14話
「うう…気分が…」
「アンタ大丈夫?よく宮殿まで来れたわね…馬車の時は酔わなかったの?」
「馬車の時はまだ慣れてたからいいんですけど…なんか…こう…この魔導力車でしたっけ…?この中だと独特で…慣れてないせいか酔っちゃって…」
あれから数十分くらいかけて私とレイの二人はソフィア殿下の会社であるカルシファーへと到着した。けど私はこの魔導力車の乗り心地に慣れてないせいか乗り物酔いにやられてしまっていた。うっ…あの感覚を思い出しただけでまた気分が…
「レイは大丈夫なの…?」
「平気ですね。私の方はむしろ乗り慣れてましたし」
うわ…ピンピンしてる…
「お母様が酔い止めの魔法をかけてくれたのに…」
「いやこれ以上お手を煩わせてしまうのもアレかと思うので…あの時はお断りさせてもらいましたけど…してもらった方が良かったかもですね…あはは…」
「………まぁ吐かれても困りましたけど」
うぐっ…ぐうの音も出ない…
「ソフィア殿下、車の乗り心地に関してですが、やはり乗り慣れてる私の意見からすれば、確かに酔いやすい感覚はありましたよ」
「ほう…それは?」
「この都市に来てからはそうではありませんでしたけど、道中の交通が整備されてない影響もあってかなり揺れやすい状況でした。それで三半規管が刺激されてエルシアさんは酔ったのかと」
「ふむ…交通整備か…確かに都市の交通整備は行ったが…なるほど…都市外で試験的に使用を行ったが、そういう弊害もあるか」
「後は芳香剤とかでも置けば気分的にも楽になるかと」
「検討しよう。今後の役に立ちそうだ。感謝しますよ。他に何か意見があれば頼みますよ」
「こちらもお役に立てるなら幾らでも」
レイとソフィア殿下は魔導力車についてのトークで盛り上がっていた。
と、そこへカルシファーの大きな建物から誰かが現れた。セラさんと同じ赤い髪の毛の女性だ。
「おかえりなさいお母さん、セラ、シキ。会談はどうだったの?」
「とりあえずは我々の管轄で預かる、と言った所でしょうか。無駄に時を浪費してしまえば帝国に管轄が渡ってしまう辺り、時間は限られてる状況です」
「で、そこの二人は…」
「会談の主役のレイ・エルピスとその御目付け役の騎士エルシア・ラグレイです」
「ようこそルファ…もといお母さんの会社カルシファーへ。私はお母さんの娘のアスカ。アスカ・イルミティだ。よろしく」
「あ、はい。よろしくお願いします」
「どうも。これからしばらくの間お世話になりますね」
私達二人はソフィア殿下の娘さん…多分だけど見た目から察してセラさんのお姉さんであろうアスカさんと握手をした。
「ほんじゃあ俺はこいつを車庫に置いてくるわ」
「ああ。では私は自分の仕事場へ戻ります。ひとまず二人を客室へ。荷物に関しては明日こちらに届くよう手配する。故、今日は設備のもので我慢してくれ」
「いえいえ用意してくれるだけでも…ありがとうございます」
「アスカ、二人を」
「わかった。それじゃあ二人共、私に着いてきてくれ」
「お母様、アタシは?」
「今日は宮殿巡りで疲れたでしょう?今日はもう休みなさい」
「…分かった。今日はゆっくりしとく…とりあえずお姉様に着いてってコイツらの見送りだけでもしとくわ」
「いいでしょう。では私は…」
そう言ってソフィア殿下は建物の中へ入っていった。
「うっ…」
ちょっとぶり返してきたかも…
「おいおい…大丈夫か?」
「大丈夫ですかエルシアさん?」
「ちょっと落ち着けるとこにいたら治まるので…」
「なら早いとこ行きましょ。アタシも自分とこに戻んなきゃだし」
「うう…すみません…」
私はレイに介抱されながらアスカさんとセラさんの二人に着いて行ったのだった。
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ツキノメ帝国
城内のシャワールームで…
「はぁ…はぁ…んん…///」
「ふふ…///なんて可愛らしい声…世界最強の剣豪も私のコレクションになれば…愛いものですね…///」
「うふふ…光栄です…お姉様…///」
ああ…最高だ…。お姉様の瞳、髪、肌の一つ一つ全てが美しい…やはりツキノメ帝国に寝返ってよかった…こんな幸福な時間が手に入るなんて…ソフィア殿下を裏切って正解だ…こんな至高の存在が他にいるだろうか?いるはずがない…。
「ふふ…お姉様…もっと…もっと私を気持ち良く…させて下さい…///」
「うふふ…なんて可愛らしい事…いいでしょう。さぁ…私の胸へ…」
私は言われるがままにお姉様の豊満な胸へ顔を埋めた。
「うん…///はぁ…///」
極上の瞬間だ…///なんて最高の一時だろうか…
と、そこへ…
「お姉様…」
もう一人の最強、セリスがシャワールームに顔を出てきた。
「おやセリス。貴女も来ましたか」
「お姉様…あたしも…混ぜて欲しい…アオイだけなんて…ズルい…」
「ふふ…いいでしょう…今日は特別に二人一緒に楽しみましょう…///」
ふふ…セリスも護衛が大変だっただろうからな。今日は一緒に楽しもうじゃないか。
私達二人はお姉様の激しい愛撫を味わった。胸を激しく揉み、激しい口付けをし、私達の何もかもをお姉様色に染め上げてくれた。こんな幸せを享受出来ない二領土は哀れなものだ。
「ふふ…二人とも私のコレクションに堕ちてくれて本当に助かってますよ…」
「ええ…お姉様のお陰であたし目が覚めました…///」
「例えこの感情がお姉様によって植え付けられた偽りの感情でも…こんな幸せを感じられるなら…あんな都市…平気で捨てれます…///」
「うふふ…それでこそ私のコレクション。貴女達は永遠に私のもの…アオイ、例の作戦、見事に進めてくれましたね。感謝してますよ」
「あの程度造作もない事ですお姉様。反帝国勢力を『私が操られている振りをしている』と戯言を聞いただけでああして馬鹿みたいに動いてくれました…単純な連中でした」
しかしお姉様に歯向かうなど…愚の骨頂だ…殺して清々した。
「これで我々の計劃も上手く進めそうですね。あとはイレギュラーであるレイ・エルピスの確保。彼女も早く貴女達と同じコレクションに加えてみたい…」
「あたし達と…うふふ…それは光栄な事だわ…///」
コレクションが増えればお姉様は喜ぶ。お姉様の喜びは私達の至上の喜び…レイ・エルピスとやらも何としても加えなければ…
「では…今日はこのまま共に私のベッドで寝ましょう。それがお望みでしょう…?」
私とセリスは互いを見つめた。当然同じ意見だ。
「「はい…!///喜んで…!!///」」
こうして私達二人はお姉様と共に裸で一夜を過ごしたのだった。
明日からもお姉様の為に働かないとな…




