テスト
深夜テンションで書いた時そのままの臨場感でお送り致します。
テスト最終日。
課題などによる、連日の徹夜。
生暖かい泥のような眠気が、何度も押し寄せてくる。
増水した川の濁った水が、脳を浸してゆくイメージ。
セーラー服のツルツルした裏地はやや暖かいが、体の芯が厭に冷たく、身震いする。
一方シャープペンシルを持つ手には力が篭り、汗をかいてか若干べたつく。
瞳越しの文字列をぼんやりと眺めながら、同時に、可能な限りの速度で情報を処理していく。
情報処理は、ほぼ無意識下で行われた。
問題を解くには余りにも寝不足だったため、自分の意思とはまた別のシステム(敢えて言葉にするならば)が働いたのかもしれない。
眠くて仕方ない意思の方は、時計を見たり、教室の窓の外を見たり、やたらと落ち着きがない。
ああ、苦しい。辛い。
目蓋がどうしようもなく重い。
何でこんな事しなきゃいけないんだ。
そんな思考ばかりが、浮遊する意識と共にある。
シャープペンシルだか、私の手だかが、ギシギシと軋む。
意思とは裏腹に、書く手は止まらない。
細かな炭素の粉を散らし、紙上を不恰好な文字が踊る。
力み過ぎた指先が痛く、文字はどんどん汚くなってゆく。
それでも確実に、解答用紙の隙間は埋まっていった。
やがて全ての解答欄を文字で埋め終える。軽く見直し、息をつく。
暫く経ってチャイムが鳴り…
そして、机に倒れ込んだ。




