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交番のお客さん

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交番をのぞいたら、お父さんは冬じたくでいそがしそうに

していた。


「こんにちは。」

外では交番のおまわりさんはぼくのお父さんだと言うのは

ないしょになっているから、しかたない。


「おかえりなさい。何かあったのかい?」

お父さんもにこにこしながら、よそ行きの顔と声でぼくに話しかけた。


「あ、今日で学校が終わったから、なんとなく。」

交番の中にはほとんど入ったことがないから、めずらしくて

キョロキョロしていた。雪よけのおおいのためのささを

うちのまわりから最近少しずつもってきてたんだ。


「なにかお手伝いしましょうか?」

やることもなかったし、なんとなく言ってみた。

お父さんのお手伝いなら、よろこんでできる。


「ありがとう。大丈夫だよ。学校が明日からお休みだから、

ここももうじきおしまいだよ。いま、その準備をしているんだ。

おうちでもお母さんのお手伝いしてあげてね。」

おまわりさんはにっこり笑ってぼくに言った。


「こんにちは。先客ですか?」

小さなお客さんが交番に入ってきた。

「いや、大丈夫です。ごぶさたしました。」

お父さんは片付けをしていた手を止めて、お客さんに近寄った。

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