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テスト

作者: 瓜
掲載日:2017/10/28

深夜テンションで書いた時そのままの臨場感でお送り致します。

テスト最終日。

課題などによる、連日の徹夜。


生暖かい泥のような眠気が、何度も押し寄せてくる。

増水した川の濁った水が、脳を浸してゆくイメージ。


セーラー服のツルツルした裏地はやや暖かいが、体の芯が厭に冷たく、身震いする。

一方シャープペンシルを持つ手には力が篭り、汗をかいてか若干べたつく。


瞳越しの文字列をぼんやりと眺めながら、同時に、可能な限りの速度で情報を処理していく。

情報処理は、ほぼ無意識下で行われた。

問題を解くには余りにも寝不足だったため、自分の意思とはまた別のシステム(敢えて言葉にするならば)が働いたのかもしれない。

眠くて仕方ない意思の方は、時計を見たり、教室の窓の外を見たり、やたらと落ち着きがない。


ああ、苦しい。辛い。

目蓋がどうしようもなく重い。

何でこんな事しなきゃいけないんだ。

そんな思考ばかりが、浮遊する意識と共にある。


シャープペンシルだか、私の手だかが、ギシギシと軋む。

意思とは裏腹に、書く手は止まらない。

細かな炭素の粉を散らし、紙上を不恰好な文字が踊る。

力み過ぎた指先が痛く、文字はどんどん汚くなってゆく。


それでも確実に、解答用紙の隙間は埋まっていった。

やがて全ての解答欄を文字で埋め終える。軽く見直し、息をつく。


暫く経ってチャイムが鳴り…

そして、机に倒れ込んだ。

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