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説明回です。

「そうすると、みゆちゃんの家も関係ないんだったら、何が原因なの?」


僕は瑠唯に原因を聞く。


「それは私のせいだと思います。私の家である榊家は四旧家の中で力が強いことから荒事を担当しています。」


「荒事?」


「はい。この土地にやってきた能力者の調査やこの土地に仇なすものの始末です。」


僕は夜に瑠唯と出会ったときのことを思い出す。


「ああそう言えば、以前、みゆちゃんを送っていった帰りに会ったとき、確か手に刀を持っていたような……。」


「はい、あのときも仕事の帰りだったと思います。って、先輩、やっぱり手に持っていたものが何か分かってたんですね。」


瑠唯は上目遣いに睨んでくる。

ただ、睨み付けてくる顔はあのときのように無表情ではないため、どちらかというと可愛らしさの方が強かったが。


(瑠唯もやるようになったわね。)


うんうんと頷く相棒のどうでもいい話を聞き流しながら、瑠唯の話の続きを聞く。


「はぁ。続けますけど、私は一族の中でも力が強い方なので色々な仕事を受けています。なので、通常であれば、先輩と一緒にバイトするような許可が家からは出ません。」


「どうして?」


「バイトをすればその時間だけ仕事を受ける時間が減るからです。魅幽にはどうしてそのような許可が出たのか怪しんでいるんだと思います。」


「でも、みゆちゃんの家の当主?は知っているんだったら、みゆちゃんも知っているんじゃないの?」


「それはないです、先輩。」


「え?」


瑠唯は自信を持って言い切った。

僕は驚く。


「先輩に関する詳細な情報は、四旧家の当主の話し合いで秘密にすることになっています。」


僕のことが秘密になっていると聞いて驚いた。

瑠唯は話を続ける。


「魅幽はあれでも当主候補なのである程度の情報は知ることができるんです。それなのに先輩の情報は分からず、私の時間を割くことが許されるほどの事態にも関わらず。」


「だから先輩の素性を怪しんでいるんです。」と彼女は続けた。


「でもそれぐらいで怪しむかな?昨日はちょっと怪しんでいるといった感じではなかったけど……。」


「当主候補である魅幽にとっては情報は重要なんです。知らなかったために、競争相手である他の候補にいつのまにか狙われていたといったこともありますので。……まあ。本人は当主になりたいわけではないんですけどね。」


「みゆちゃんは当主になりたいわけではないんだ……。」


「はい。コンビニでバイトしているのも彼女なりの両親に対する意趣返しなんですよ。」

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