創建 4000万年 電気文明以外の文明
ヘンテコリン「電気文明は、なんと、もろい文明だろう。崩壊は一瞬だった。」
ジョー「他の文明はないんですか?」
ヘンテコリン「電気文明なんて、たった200年だ。人類、数億年の歴史から、すれば、ほんの一瞬の文明だ。本当の文明は、そんな脆弱であるはすがない。」
ジョー「電気の無い文明なんて、文明とよべないんじゃないでしょうか。通信も,記録も、なにもできない。」
ヘンテコリン「お前は、超古代文明をしらない。人間の本当の力をしらない。」
ジョー「人間の本当の力。なんです、それ?」
ヘンテコリン「そうだなあ。電気文明で、できることは、人間がなせることである。通信も、記録も、そして、パワーも、人間の中にある。」
ジョー「人間は、そんなにすごいんですか?」
ヘンテコリン「すごいぞ、すごいぞ。」
ジョー「そんなにすごいなら、なんで、こんな生き方はしかできないんです?」
ヘンテコリン「なにも、よくわからない子供が、ダンプカーを運転したら、大事故を起こすだろう。町を壊してしまうし、人を押しつぶしてしまうだろう。もしくは、ジェット戦闘機だったら、訳のわからない内に、大破しているだろう。きちんと、操縦できるまで、ダンプカーやジェット戦闘機の運転は認められないのは、あたりまえだろう。」
ジョー「じゃあ、今の人類は、運転免許を取る練習中ってわけか?」
ヘンテコリン「そうだ。」
ジョー「でも、どうやれば、免許皆伝になるんです。」
ヘンテコリン「人間には、こころというのがあるだろう。このこころはきまぐれで、ちょっと気がそわないことがあると、怒りだし、ちょっとした、失敗で、落ち込み、有頂天になる。まるで、ランダムに飛ぶ、ジェット戦闘機にように、あっちへいったり、こっちに来たりじゃないか。どうして、それを制御できないのか?」
ジョー「だって、こころのうごきは、素早いんで、とても、捕まえることができないんですよ。」
ヘンテコリン「それを、捕まえて、制御できないようじゃ、本当の文明などにたどり着けないな。せいぜい、電気文明で遊ぶのが精一杯だな。あぶなかっしいだろう。だから、のろまな肉体に閉じ込められているのだ。こころより、はやく、こころを捕まえて、制御できれば、どんなことでも、思いのままだ。電気や光よりも、はやく、どんな力も、自由に制御できるようになる。電気やガソリンなど、必要としなくとも、なんでもできるようになる。」
ジョー「でも、そうならないのは、どうしてですか?」
ヘンテコリン「まあ。心を磨くのは、難しいのだ。簡単じゃない。ジェット戦闘機が本来の速度でとんでいたら、制御できないから、ジェット戦闘機の速度を1000分の1,10000分の1にすれば、まあ、なんとか、なるかもしれないという感じだな。こころの速度を早く対応できるようにするしかないが、それを、どのように早くするか、どうしたらいいのだろうか。フー。って、ところだな。」
ヘンテコリン「明日から、すこし、長旅に出るぞ。」
ジョー「どうして?」
ヘンテコリン「もう、この辺は、拾い尽くした。違う物を拾いにいくぞ。」
ジョー「なんで、そんなものを拾いに行かなくちゃならないんです。しかも、長旅で。」
ヘンテコリン「なぜかというと、呼ばれているんだ。」
ジョー「呼ばれている?誰が?誰に?」
ヘンテコリン「わしが、呼ばれている。誰に、と言われれば、これから拾い行くものだ。」
ジョー「それって、価値あるんですか?」
ヘンテコリン「世が世なら、国宝じゃあ。天下一品だあ。」
ジョー「ほんとうですか?ただの石だったりしません?僕たち、大金持ちになれます?」
へんてこりん「世が世がなればね。」