登場人物とちょっとした設定
◇◆人物紹介◆◇
■マナ・ファラウ(ぴんくちゃん)14歳
主人公。ピンクの髪にピンクの目。辺境小惑星籍。自称凄腕の『だめ』医者。高度なメディカルテクニックの能力を持ちながら、性格が全く軍向きで無かった為に辺境の民間医者とされた。
マザーコンピュータのお告げにより、リーヴァン少佐のチームメンバとして選出され、便宜上上等兵となる。
■レナ・リーヴァン(レッド)
赤髪赤目。銀河帝国屈指のネットランナー。階級は少佐。標的のプログラムを完膚なきまでに破壊する能力を持つ。
無感情、無表情になりがちなネットランナーの中でも、最低限の会話と全く変わらない表情と態度から、周囲の者達に『ドール(お人形さん)』と揶揄されている。
■ラウル・ルーディス(グリーン)
緑髪緑目。チームのメカニック。階級は中尉。大きな物は宇宙船から、小さな物はナノマシンまで何でも引き受ける。
お坊ちゃん育ちで温厚だが、面倒ごとを笑顔のみでやり過ごすタイプ。自身の設計した宇宙船シュレディンガーを筆頭に機械全般をこよなく愛している。
■ジン・グランド(ブルー)
青髪青目。凄腕のコマンダー。階級は軍曹。レナの護衛を担当している。
身体の七二%を機械化しており、帝国法上は『ぎりぎり』人間。目つきと口が悪い。上官に対しては礼を尽くすが、マナに対しては全てが荒い。
■アイディス中佐
帝国軍所属。
任務に忠実で冷徹。エナを敬愛している。
■エナ・リーヴァン
赤髪赤目。階級は将軍。赤将軍の異名を持ち、『エスト』の呼び名で賞賛される銀河帝国最高のネットランナー。情報省最高実践能力者であり、エスト遺伝子精査プロジェクトの責任者。
(エストはラテン語で『ある』の意。帝国軍で突き抜けた能力を持つ存在の称号)
◇◆設定と用語◆◇
◆TRPG『Cyberpunk 2.0.2.0.』(米国出版社R.Talsorian Games1990年。邦訳版1993年ホビージャパン出版)のサイバーパンクSF設定を一部参考としています。
◆ネットランナー;コンピュータに自分の脳を直接接続出来る能力者。
◆サイバネティック;人工頭脳学。SFでは学問の成果によって作られた技術・装置を指す事が多い。機械と人間の融合物を意味するサイボーグもその中から生まれた。
◆メカニック;機械工学のプロ。ただ図面を見て直せる程度から、設計製図から複雑なプログラム作成まで出来る高レベルまで。
◆コマンダー;戦闘のプロ。その為、体に欠損箇所を持つものが多い。欠損した体は人工のサイバーボディパーツによって補えるが、軍や職場でコスト効果を天秤に掛けられ不要とされた場合、切り捨てられ降格や閑職にまわされたり失職する。
◆メディカルテクニック;医療技術の専門家能力。
☆この作品は別名義で掲載したものの内容に適宜追加削除を行ったものとなります。話に大きな変更はありませんが、言い回しの変更、説明や言葉の追加と削除、サブタイトルの変更等を行なっています。