに就くこともなくぐっすり眠りについた。



一部俺を恨みがましく見てるやつもいたが、何も問題はない。



何しろ俺は勝者なのだからw





翌朝、起きてるか起きてないかの境の微妙なまどろみの中にあった俺は、誰かが俺を起こす声で起きた。




「やっと起きたか。武人ならすぐに反応しないと生き残れないぞ」



と目の前で赤い髪のお姉さんが不機嫌そうな顔を向けていた。



「おはよう、リン。俺、もしかして寝坊した?」




「いや、私が用があって起こしたのだ。それよりもお前、顔にペイントするのが趣味なのか? 正直似合わないから止めたほうがいいぞ」



俺の顔を見ながらそうコメントするリンさん。




「は?何のことだ?」



いきなり寝起きに何を言ってるんだろうこの人は。



顔にペイントって、俺は昨日すぐに寝たのに。




リンはついと銅を磨いて作った鏡を俺の前に出した。




「え、何これこわい」




そこにはインディアンみたいなペイントを施された俺の顔があった。



軽く拭ってみると、何かの血みたいだ。



「早く顔を洗って来い。ホントはこんなことに大事な水を使うのはもってのほか何だが、あまりにも見苦しい」



リンは追い払うような仕草をすると立ち上がった。




「顔を洗ったら、槍を持ってあの岩の所まで来い。軽く手合わせしよう」




あぁ、昼間に言ってたやつか。戦うのが好きなんだなぁと思いながら俺も立ち上がると、了解と答えた。



さて、じゃあ顔を洗ってこようかな。




レベル 6  経験値 443 次のレベルまで 7


力           97.3

防御力         28

速さ          83.6

体力          59.6

運の良さ        18.7

賢さ          58.6

言語理解        22.7

直感          112.9

弓技能         8.4

剣技能         14.6

槍技能         90.8

短剣技能        25.8

魔法          56.3

肉体操作        28.3


振り分け可能ポイント   15


装備 鉄の槍

   皮の鎧


逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だ逃げちゃ(ry

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