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帰宅

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お父さんは、交番のふゆじたくが終わって、山の見回りが落ち着いてから、冬休みになった。

春まで、熊のおまわりさんではなく、パンダの、ぼくだけのお父さんにもどる。


いつもの冬休みよりも、今年の冬休みはまちどおしかった。

ぼくが知りたいことがいっぱできて、お父さんに聞きたい事がいっぱいだったから。


「おかえりなさい。お父さん。」

いつもなら毎日帰って来るお父さんも、冬休みの前は忙しくて帰ってこれなくなる。この前、交番でお話し聞いたあと、はじめてぼくはお父さんの顔をみた。


「リスのおじいさんと話していたこと、くわしく聞いてもいい?」

ぼくはお父さんが帰って来たら、真っ先に聞こうと決めていた。


「ただいま。いいけど、ちょっとだけまっててくれないか。みじたくをなおして、なんか食べさせておくれ。」

お父さんはやさしくわらって言ってくれた。

「お母さん、川に行ってくるよ。さいきん山には雨がふってなかったし、みんな冬眠してしまったから。」

そう言って、お父さんは家を出て行った。

ぼくは、まちきれない気持ちがいっぱいで、つい、言ってしまった。



「いっしょにいってもいい?」

お父さんはうれしそうににっこりわらってうなづいた。

先に家を出たお父さんをぼくはいっしょうけんめいおいかけて、みうしなわないようにするのがせいいっぱいだった。

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