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しるし(詩集)

現実(いま)

作者: ごり

ヤニくさい黄色い箱で


くたくたと笑っている


足が痙攣するんだ


へたりこんだ底は


蛆虫の慰め


そのままじんわり眠りにつけば


頭が割れて綺麗な蝶が産まれるんだ





腐敗している精子の入れ物


頬張りながら舌を絡める


指の臭いが消えないんだ


こびり付いた汚濁は


浮遊しているあいつら


完璧に腐りたい蕩けたい


骨の髄も素敵に浄化されるんだ





干からびた軆はまだ存在するのか


血管がひくひく動いてる


まだ腐らないんだ


蛆虫に笑いかける


血の道を引き千切るんだ


澱んだ黒い血が這いずり回る


気分がいい 極上のひと時かもしれない





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― 新着の感想 ―
[一言] マリファナからの幻覚なのでしょう。 作品としてはとても考えさせられる良いものと思います。 ことばも吟味されていて、良いと思います。 (上から目線の感じでごめんなさいね)
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