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みかんの思い出

掲載日:2025/12/31

私は、小学校に通う小学4年生の10才の山下美知留(やましたみちる)


「美知留、早く起きて歯を磨きなさい」


お母さんに怒られた。


私は歯を磨いた。


「お母さん、今日も仕事だからね」


私のお母さんは、美容師をしている。


お姉ちゃんも起きてきた。


「美知留、お姉ちゃんお昼に図書館に行くから、家の留守番お願いね」


お姉ちゃんに言われた。


お母さんは支度をして、家を出た。


私は、暇なので宿題をしながら、テレビを見て過ごした。


「美知留、昼ごはんどうするの?」


お姉ちゃんに声をかけられた。


「ハンバーグ」


お姉ちゃんは笑った。


「ハンバーグは、レストラン行かないと食べられないよ」


「じゃあ、ラーメン」


お姉ちゃんが、


「インスタントラーメンしかないけどいい?」


「やだ」


「ペヤングでいい」


お姉ちゃんがお湯を沸かして、ペヤングとおにぎりを出してくれた。


「いただきます」


「いただきます」


私とお姉ちゃんはペヤングとおにぎりを食べた。


「ごちそうさま、お姉ちゃんお昼に、図書館行ってくるね」


「わかった」


お姉ちゃんは家を出た。


ピンポーン。


「はーい」


私は、声を上げた。


「宅配便です」


宅配員の人が荷物を持っている。


「はい」


私は、声をかけた。


「こちらに、サインを願いします」


私はサインした。


大きな段ボールを受け取った。


宛名を見た。


田舎のおばあちゃんからの荷物だった。


「おばあちゃんから、なんの荷物だろ?」


私は、段ボールを開けた。


たくさんのみかんが入っていた。


みかんはきらきらと輝いて見えた。


みかんを見たらお母さんとお姉ちゃんの事を思い出した。


「そうだ、お母さんとお姉ちゃんにみかんを届けよう」


私はみかんを袋に入れて家を出た。


私は自転車で、お母さんの働いている美容院に向かった。


「いらしゃいませ」


お母さんの大きな声が聞こえた。


「美知留、どうしたの?」


「おばあちゃんから、みかんが届いたの」


「それで」


「お母さんに届けにきた」


「ありがとう、でもお母さん今忙しいからまた後でね」


「わかった」


私は、お母さんにみかんを渡した。


「ありがとう、お客さんにも渡すね」


「美知留、お姉ちゃんはどうするの?」


「渡しに行ってくる」


「頑張ってね」


お母さんと別れた。


「いらしゃいませ」


綺麗なお婆さんがお店に入ってきた。


「こんにちは」


「今日はどうなさいますか?」


「少し短くしてください」


「わかりました」


お母さんはお客さまを席に座らせ、髪を切り出した。


「今日はなぜ髪を切りに来たのですか?」


「今日は、結婚記念日なの」


「そうなですか?素敵な日ですね。」


「綺麗にしてね」


「わかりました」


「シャンプーお願いします」


「このお店素敵ね」


「そうですか?」


「そうよ、長いの?」


「旦那さんと私で始めたお店です」


「そうなの?」


「旦那さまは?」


「5年前に他界しました」


「悪いこと聞いちゃったね」


「そんなことありません」


お母さんは黙々とお客さまの髪を切った。


「こちらでいかがですか?」


「大丈夫」


「ありがとうございます」


「綺麗にしてもらってありがとう」


お婆さんは席から立ち上がった。


会計の際、


「お客さま、よかったらみかんいかがですか?」


「なんのみかんなの?」


「実家から送ってきたみかんです」


「綺麗にしてもらって、みかんまでありがとう」


「ありがとうございます」


お母さんはおばあさんに頭を下げた。


私はお姉ちゃんのいる図書館へ自転車をこいだ。


私は、図書館の自転車置き場に自転車を置いた。


「お姉ちゃん」


私はお姉ちゃんを呼び止めた。


「美知留?どうしたの?」


「おばあちゃんからみかんが届いたから届けにきた」


お姉ちゃんは笑った。


「ありがとう」


私はお姉ちゃんにみかんを渡した。


「お姉ちゃん、一緒に帰ろう?」


「まだ、読みたい本あるから先帰って」


「わかった」


お姉ちゃんは図書館に戻った。


お姉ちゃんの名前は、山下里奈(やましたりな)


高校3年生の18才。


部活はバトミントン部。


里奈は読みたい本を2、3冊読んで、図書館を出た。


道を通りかかった瞬間。


突然、猫が道に飛び出した。


「危ない」


キー。


猫を避けたバイクが、車道に倒れ込んだ。


「いて〜え」


私は驚いた。


「大丈夫ですか?」


男の人が道に倒れている。


男の人が、ヘルメットを取った。


「田中先輩ですか?」


「里奈ちゃん?」


バイクで事故ったのは、高校の先輩の田中誠二(たなかせいじ)先輩だった。


先輩はバイクを路肩に置いた。


「先輩大丈夫ですか?」


「膝すり減ったけど、大丈夫」


「先輩みかん好きですか?」


「うん」


「これあげます」


私は田中先輩にみかんをあげた。


「先輩さようなら」


「里奈ちゃん、今日時間ある?」


「何ですか?」


「みかんのお礼に、海でも見に行かない?」


「わかりました」


「俺、家近いからヘルメット取ってくる」


「わかりました」


私は15分ほど待った。


「ごめんね。待った?」


「大丈夫ですよ」


僕は里奈ちゃんをバイクの後ろに乗せた。


「大丈夫?」


「大丈夫ですよ」


バイクは走り出した。


「先輩、今何してるんですか?」


「大学行ってる」


「なに習ってるんですか?」


「数学の教師の勉強」


「教師になるんですか?」


「うん」


「カッコいいですね」


「そうかな〜」


僕はバイクをとばした。


バイクは海に着いた。


僕はバイクを路肩に止めた。


「綺麗ですね」


「うん」


地平線に夕陽が沈みそうな景色だった。


波が輝いて見えた。


2人は海を見た。


「先輩もう帰ります?」


「そうだね」


2人はバイクに乗り、家に向かった。


「先輩今日はありがとうございました」


「うん、みかんありがとう」


僕は、里奈ちゃんを家まで送った。


「ただいま」


「おかえりなさい」


「お姉ちゃんいい事あったの?」


「ちょっとね」


お母さんも帰って来た。


「ただいま」


「おかえりなさい」


「美知留、今日ありがとね」


「なに?」


「みかん、お客さんに好評だったよ」


「やったー」


お姉ちゃんが、


「みんなで、みかん食べようよ」


「わかった」


おばあちゃんありがとう。


私はみかんをいっぱい食べた。

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