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がんばれ、ダッ君!(その2)

*このお話は、HP拍手小話から移動しました。

陛下の執務室に、俺はいた。

深夜といっていい時間だが、人間と違ってタフな竜族は睡眠時間が短くてもいいので、朝方まで仕事や会議をするのは城勤めの俺達には珍しいことじゃない。

まぁ、今夜は会議ってよりも雑談か?


「ダルフェ、おちびが赤の大陸に行ったらどこに観光に連れてってやるんだ? こっちじゃ結果的に帝都に閉じ込めちまったから、変わりに楽しませてやってくれ」

「はい、了解っす陛下」


机にちょこんと座り、短い足をぷらぷらさせながら言う陛下に俺は同意をこめて頷いた。

観光か……景勝地を見て回るのもいいが、母さん所有の南の島に数日滞在するのもいいかもしれないなぁ……。


「あ、そうだ! 僕、赤の陛下に贈り物をしたいんだけど、何がいいと思う?」


ああ、舅殿もいたんだっけな。

舅殿は銀の髪をさらりとはらい、爽やかな笑みを浮かべた。

その爽やかな笑顔が、俺には胡散臭いったらない。


「そうっすね、菓子折りで充分……っ!?」

「あ? んなモンでいいわけねぇだろうが、この糞餓鬼がっ」


さりげに俺の左足を踏みつけつつ、小声で吐き捨てるように言う舅殿……。

あ。

第五中足骨から第二中足骨まで砕けちまったなぁ。


「婿殿、今度一緒に買い物に行こうね♪」


深まった笑みと同時に。

第一中足骨も……。


「ふふっ……婿殿と2人っきりでお買い物なんて、僕はとっても嬉しいな☆」

「……ふ、2人っきり?(しかも☆てなに!?こえぇ~)」


がんばれダッ君!

まけるな、ダッ君!



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