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一 第9話後【愀視点】

書いていた所がガッツリ消えたりして遅れました。はい…若干まだ頭痛かったりしますが頑張ります…

タイトル等諸々少し弄りました。

「「「「漸!」」」」

「勇者様!」


「うわぁぁぁぁぁっっ!?」


急いで落とし穴に駆け寄る。しかし、落とし穴がどんどん閉じていってしまう。落とし穴の端まで着いた時に既に漸はかなり落ちてしまっている。


(間に合わない!)


穴が閉じきる前に覗き込めたが、既に漸はかなり落ちていて、助けられそうにない。


「俺が警戒しなかったから…漸が…」

「僕が水結晶を見付けたから…」

「俺もこれ迄に罠無かったから…楽観的過ぎたよ…」

「だから罠だと思うって言ったんだよ…」

「すまん…直樹。」

「……取り敢えず戻りましょう勇者様方」


(ロイさんは冷静だな。嫌、漸とさっき会ったばかりだから約30人の内1人が居なくなったくらいの認識なのか…)


愀はそう考えたが、この世界の騎士は魔物と戦う事が多い為、常に死が傍にあるのだ。

その為、死に対して感情が薄い。まぁ実際、勇者の1人が死んで戦力ダウンしちゃったなぁくらいの認識なのでそこまで間違ってはないのだが。





***********************





その後すぐに城に戻り、騎士のロイさんは王様に報告に行った。漸のチームメンバーは僕含め全員落ち込んでいる。そりゃあそうだろう、友人が死んだかもしれないのだから。僕らが城に戻って約30分程でクラスメイトが全員帰って来た。


「もう知っている方も居るかもしれないが…勇者様方の1人漸様がダンジョンのトラップに引っかかりダンジョンの奥深くに落ちた。生存は絶望的らしい…。兎も角、勇者様方はダンジョン探索で疲れているだろう、部屋に戻りゆっくりと休んでくだされ。」


その報告を聞いて、悲しんだのは僕らチームメンバー含め約半数だった。


「ひらめ…自分を責めるのはわかるけど…取り敢えず、部屋に戻って休もう?」

「……あ、あぁ…そう…だ、な…。」






「はぁ…」

何事も無く部屋に戻って来てそのままベットにダイブした。ダイブした瞬間、疲れがどっと襲いかかって来て、とても気だるくなり、動くのも億劫だ。


「勇者様、1日お疲れ様でした。お飲み物をお持ちしましょうか?」

「あー、じゃあお願いします。ローゼさん」


(はぁ…漸…生きてるかなぁ…)


愀は生きてる可能性の方が低いのは分かっていたが、実際に死体を見たわけでもない為、まだ実感がなかった。


「勇者様、どうぞ。熱いのでお気を付けください」

「あ、ありがとうございます」

ぼーっとしながら茶色のコップを受け取り、そのまま口を付けた。

「熱っ!」

「勇者様、大丈夫ですか?」

「あ、あぁすみません…ぼーっとしていたもので。」

「お疲れなのでしたらお休みになられたら如何でしょう?」

「そうですね…寝る事にします。」

「はい。何かあればお呼び下さい」


と言い、部屋を出て行った。


(…現実…なんだよな…ゲームみたいに死んだら生き返らないし、アニメ見たいなご都合主義もない。この世界で僕、生きて行けるのかな…)



翌朝、ローゼさんが起こしに来る前に起きた。いつの間にか寝ていた様だ。

直ぐに身支度を整えて朝食を食べに食堂に行くと、クラスメイトはまだ余り集まっていなかった。

「今日の朝食は何かな、と…焼肉か。朝から来るやつ…」

「あ、愀…おはよう」

「あ、ひらめおはよう。早いけど…やっぱ元気ないね…」

「まぁ…な。」

「まぁ…気にしても…出来る事ないし…取り敢えず授業とか頑張ろう?な?」

「そうだな…。」


20分くらい経ってクラスメイトが漸を除いて全員集まると、国王のハンスさんが口を開いた。


「勇者様方、昨日、勇者様の1人である漸様がダンジョンで行方不明になったので、今日の訓練はお休みです。昼食までご自由にお過ごし下さい。それと、漸様と同じパーティーだった勇者様は後程会議室までお越し下さい。」

「やった、今日の訓練休みだってよ」

「漸に感謝だな!」

「そうだな!早く食べおわろっと」

「漸と同じパーティーじゃなくて良かったわ。同じだった奴ら可哀想」

ハンスさんの話が終わった途端、それぞれで話しているのが聞こえる。

「会議室、か。」



「愀です。入ります」

会議室の扉をノックして入る。


「ふむ…全員集まったな。わざわざ来て頂きありがとうございます。」


部屋に入ると国王、第一王女、ロイさん、クロードさん、パーティーメンバーが居た。


「では勇者様方…漸様が落ちた経緯に付いて詳しくお伝え下さい。」

「はい…漸は…漸は俺が罠に引っかかった時に庇って落ちたんです!俺が考え無しに水結晶に近付いて触ったから…」

王女様が経緯を聞き、ひらめが答えた。


「水結晶?それは何階層でしょうか?」

「10階だったと思います」

「10階層に水結晶があるなんて聞いたことがありません…」

何階か聞かれた為答えたが王女様は聞いたことが無いという…天然のトラップじゃなさそうだ、と愀が考えていると僕らからの聞き取りが終わり、後はロイさんに聞くので自由時間でいいと言われた。促され部屋を出ていく。


「自主練…しようかな。」


準備して訓練所に行くと、パーティーメンバー全員が居た。


「愀も自主練?」

「うん…ここはゲームじゃないからね。強くなっておいて損はないかなって。」

「そうだな…」


(漸がまだ生きててダンジョンの奥深くに居るなら強くなって助けに行かないと…ね。)

初別視点、どうだったでしょうか?

後、投稿頻度もっと遅くていいから1話1話長くした方がいいですかね?それとも今のままがいいですかね?それとも、もっと短くていいから投稿頻度上げたほうがいいですかね?教えていただけると嬉しいです…。

今週はあと2本…ダンジョンマスターになれるかなぁ…

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